中尾正幸 (政治家)
日本の政治家 (1964-)
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中尾 正幸(なかお まさゆき、1964年〈昭和39年〉11月25日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元福岡県議会議員(北九州市若松区選出、当選6回)[4]。福岡県議会議長(第66代)、福岡県議会副議長(第88代)などを務めた。
来歴
福岡県北九州市若松区生まれ[1]。1977年、北九州市立深町小学校卒業[1]。1980年、北九州市立響南中学校(現:北九州市立若松中学校)卒業[1]。1983年、福岡県立若松高等学校卒業[1]。1988年、九州産業大学経営学部卒業[1]。
議員秘書などを経て、2003年に福岡県議会議員に初当選(以後、6回連続で当選)[1]。県議会では、2009年に文教常任委員会委員長[1]、2015年には議会運営委員会委員長に就任[1]。2016年には福岡県議会議長(第66代)に就任[1]。2025年には福岡県議会副議長(第88代)に就任。議長の藏内勇夫が全国都道府県議会議長会の会長に就任することから、蔵内の補佐役として議長経験者の中尾が副議長に就く異例の体制となった[5]。
2007年、党福岡県支部連合会青年局長[1]。2011年、党福岡県議団政策審議会会長[1]。2013年、党福岡県支部連合会政務調査会長[1]。2017年、党福岡県支部連合会総務会長[1]。2018年、党福岡県議団幹事長[1]。
2022年11月、北九州市長選に出馬する動きがあったが、出馬を断念した。断念した際に「非常にじくじたる思いがありますけど、自民党県議団の重鎮と市議団の重鎮のみなさんがずいぶん協議を重ねた結果だと思っています」と語った[6]。
正副議長ポストを巡る現金授受疑惑(後述)で、支払先として名指しされた中尾は2026年7月24日に議員辞職の意向を固め、藏内勇夫議長に辞職願を提出、辞職願は許可された[4][7]。蔵内勇夫議長は、中尾が「あくまでも潔白だが、混乱を招いた責任を取りたい」と説明したとするコメントを発表している[7]。
福岡県議会の金銭授受疑惑

2026年7月7日、2020年から1年間県議会議長を務めた吉松源昭が記者会見を開いた。会見で吉松は自身の議長選立候補にあたり、自民党県議団の幹部からの要求を受け、計約2000万円を支払ったと述べた[8][9]。そのうちの1000万円は県議団幹事長であった中尾の指示で県議団会長であった松本国寛に手渡したと主張した[10]。また、吉松は中尾が支払いを要求した際に録音したとされる音声データを公開。音声データには「あした、松本会長が荷物を預かります。」「責任を持ってちゃんと立会いますから。」「大金やけんね、管理しとかんと。」などという男性の声が録音されていた[11]。
一方、中尾は7月6日の会見で「6年前で記憶にないのでそもそもお金を受け取っていない」、「松本会長と私は丁寧にお断りした。事実無根だと私は思っている」と疑惑を否定した[12]。
7月14日の会見でも中尾は「私は間違いなく現金1000万円は見ていない」と改めて疑惑を否定した。また、音声データについても「その声紋が私のものであっても、お金を受け取った事実がないので、会話を含めて信憑性に乏しい」「いまどきはAIで何とでもなるからね、色んな方からそう言われた」と述べた。その後、日本音響研究所の鑑定によると、音声がAI生成された可能性は低いと記者からの指摘を受けると、金銭授受については繰り返し否定したものの、「にわかには信じられませんが、科学的にそうであるならば、私の言ったことなんでしょうね」「一連の会話が存在するんでしょうね」と音声が中尾自身の声であることは認めた[13][14][15]。
7月24日の会見では中尾は議員辞職を表明。金銭授受については「事実無根だ。金銭の授受は絶対にない」と改めて否定し、吉松を名誉毀損で訴える考えを示した[16][17]。
7月27日に吉松らが開いた記者会見では、吉松と同時期に副議長を務めた江藤秀之は「当時県議団幹事長だった中尾正幸氏から副議長就任に際して500万円いると言われ、慣例だと思い手渡した」と証言した[18]。また、吉松は先述の録音データについて、専門鑑定の結果を公表、「中尾氏本人としか考えられず、データに編集や改ざんが加えられた痕跡はなかったとの評価だった」と述べた[18]。