上飯田駅

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名鉄の小牧線と、名古屋市営地下鉄の上飯田線が乗り入れており、前者は当駅が起点、後者は当駅が終点であるが、ほぼ全ての列車が当駅を介して相互直通運転を行っており、実質的には中間駅としての性格が強い。ただし当駅を含む区間においては、名鉄・名古屋市交通局とも線路を保有しない第二種鉄道事業者となっており、線路を保有している第三種鉄道事業者上飯田連絡線株式会社である。

当駅は両社局の共同使用駅であり、名鉄の管轄駅である。名古屋市交通局としては2021年7月1日より名城線運転区の管轄となっている。

当駅から蒲郡駅間が、御嵩駅 - 蒲郡駅間と並んで名鉄全区間通じて最高額の運賃となる(2024年現在2050円)。

歴史

1971年昭和46年)に当駅に接続する名古屋市電が廃止された後、名古屋の都心部へ向かうにはここから市バスに乗り換えるか、1km南方にある平安通駅まで徒歩で乗り換える必要があった。当駅から平安通駅まで、朝夕の通勤ラッシュ時には乗換えのための多くの利用者の移動があり、その様は「大名行列」や「平安通ダッシュ」、「上飯田ダッシュ」等と言われる事もあった[要出典]

2003年平成15年)の地下鉄上飯田線開業により、それまでの地上駅(高架駅)から新設された地下駅へ移転した。なお、手続き上は既存駅の移設・地下化ではなく、地上駅およびそれに乗り入れる旧路線を廃止した上で、地下路線・地下駅を新設開業した形となっている。

地上駅時代は、プラットホーム終端部から渡り廊下で駅ビル「名鉄上飯田ビル」[注 1]に接続する形態となっていた[1]。ビルは地下駅移転後も現存するが、2階にあった旧駅改札口は閉鎖され、衣料品テナントとしてオンセンドが営業している。また、同ビルにはかつては名鉄系列のスーパーマーケット名鉄パレ」が営業していたが、のちにMikawayaが開店している。

年表

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ホームドアが設置されている。ホームは6両まで対応している。上飯田線は開業時点では名城線としか交差していないが、名城線より造られた時期がかなり遅く、さらに当駅北側で庄内川を地下トンネルでくぐるためにホームは地下約21mと深い位置にある。また、小牧寄りには庄内川からの浸水を防ぐために防水扉が設置されている。

小牧寄りに引き上げ線があり、当駅止まり最終列車がここで夜間滞泊した後、翌朝の当駅始発平安通行きとなる。それ以外はすべて直通運転である。なお当駅での乗務員交代は行わず、名鉄の乗務員が平安通駅まで担当する。

当駅は上小田井駅と同様に名鉄管理であるため、窓口でミューチケットや名鉄の企画乗車券が購入可能だが、乗車券確認システムは非導入である。逆に名古屋市交通局の一日乗車券などは自動券売機でのみ発売。manacaは名鉄仕様のみ発売している。窓口では名古屋市交通局単独の定期券は購入できないため、平安通駅や大曽根駅などで購入することになる[注 2]

駅名標は名鉄仕様と名古屋市交通局仕様が混在している[注 3]。時刻表は犬山方面は名鉄仕様のものが、平安通方面は名古屋市交通局仕様のものが設置されている。駅構内の案内サイン類やホームの自動アナウンスは名鉄仕様である。

地上駅時代は頭端式(島式)高架ホーム1面2線を有する高架駅であった[10]

のりば
番線路線行先
1 地下鉄上飯田線 平安通方面[11]
2 KM 名鉄小牧線 小牧犬山方面[12]

配線図

上飯田駅 構内配線略図

平安通駅
上飯田駅 構内配線略図
小牧・
犬山方面
凡例
出典:[13]


備考

上飯田駅での誤降車を防止するため、平安通行き列車の味鋺駅発車後の次駅放送並びに上飯田駅到着前の放送は「地下鉄名城線をご利用のお客様は、終点の平安通までご乗車ください」という旨のアナウンスが流されている。

利用状況

名古屋鉄道

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,578人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中119位、小牧線(14駅)中7位であった[14]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は15,108人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中26位、小牧線(14駅)中2位であった[15]
  • 『名鉄 1983』によると、1981年度当時の一日平均乗降人員は14,618人であり、この値は名鉄全駅中24位であった[16]

『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『小牧市統計年鑑』各号等によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗車・乗降人員の推移
乗車人員乗降人員備考
総数定期
1932(昭和7)年度 4941016[17]
1933(昭和8)年度 5181064[18]
1934(昭和9)年度 453923[19]
1935(昭和10)年度 423855[20]
1936(昭和11)年度 389774[21]
1937(昭和12)年度 403809[22]
1938(昭和13)年度 341686[23]
1939(昭和14)年度 152310[24]
1940(昭和15)年度 165318[25]
1941(昭和16)年度
1942(昭和17)年度
1943(昭和18)年度
1944(昭和19)年度
1945(昭和20)年度
1946(昭和21)年度 *7386[26]
1947(昭和22)年度
1948(昭和23)年度
1949(昭和24)年度 *4655*8984期間は1949年5月 - 1950年4月末[27]
1950(昭和25)年度 *4132*7729期間は1949年11月 - 1950年10月末[28]
1951(昭和26)年度 *4230*8120[29]
1952(昭和27)年度 38927679[30]
1953(昭和28)年度 40307965[31]
1954(昭和29)年度 41598277[32]
1955(昭和30)年度 41748399[33]
1956(昭和31)年度 42718527[34]
1957(昭和32)年度 43868759[35]
1958(昭和33)年度
1959(昭和34)年度
1960(昭和35)年度
1961(昭和36)年度
1962(昭和37)年度
1963(昭和38)年度
1964(昭和39)年度
1965(昭和40)年度
1966(昭和41)年度
1967(昭和42)年度
1968(昭和43)年度
1969(昭和44)年度
1970(昭和45)年度 1971年2月1日市電廃止
1971(昭和46)年度
1972(昭和47)年度
1973(昭和48)年度
1974(昭和49)年度
1975(昭和50)年度
1976(昭和51)年度
1977(昭和52)年度
1978(昭和53)年度 76105416[36]
1979(昭和54)年度 75375380[37]
1980(昭和55)年度 75065323[38]
1981(昭和56)年度 7495539014618[39][16]
1982(昭和57)年度 75695339[40]
1983(昭和58)年度 74975266[41]
1984(昭和59)年度 76515304[42]
1985(昭和60)年度 77005347[43]
1986(昭和61)年度 75695244[44]
1987(昭和62)年度 75505226[45]
1988(昭和63)年度 7421513214908[46]
1989(平成元)年度 7359510514776[47]
1990(平成2)年度 7238507514543[48]
1991(平成3)年度 7546520915148[49]
1992(平成4)年度 7531522815108[50]
1993(平成5)年度 7313501414650[51]
1994(平成6)年度 6994473914016[52]
1995(平成7)年度 6855464913742[53]
1996(平成8)年度 6546429013115[54]
1997(平成9)年度 6268406212553[55]
1998(平成10)年度 5943383311895[56]
1999(平成11)年度 5634360211278[57]
2000(平成12)年度 5355343210719[58]
2001(平成13)年度 5046320510088[59]
2002(平成14)年度 489030519766[60]2003年3月27日地下鉄上飯田線開業
2003(平成15)年度 236213894596[61]
2004(平成16)年度 232513844620[62]
2005(平成17)年度 235214754669[63]
2006(平成18)年度 245216014864[64]
2007(平成19)年度 251016744980[65]
2008(平成20)年度 243516374828[66]
2009(平成21)年度 234116004642[67]
2010(平成22)年度 248217514929[68]
2011(平成23)年度 176410763526[69]
2012(平成24)年度 175111603500[70]
2013(平成25)年度 179011273578[71]
2014(平成26)年度 181311603629[72]
2015(平成27)年度 186612343742[73]
2016(平成28)年度 192012793863[74]
2017(平成29)年度 199011894008[75]
2018(平成30)年度 204013264104[76]
2019(令和元)年度 212013914267[77]
2020(令和2)年度 173912153488[78]
2021(令和3)年度 3626[79]

* 千人単位からの概算値

かつては小牧線の駅では犬山駅に次いで利用客が多かったが、2003年の地下鉄上飯田線開業後は、地下鉄直通を含まない名鉄だけの利用者は少なくなっている。

名古屋市交通局

2019年度の一日平均乗車人員は17,532人(名鉄連絡含む)である。ちなみに地下鉄だけの場合、一日平均乗車人員は2,566人、2019年度(令和元年度)で妙音通駅に次いで利用客が少ない(年度によっては当駅の次に少ない鶴里駅やその次の神沢駅西高蔵駅総合リハビリセンター駅より多くなることがある。)[80]

駅周辺

About OpenStreetMaps
Maps: terms of use
300 m
14
13
12
8
7
6
5
4
3
2
1
略地図
1
上飯田駅
2
上飯田バスターミナル
3
上飯田連絡線株式会社事務所・パワーズ上飯田店
4
イオンスタイル上飯田(そよら上飯田)
5
総合上飯田第一病院
6
北病院
7
愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所
8
名古屋市消防局消防救助隊第三方面隊
9
名古屋市立飯田小学校
10
名古屋市立宮前小学校
11
名古屋市立大曽根中学校
12
名古屋北郵便局
13
名古屋上飯田郵便局
14
名古屋三階橋郵便局
名古屋市上飯田児童館
六所宮

道路

施設

消防

医療

郵便局

運動施設

その他の施設

  • 愛知県環境調査センター
  • 愛知県衛生研究所

商業施設

企業

教育

名所・旧跡

上飯田バスターミナル

上飯田バスターミナル - 旧・名古屋市電上飯田電車運輸事務所跡地に建設された。

バス路線

上飯田バスターミナル関連系統

上飯田線開業前の停留所名は「上飯田町」だった。昔より本数は減ったものの名古屋駅や栄へ向かうバスは現在も多数運行されている。しかしここから地下鉄を利用すると平安通駅名古屋駅へは更に久屋大通駅または栄駅でも。もしくは大曽根駅JR中央線に)でも乗り換えが生じるため、乗り換える客は少ない。

現在の停留所名は「上飯田」で、名古屋市営バスが運行している。発着する路線と乗り場は以下の通り[81]

乗り場 系統名 行先 備考
1 曽根13 如意車庫前 7番乗り場にも停車。
味鋺住宅 7番乗り場にも停車。
喜惣治一丁目 7番乗り場にも停車。

平日のみ

守山11 新守山駅 7番乗り場にも停車。
守山巡回
2 名駅13 名古屋駅
栄14
鶴舞11 鶴舞公園
上・西 西部医療センター 平日朝のみ
3 幹名駅1 名古屋駅
4 北巡回 (左まわり)黒川
5 曽根13 大曽根
4・5 楠巡回 (左まわり)如意車庫前 大曽根方面
(右まわり)如意車庫前
7 曽根13 如意車庫前
味鋺住宅
喜惣治一丁目 平日のみ
守山11 新守山駅
守山巡回
楠巡回 (左まわり)如意車庫前 楠支所方面
(右まわり)如意車庫前 西味鋺方面
9 北巡回 (右まわり)黒川

1~3番乗り場はバスターミナル内に、4、5、7、9番乗り場は路上にある[81]。一部系統はバスターミナルを発車後、路上にある乗り場にも止まる。

隣の駅

名古屋市営地下鉄・名古屋鉄道
  • 上飯田線・KM 小牧線
    • 平安通駅(名古屋市営地下鉄上飯田線・K02) - 上飯田駅 (K01・KM13) - 味鋺駅(名鉄小牧線・KM12)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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