三炭素

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三炭素
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
特性
化学式 C3
モル質量 36.03 g mol−1
精密質量 36.000000000000 g mol−1
熱化学
標準生成熱 ΔfHo 820.06 kJ mol−1
標準モルエントロピー So 237.27 J K−1 mol−1
関連する物質
関連するalkanylidenes 二原子炭素
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

三炭素(Tricarbon)は、20世紀初頭にウィリアム・ハギンズによって彗星のの中で初めて分光学的に観測され、続いて恒星大気の中でも見つかった小さな炭素のクラスターである。三炭素は、星間空間でも見られ、レーザーアブレーションと呼ばれる方法で実験室内でも生成できる。三炭素や二原子炭素のような小さな炭素のクラスターは、すすの前駆体と考えられ、工業的なダイヤモンドフラーレンの製造とも関わる。三炭素の基底状態の分子構造は線形である。結合長は129から130pmで、アルケンの結合長に相当する。イオン化エネルギーは、実験的に11から13.5電子ボルトと測定された[1]。線形の三炭素原子と対照的に、C3+カチオンは屈曲した構造である。

三炭素は、様々な燃焼反応の遷移種としても同定される。

三炭素の生成は、1960年代にペンシルベニア州立大学の名誉教授フィリップ・スケルによって研究された。

出典

関連文献

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