ローソン石
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| ローソン石 | |
|---|---|
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カリフォルニアの模式地で産出した雲母片岩中のローソン石 (サイズ: 6.1 x 3.2 x 2.5 cm) | |
| 分類 | ソロケイ酸塩鉱物 |
| シュツルンツ分類 | 9.BE.05 |
| 化学式 | CaAl2Si2O7(OH)2·H2O |
| 結晶系 | 直方晶系 |
| 対称 | Cmcm |
| 単位格子 |
a = 5.847, b = 8.79 c = 13.128 [Å]; Z = 4 |
| 晶癖 | 一般的に角柱状、卓状であり、顆粒状、塊状のこともある |
| 双晶 | Common on {101} lamellar |
| へき開 | {100}と{010}に完全、{101}に不完全なへき開 |
| 粘靱性 | 脆性 |
| モース硬度 | 7.5 |
| 光沢 | ガラス光沢、脂肪光沢 |
| 色 | 無色、白色、淡青色、グレーがかった青色 |
| 条痕 | 白色 |
| 透明度 | 半透明 |
| 比重 | 3.05 - 3.12 |
| 光学性 | 二軸性 (+) |
| 屈折率 | nα = 1.665 nβ = 1.672 - 1.676 nγ = 1.684 - 1.686 |
| 複屈折 | δ = 0.019 - 0.021 |
| 多色性 | 弱い; X = 青色、淡い黄褐色; Y = 深い青緑色、黄緑色; Z = 無色、黄色 |
| 光軸角 2V | 測定値: 84° - 85° |
| 分散 | Strong, r > v |
| 文献 | [1][2][3] |
| プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
ローソン石(ローソンせき、英: Lawsonite)は、化学式CaAl2Si2O7(OH)2·H2Oで表されるカルシウムとアルミニウムを含む含水ソロケイ酸塩鉱物である。直方晶系で角柱状や平板状の晶癖を持つ。双晶が見られることが多い。透明から半透明の無色、白色、青灰色、またはピンクがかった灰色の結晶で、ガラス光沢または脂肪光沢がある。屈折率はnα=1.665, nβ=1.672 - 1.676, nγ=1.684 - 1.686である。薄片にしたときの色は典型的にはほぼ無色だが、無色から淡黄色、淡青色の多色性をもつものもある。モース硬度は8、比重は3.09である。2方向に完全なへき開を持ち、脆性破壊する。
ローソン石は青色片岩相の典型的な変成鉱物で、変質した斑れい岩や閃緑岩中の二次鉱物としても生成する。緑簾石、チタン石、藍閃石、柘榴石、石英と共に産する。稀にエクロジャイト中にも見られる。
ローソン石は1895年アメリカのカリフォルニア州マリン郡のティブロン半島で発見、報告された。ローソン石という名称はカリフォルニア大学の地質学者アンドリュー・ローソンにちなみ、ローソンの教え子の大学院生Charles PalacheとFrederick Leslie Ransomeにより命名された[4]。
ローソン石は緑廉石グループと関連する組成、構造を持つ変成鉱物である。灰長石CaAl2Si2O8に水を加えた組成だが、ローソン石のほうが密度が高くAlの結合様式が異なる (Comodi et al., 1996)。ローソン石が分解するときにかなりの量の水が放出される。これはローソン石が沈み込む先に大量の水を運べることを意味する (Clark et al., 2006)。水を運ぶ能力に影響を与えるのは温度と圧力が変化したときの応答なので、蛇紋石、滑石、フェンジャイト、十字石、緑簾石のような含水鉱物と同様に、温度圧力条件を変える実験が最もよく行われている (Comodi et al., 1996)。