主八界の神々
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主八界の神々(しゅはっかいのかみがみ)は、テーブルトークRPG(TRPG)のデザイナーである菊池たけしの作品世界を包括する宇宙観「主八界」の神話に登場する神々のことである。
現在の主八界では、神といわれる存在は、基本的には古代神戦争で超至高神側についた陣営のことである。つまり、超至高神、白神、黒神、聖竜騎士、八大神、(各世界の)守護者、(各世界の)守護天使である。この項目ではこれらについて階級別に個別に解説を行う。また、これらの神々の敵対存在である魔王や古代神についても同時に解説する。
なお、『ナイトウィザード』関連の視聴覚作品(テレビアニメ及びボイスドラマ)に登場した神・守護者・魔王等については、演じた声優名を併記する。
主八界の神々がどのようにして宇宙に現れたのかの背景については主八界#多元宇宙の歴史の節を参照。
超至高神とは多元宇宙に存在するすべての世界を創造した存在である。全ての神の上位に立つ。現在、超至高神は悠久の眠りについており世界に対して何の影響も与えていないため、一般の人間にとって神として意識されることはほとんどない。
超至高神は世界の原初の時代にどこからかやってきた傷ついた神である。超至高神は長い旅の果てに「世界珠」と呼ばれる宇宙の元がつまった空間にたどり着き、傷ついた体を休めるための安息の場所として「世界珠」の中に多元宇宙を作り出した。超至高神がやってきたとき世界珠には闇や混沌といった負のエネルギーがみたされており、とても休める場所でなかった。そこで超至高神は闇や混沌を封じ込めるゴミ捨て場としての世界(冥界)を創り、綺麗になった世界珠の中に「自分の安息にふさわしい世界」を作り出したのである。
この宇宙の構造は基本的には超至高神の考える理想の世界として作られているといえる。精霊界や人間界が作られた理由は美しい四季の変化や人間たちの平和な営みを愛でたかったからといえるだろう。しかし、世界創造の労働力として創造した108の古代神が反乱を起こしたことにより、超至高神が作ろうとした理想の宇宙は激しく荒廃してしまうことになる。
その後、超至高神は自らの身体を引き裂き白神、黒神、聖竜騎士を創造して戦いに勝利。その後に悠久の眠りにつくこととなる。
白黒二神
白神と黒神は、超至高神の体の一部を引き裂いて作られた二柱の神である。古代神戦争の際に古代神と戦う軍を率いるリーダーとして作られた自らの分身である。超至高神から創造の力を受け継いでいる白神と黒神はさらに八大神を作り出し古代神戦争の将軍役としている。
古代神戦争の後、超至高神が眠りについてから、白神と黒神が超至高神の代理として多元宇宙を管理する最高統治者となった。現在では神界から全世界の統合的な監視・統治を行っている。自らが動くことは滅多になく、多元宇宙全体をゆるがす重大な局面にであったときに八大神に対して指令を与えるのが主な仕事である。
滅多なことがない限り神界から出ることはないので容姿などは不明だが、白黒二神ともにドラゴンの姿を持つとも言われている。
聖竜騎士
聖竜騎士とは、超至高神の体の一部を引き裂いて作られた八柱の神々である。古代神戦争の末期に投入された最終兵器であり、白黒二神と違い戦うことだけに特化された存在である。古代神戦争では聖竜騎士の放った一撃で天界と冥界自体が引き裂かれたという伝説が残っている。不死のはずの古代神さえ殺すことができた。
あまりに強大な力をもつため古代神戦争の後にその戦闘力の大半が第七世界ラスティアーンに封じられた。現在は魂だけの存在となり央界を守護している。
「創造」の力を司る超至高神が自らの身体を引き裂いて創造しただけあって、聖竜騎士を越える戦闘力を持つ存在は多元宇宙においてはいかなる神も魔も創り出すことはできないとされる。
第七世界の伝説では八柱の聖竜騎士の中で「青き髪の竜騎士」が超至高神を裏切り古代神側についたといわれているが詳細は定かではない。
八大神
八大神は白黒二神が作り出した八柱の神で、古代神戦争では軍の将軍役であった。伝説によると超至高神に与えられた8つの神武具(トゥイード)を使って創造されたと言われる。
現在は多元宇宙の世界を分担で管理している。主八界にとっての人間たちが一般的にイメージする神が八大神であるといえる。(ただし、第八世界では世界結界の作り出した常識により八大神という存在を人々は意識していない)
八大神は普段は天上界に住まい、担当世界の人間たちの祈りに応えて守護者や守護天使を派遣する。
- 天神
- 天界と第一世界ラース=フェリアを管理する。白神の直属神で、八枚の翼と長い髪をもった美しい男性の姿であらわされる。
- 冥神
- 冥界と第二世界エルスゴーラを管理する。黒神の直属神で、常に闇を纏っている。そのため容姿は伝わっていない。
- 地神
- 地の精霊界と第三世界エル=ネイシアを管理する。地の精霊エルフの創造者。褐色のローブを羽織った頭の禿げ上がった老人の姿であらわされる。第三世界の人々にとって神とは超女王のことだと認識されるため、さらに上位にいる地神は至上神とも呼ばれている。
- 風神
- 風の精霊界と第四世界エル=クラムを管理する。風の精霊シルフの創造者。うずまく風の姿であらわされる
- 火神
- 火の精霊界と第五世界エルフレアを管理する。火の精霊サラマンダーの創造者。剛剣を携えた炎の魔人の姿であらわされる。守護天使セラの反乱に激怒し、自らが管理する第五世界を破壊しようとしたことがある。
- 水神
- 水の精霊界と第六世界エルキュリアを管理する。水の精霊ウィンディーネの創造者。七色に輝く水球が連なった姿であらわされる。
- 自然神
- 第七世界ラスティアーンを管理する。精霊四界と主八界の自然の監視者。白神の直属神であり七つの動物の首をもった奇怪な姿で表される。
- 幻夢神
- 幻夢界と第八世界ファー・ジ・アースを管理する。時間と夢の監視者。黒神の直属神であり薄衣を纏った冷たい目をした少女の姿で表される。裏界を閉じ込めるために「夢」を見続けているために、幻夢神自体はほとんどの力を発揮できない状態になっているため、第八世界ではTIS(ティス)とザ・ゲイザー(声:小泉豊)という二人の現し身を使って地上を監視している。
- 多元世界を巻き込む神々の戦争を予感した2つの現し身は、ファー・ジ・アースと幻夢神の在り様を巡って対立。ゲイザーはシャイマールを復活させ世界を滅ぼすことによって夢を見続ける幻夢神を起こそうとしシャイマールが消えた後にも自ら介入したが、TISの介入とウィザードたちによってゲイザーは死亡した。現在、ファー・ジ・アースに存在する幻夢神の現し身はTISのみである。
守護者
守護者とは、八大神の部下である亜神たちのことで、八大神に認められた人間や精霊たちが天上界の神々から力を授かることで守護者となる。守護者たちはそれぞれ直属の上司となる八大神が決まっており、その上司が管理している人間界の人間たちを導く。
守護者たちがどのようにして人間たちを導くかは主八界ごとによって異なる。第三世界の守護者のように直接人間たちの先頭に立って社会を実効支配する守護者もいれば、第一世界の守護者のように陰ながら人間界を見守る守護者もいる。
守護者の中には黒神直属の守護者もおり、多元宇宙全体で害になるものを駆除しているという。
第一世界ラース=フェリアの守護者
第一世界ラース=フェリアでは、古代神戦争の後は天神(八大神の一柱)が直接降臨して文明の基礎を人間たちに与えた。こうして生まれたのが超古代文明であるフロレターリア文明である。天神は天界にかえった後、フロレターリア文明を支えた十六神王の中から7人を守護者に選んだ。なお、この十六神王のうちイクツェルとエルオースは魔王となっている(「#冥界の魔王」を参照)。
ラース=フェリアでは7人の守護者が7つの地域をそれぞれ守護していると考えられており、有史より世界は7つの文化圏に分けられ続けている。守護者たちは基本的には人間たちの自立性を尊重しているため、人々の前に堂々と姿を見せることは少なく、影から世界を護っている(人が神々に頼りすぎるようになることを危惧している、ともとられている)。
「ラース戦役」の初期はラース=フェリアへ向かっていた異界の軍勢が天上界へも攻めてきたためその防衛線にかりだされ、その結果、敵は撃退したものの、十六王紀末期に覚醒し七紋章紀初期に天界に昇った8人目の守護者であるティアナを除く守護者の肉体が滅んでしまった。守護者の魂は世界中にある七つの砦の中で肉体が再生するまで休み続けてきた。
ラース戦役がエルオースの復活と七冥魔王の出現によって事実上の停戦に追い込まれ、「第二次古代神戦争」の時代に移った『セブン=フォートレス メビウス』では、初期に炎の守護者ジュグラットが復活しており、これを皮切りに他の守護者の再生も期待されている。
- 空の守護者ヴァレリア
- シェローティア地方の守護者。白い神官服の青年。法と秩序を司る。七守護者のリーダー格。白銀の魔杖クラヴィナーを所持。
- 炎の守護者ジュグラット
- フレイス地方の守護者。燃え盛る炎のような豪胆な麗人。激しい愛を司る女神。所持する武器は双子魔剣クィンティ。
- 七紋章紀008年、炎導王ラーガ=ラギアの重臣サンチョの密命でフレイスの貴族令嬢シーナ・ド・ゴールディ救出に出発した探索者たち[1]の前に、「炎の宝珠に選ばれた勇者を見守る精霊」ジュラと称して出現した。長い戦いの中で探索者たちを導き、冥嵐王ベーグラーから奪回したフレイスの炎砦にてジュグラットとしての姿を取り戻す。
- 森の守護者スィフラヴ
- フォーラ地方の守護者。緑色のローブをまとった厳格にして温厚な男性。真理を司る。
- 海の守護者ティーシャ
- フォーチューン地方の守護者。白い薄衣をまとった青色の髪の女神。慈愛を司るが、命を護るための破壊の力、すなわち自衛も司る。
- 闇の守護者ジョシュア
- リーン地方の守護者。黒い髪の女戦士。冷静さと判断力を司る。
- 氷の守護者ロンドヴィル
- アルセイル地方の守護者。彫刻のような冷たい美しさを持つ中性格。孤独と威厳を司る。
- 幻の守護者フェザンティ
- ラ・アルメイア地方の守護者。紫がかった髪を持つ旅人の青年でトリックスター。気まぐれさを司る。
- 時の守護者ティアナ[要出典]
- ヴァレリアの妹。人間界と神界を直接つなぐ「天界の塔」の入口の守護者。落ち着いた青紫色の髪の少女。時を渡る力を持つ。魔王を封印できる勇者を神界に導く役目も担っている。
- 人間界に転生し、十六王紀963年に覚醒、七紋章紀006年に正式に8人目の守護者に列せられた[2]ため、ほとんど存在を知られていない。
- 人間であった頃はライム=ケーベルという名前で、十六王紀末期、自身の眷属であるティアン族がシェローティア地方に設けていた隠れ里に赤子の姿で降臨した。ケーベル姓を称したのは、隠れ里の聖地「ティアンの森」にある神殿を司る大司祭ジーアス=ケーベルが彼女を引き取ったからである[3]。ライムが持つ時間移動の力は、元来ティアナが兄ヴァレリアと盟友フェザンティから教わったものであった。
- 後に「サライの八導師」の一人となり、その指導者となった。八導師が七紋章紀においてラース=フェリア7地方を統治する「七導王」となり数が合わなくなったのは、ライム=ティアナが天界に帰ったためである。ライムについての詳細はリプレイ『フォーチューンの海砦』『黒き星の皇子』も参照。
第三世界エル=ネイシアの守護者
第三世界エル=ネイシアを管理する地神(八大神の一柱)は古代神戦争の時点で何人かの守護者を有していたらしいが、戦争で生き残れたのはアンゼロットとイクスィムだけであった。古代神戦争の後、地神はこの二人の女神を地上に派遣し世界を管理させた。しかし世界が発展しすぎ、二人のみでは管理が立ち行かなくなったために、古代神戦争で砕け散った6人の守護者の欠片を使って第三の守護者である男性神エルンシャを作り出した。
しかし、二人の女神はこの男性神と恋におち、地上の仕事を行わなくなってしまう。怒った地神がエルンシャを10の欠片に砕いた結果、欠片から5の守護天使(聖姫)が生まれた。その後、地神の命により二人の女神は地上に降り立ち人間たちを直接導いた。この後に起こった古代神との戦争の結果、この二人の女神は滅び、新たに生まれた女神セフィスが第三世界唯一の守護者として世界の住人たち(下僕)を直接統治している。ただし現在セフィスは人間に転生しており守護者の力を持たないため、第三世界の守護者は星王神エルンシャのみである。
- 月女王アンゼロット
- 声:小暮英麻
- 夜の世界を治める守護者にして地上を導く超女王。黒を基調とする外見イメージで悪の大魔王のような外見。冷静にして冷徹な性格。古代神や闇姫の勢力との戦い「九姫争乱」により死亡した。
- 後に八大神の一柱である幻夢神によって転生させられ第八世界ファー・ジ・アースの守護者に任じられたが、第二次古代神戦争の際、古代神エルヴィデンスの転生体である宰相セルヴィ・エンデに対抗するため、地神に願い出てエル=ネイシアに帰還。外見や性格はファー・ジ・アース転生後のものだが、右目に超女王の力を宿している。
- 陽女王イクスィム
- 昼の世界を治める守護者にして地上を導く超女王。白を基調とする外見イメージで慈愛あふれる女神。しかし裏では腹黒い。古代神や闇姫の勢力との戦い「九姫争乱」により死亡した。
- 後に裏界の魔王ルー・サイファーにより復活させられ裏界帝国の手駒となるが、アンゼロットとウィザード達に倒され魂はアンゼロットと同化した。
- 星王神エルンシャ
- 古代神戦争で砕けた6の守護者の欠片から生み出された男性神。悪人ではないが優柔不断でアンゼロットとイクスィムの二人の求愛にはっきりした態度をとらなかったため、二人の女神が地上を荒廃させる遠因を作った。地神はこれを女神達以上にエルンシャに罪があると判断し、エルンシャの身体を6つに砕いた(うち5つは古代神の介入により更に砕かれ、最終的に11に分かれ、それぞれが守護天使である聖姫・闇姫となった)。
- 後に復活し、第三世界の統治を人間の自主性にまかせて天界へ帰還する。しかしセルヴィの罠によって、神姫として選ばれた人間達に守護者としての力を分け与え、弱ったところを再び砕かれるはめになった。
- 超女王セフィス
- アンゼロットとイクスィムが死の直前に二人の力を掛け合わせて創造した第四の守護者。「九姫争乱」の後、人間に転生したが、第三世界の最高統治者としての女王の地位は変わっていない。しかし実権はセルヴィにすべて握られており、しかも統治能力を持たないただの少女であるように幼い頃からずっと養育されている。
また、エルンシャの素となった6人の守護者は以下である。全て女神であった。「エルンシャ」の名前はこの6人の頭文字をつなげたもの (ELNSIA) である。さらにこの6人の頭文字を少し並べ替えると、「エル=ネイシア」になる。
- エミュ
- ルクセクト
- ネイ
- シェイクリ
- イクストラ
- アーハルト
第五世界エルフレアの守護者
第五世界エルフレアには守護者は現在不在である。理由は不明。この世界では歴史上、火神(八大神の一柱)が直接の統治を行っていた。そのため、この世界では神という存在の影響力が大きく、火神は守護者にはない絶大な力で世界に干渉していた。それが後に、エイサー王国建国王アストムに人間を神から独立させようという思いを与え、神に背信するきっかけになった。
第八世界ファー・ジ・アースの守護者
第八世界ファー・ジ・アースの守護者は"真昼の月"アンゼロットといわれる少女であり、彼女一人が守護者の任についている。世界と人間を深く愛しているが、目的のためには犠牲を辞さない冷徹さもあわせ持つ二面性のある守護者である。
第八世界では幻夢神(八大神の一柱)がほとんどの力を「夢を見る」ことに使っているため、守護者を作るために力を分け与えるほどの余裕をもっていなかった。そのため、はじめから守護者の力を持っている異世界の者を第八世界の守護者にスカウトした。それに抜擢されたのが第三世界で守護者を務めていた月女王アンゼロットである。幻夢神は「九姫争乱」によって死亡したアンゼロットの魂を拾い上げ、転生の代償として第八世界の守護者の任を与えた。第八世界の守護者はアンゼロット一人だけである。なお、第三世界のもう一人の守護者であるイクスィムの魂は裏界帝国の魔王ルー・サイファーに拾われ、転生の代償として侵魔(エミュレイター)の統率者としての任が与えられた。後にアンゼロットに倒され現在は二人の魂は同化している。
アンゼロットは世界結界に定められた「常識」に従い地上で守護者としての絶大な力を発揮することは禁じられている。ただし、ただの人間としての活動は許されているため、ウィザードたちの統括組織である世界魔術師協会の長の任につき、世界中のウィザードたちにエミュレイター撃退の任を与えている。
第二次古代神戦争の際、アンゼロットはエル=ネイシアに帰還のおり赤羽くれはを自身の代行者として指名した。これは帰還が短期的なものとなると予想してのことだが、その予想に反してアンゼロット不在が長期化しており、さまざまなひずみが現れてきている。
『セブン=フォートレス メビウス』のサポート記事において、かつて神として信仰され、主八界全体を広く観る視点をもつという設定の魔王フール=ムールの口を通じて、アンゼロットは後事をウィザードたちに任せられると判断してエル=ネイシアに帰還したこと、そのため現在の守護者はウィザードたちであるとも言えるという見方が提示されている[4]。
精霊界の守護者
人間たちが住まう人間界に守護者がいるように、精霊たちが住まう精霊界にも守護者がいる。精霊界の守護者は精霊王という称号を持つ。精霊王は各精霊界を管理する八大神のいずれかに仕えており、精霊たちを護り導いている。
- 地の精霊界 : 地の精霊王ラサ
- 水の精霊界 : 水の精霊王クィンティ
- 火の精霊界 : 火の精霊王カーン
- 風の精霊界 : 風の精霊王リ・ラスィ=シェフィールド
これら精霊王の中で良く知られるのは風の精霊王リ・ラスィ=シェフィールドである。彼はプラチナブロンドの長髪を持った美青年として人間界に良く現れる。第一世界ラース=フェリアでは無限の命を持つ大賢者として知られる伝説上の存在で、歴史の節目に勇者たちの前に現れて導くことがある。リプレイ『アルセイルの氷砦』、『フォーラの森砦』でもキーパーソンとして登場している。
守護天使
守護天使とは守護者の手足となって働くエージェントのことである。守護者によって創造される。多くの守護天使は高い戦闘力をもち、世界の危機などでは積極的に戦いの最前線に降臨し、敵を叩き人類を導く。
天上界への来訪と居住を許されている存在の中では守護天使が最下層であるといえる。
第一世界ラース=フェリアの守護天使
第一世界ラース=フェリアには8人の守護天使が存在する。全員が女性。異世界の軍勢が第一世界に攻め込んできた「ラース戦役」以降、第一世界は普段にも増して深刻な危機に見舞われており、守護天使たちが敵と激しい戦いを行っている場面を目撃する者が増加している。また、現在では守護者の魂が眠る七砦を護る任務も与えられている(#第一世界ラース=フェリアの守護者の節を参照)。なお、高度な魔術師は守護天使を召喚し使役できる(『セブン=フォートレス Advanced』のサプリメント『セブン=フォートレスEX』に守護天使召喚の魔法がある)。
かつて第一世界の守護天使たちは第五世界エルフレアへ攻め入ったことがあるため、それが「ラース戦役」において第五世界が第一世界を攻撃する口実にされている。
- 空の天使クライア
- 空砦の守護天使で空の守護者ヴァレリアに仕える。風と雷、そして聖なる力の扱いに長ける。
- 炎の天使フルクラム
- 炎砦の守護天使で炎の守護者ジュグラットに仕える。炎を操り、武器戦闘を得意とする。
- 森の天使ラプンツェル
- 森砦の守護天使で森の守護者スィフラヴに仕える。木々や生命の力に長けている。索敵を得意とする。第五世界での第二次堕天使戦争の際には洗脳された古代神側についた過去がある。
- 海の天使ネイティエル
- 海砦の守護天使で海の守護者ティーシャに仕える。海や水の力に長けている。防御と情報分析を得意とする。
- 闇の天使エルフィット
- 闇砦の守護天使で闇の守護者ジョシュアに仕える。静寂や死の力に長けている。武器と魔法の両方を得意とする。
- 氷の天使ゴスペル&アスベル
- 氷砦の守護天使で氷の守護者ロンドヴィルに仕える。双子天使で氷や冷気の力に長けている。ゴスペルが攻撃魔法、アスベルが治癒魔法を得意とする。
- 幻の天使ライキ
- 幻砦の守護天使で幻の守護者フェザンティに仕える。幻影や時、夢などの力に長けている。他の天使への伝令や援護をつとめる。
第三世界エル=ネイシアの守護天使
第三世界エル=ネイシアの守護天使は、この世界の守護者である「星王神エルンシャ」を八大神の一柱である地神が砕き、その欠片から生み出された「聖姫(セント★プリンセス)」と言われる存在である。地神は本来は5の聖姫を生み出しエルンシャに代わり地上を治めさせる予定であった。しかしエルンシャの5の欠片は古代神エルヴィデンスにより半分ずつが奪われ、それらの半分の欠片から古代神の尖兵として洗脳された悪の守護天使「闇姫(シャドウ★プリンセス)」が生まれる。この結果、第三世界で聖姫と闇姫の闘争が起こり、双方相打ちになって眠りにつく。地神は世界のどこかに眠る10の姫を再び回収しエルンシャを復活させて全てをやりなおすため、守護者アンゼロットと守護者イクスィムに回収を命じた。しかしそれが二人の守護者同士による聖姫争奪戦に発展する。
後に復活した闇姫と聖姫たちが争う「九姫争乱」が起こるが、最終的に聖姫たちが古代神エルヴィデンスと闇姫を打ち倒した。その後は聖姫と闇姫の守護天使としての力は天上界に返されエルンシャは復活を果たした。聖姫たちは一部をのぞき人間に転生し、この世界の下僕たちを統率する聖王として君臨している。しかし、旧聖姫たちは古代神の尖兵である宰相セルヴィ・エンデによって次々と暗殺されている。これは聖姫の魂を一旦冥界に堕とすことで、その魂を邪悪な契約で縛り「冥界の聖姫」として再転生させるためである。こうしていくつかの聖姫が契約に縛られ「ラース戦役」に秘密裏に投入されている(リプレイ『ラ・アルメイアの幻砦』参照)。
なお、「ラース戦役」に端を発しエルンシャが再び砕かれたことによって、聖姫の力を持つ存在が再び生み出されることが予言されている。その聖姫は誰かは設定されていない。なぜならそれは『セブン=フォートレスV3』では「セント★プリンセス」のキャラクタークラスにクラスチェンジしたプレイヤーキャラクターが担当するからである。
旧聖姫、旧闇姫については以下。
- 聖水姫(セント★アクア)
- 〈水〉属性の力を持つ守護天使。高い知性と防御力を誇る。古代神に奪われた半身は闇海姫が対応する。九姫争乱後に人間に転生。神姫の力に目覚めるも、自分が何をするべきかをまだ見出していない。
- 聖地姫(セント★ガイア)
- 〈地〉属性の力を持つ守護天使。地神が隠し持っていた「エルンシャの6番目の欠片」から生み出された最強の聖姫。半身を古代神に奪われていない。九姫争乱後に人間に転生。神姫の力に目覚め、第二次古代神戦争では再臨した月女王アンゼロットの側近・指揮官として活動している。
- 聖金姫(セント★ゴールド)
- 〈金〉属性の力を持つ守護天使。聖姫のリーダーだが傲慢な性格。古代神に奪われた半身は闇皇姫が対応する。人間に転生後、暗殺され、冥界の聖姫として再転生する。ラース戦役の最終決戦でラース=フェリア軍と激闘を繰り広げた。
- 聖火姫(セント★フレイム)
- 〈火〉属性の力を持つ守護天使。聖姫最大の攻撃力を誇る武闘派。古代神に奪われた半身は闇天姫が対応する。人間に転生後、暗殺され、冥界の聖姫として再転生する。ラース戦役の最終決戦でラース=フェリア軍と激闘を繰り広げた。
- 聖木姫(セント★ウッド)
- 〈木〉属性の力を持つ守護天使。どじでどべでどんくさい。古代神に奪われた半身は闇風姫が対応する。人間に転生後、トレントたちに囲まれて平和に暮らしている。神姫の力を宿しているのだが本人はそのこと自体に気づいていない。
- 聖土姫(セント★ソイル)
- 〈土〉の属性を持つ守護天使。古代神に奪われた半身は闇冥姫が対応する。
- 闇冥姫(シャドウ★プルート)
- 〈冥〉属性の力を持つ闇の守護天使。人の心を支配する呪詛を吐く魔女。聖土姫と対を成す。九姫争乱後の詳細は不明だが人間に転生後に生存中だと思われる。第二次古代神戦争では、宰相セルヴィの側近に「闇冥姫」を名乗る女官が存在しており関係を疑われている。
- 闇海姫(シャドウ★ネプチューン)
- 〈海〉属性の力を持つ闇の守護天使。残虐な性格で血を好む幼女。聖水姫と対を成す。九姫争乱後の詳細は不明だが人間に転生後に生存中だと思われる。
- 闇風姫(シャドウ★エア) / 聖風姫(セント★エア)
- 〈風〉属性の力を持つ闇の守護天使。闇姫の中では素直で優しい性格を持ち闘うのを嫌う。聖木姫と対を成す。聖地姫に砕かれた後に聖風姫として生まれ変わる。争乱で力を使い果たして魂が完全消滅したため転生できていない。
- 闇天姫(シャドウ★ウラヌス)
- 〈天〉属性の力を持つ闇の守護天使。クールビューティーだが闇風姫に常軌を逸した愛情をもっている。聖火姫と対を成す。九姫争乱の際は古代神を裏切り聖姫側についた。争乱後になぜか人間に転生することができなかった。古代神の陰謀にいち早く気づき世界を護るために尖兵と闘い続けている。第二次古代神戦争時はラース=フェリアを拠点としているようだ
- 闇皇姫(シャドウ★ネメシス)
- 〈皇〉属性の力を持つ闇の守護天使。闇姫の中ではリーダー格で古代神の影響をもっとも強く受けている。聖金姫と対を成す。九姫争乱では黒幕であった古代神エルヴィデンスを出し抜きその力を吸収してラスボスとなった。争乱後は完全消滅したと思われていたが、ラース戦役で冥界の闇姫として復活していることが確認されている。
神姫(エターナル★プリンセス)
エル=ネイシアの宰相セルヴィ・エンデがラース戦役に際して、星王神エルンシャの加護をもって、かつての聖姫の力を選ばれたいくらかの下僕に分け与えた。こうして生まれたのが上級下僕ともいえる神姫(エターナル★プリンセス)である。『セブン=フォートレス V3』および『セブン=フォートレス メビウス』では「エターナル★プリンセス」のキャラクタークラスを持つプレイヤーキャラクターが神姫となることができる。また、かつての聖姫たちは人間に転生後も神姫としての力を有している。
神姫の多くは宰相セルヴィに騙されて彼女の支配下に入っているが、中にはセルヴィの真意を知りつつそれに積極的に協力する悪の神姫もいる。そのような神姫は影姫とも呼ばれる。影姫の多くは動物をモチーフとしている。
- 聖華姫(セント★ガーベラ)
- 古参の神姫の女性で、反セルヴィ軍の神姫たちのまとめ役。宰相セルヴィが古代神に操られていることに早くから気づいた。ラース戦役中に自軍を裏切り反乱軍を結成。第一世界ラース=フェリアとの協力同盟を締結させる。また、第八世界ファー・ジ・アースの異世界間組織ロンギヌスの一員でもあり、アンゼロットの伝令として主八界全土に活動を広げている。
- 影狼姫(ダーク★ウルフ)
- 宰相セルヴィに忠誠を誓った暗殺者。凛とした銀髪の女性。人間に転生した聖姫を次々と暗殺した。
- 影羊姫(ダーク★シープ)
- 聖姫の力を得た恐るべき影姫。巨大な斧で武装した小柄な少女で、過剰なほどの自信にあふれていていつも人を見下している。
- 影鼠姫(ダーク★ラット)
- 宰相セルヴィの手下。とてつもなく利己的な性格をしており忠誠心は欠片もない。小物だが生き残るための術は優れている。
第五世界エルフレアの守護天使
第五世界エルフレアの守護天使は他の世界と違い、守護者ではなく第五世界の管理神・火神に仕える。これは第五世界に守護者が不在なことに起因する(理由は不明)。全部で8人の女性守護天使が存在しており、地上の危機に対してたびたび降臨し世界を救っていたといわれる。しかし、あるときに第一天使セラが人間の青年アストムと恋に落ち、彼の「人間を神の支配から解き放ち独立した存在にしたい」という願いを叶えるために天上界に対して反乱を起こす。その過程で仲間の7人の守護天使は殺された。そして地上に残ったセラの協力を得たアストムは人間社会を統一して王となる。この事件に火神は怒り、世界をリセットすべく粛清の光で世界の半分を焼き尽くした。しかし、セラはこのときに滅びることはなく、その後も人間世界を神々の粛清から陰ながら護り続けた。
それから50年後、天上界による完全なる世界の粛清計画が再開された。第一天使セラはこれから起こる天上界と人間界との戦いで人間たちを勝たせるべく、かつて殺した天使たちから生み出された天使の力の結晶体エンジェルシードを人間たちに託し、何人かの人間を守護天使として覚醒させた。一方、天上界の神々もまた、天使たちを使って人間界を攻めた。火神はエンジェルシードの欠片を使い異形の天使を派遣し世界の粛清を目論んだ。この、天使同士の戦いが「第一次堕天使戦争」である。堕天使戦争の末期にセラは命をかけて地上と天界とをつなぐ門をとざし、天上界からの干渉が行いにくくしてしまっている。この結果で天上界と人間界は和解し、人は真の意味で独立を果たした。このときエンジェルシードは失われ世界のどこかに散らばった。また、第一天使セラも行方不明となる。
しかしその後、捕らえられた第一天使セラに冥界の力を注ぎ込み生み出された闇のエンジェルシード、ダークシードが古代神の神官ディストにより人間世界に持ち込まれた。その力の誘惑に勝てなかった人類はこれを使って新しい力「闇の天使」を作り出した(もっともディストはその正体を隠していたし、冥界の力を使っているとは知らされていなかった)。これに対して天上界は再び怒り、八大神の一柱である天神によって第一世界ラース=フェリアの守護天使が第五世界に派遣され再び粛清が行われている。このときに行われたラース・シリーズ(第一世界の守護天使のこと)と第二次人造天使との戦いを「第二次堕天使戦争」と言う。この戦いは最終的には古代神の復活の危機に対して、ラース・シリーズと第二次人造天使が手を組むことが停戦のきっかけとなり、終戦した。この経緯からラース・シリーズは生み出された第二次人造天使については悪とみなさずそのまま天上界に帰還した。
その後、ダークシードは禁忌とされたが、それから3年後にエイサー王国の宰相ミカエルがダークシードの量産を開始する。これはラース=フェリアへの報復戦争を行うための兵士を作りだすためと説明された。1000を越える第三次人造天使が作り出された。それらは現在、ラース=フェリアに攻め込んでいっているが、実はミカエルは古代神に操られておりこの計画は古代神の陰謀によるものである。
現在の第五世界エルフレアでは天使といわれる存在は上記のように「真の守護天使」「第一次人造天使」「第二次人造天使」「第三次人造天使」以下の4つのカテゴリに分けられる。現在において天上界にて真の守護天使として存在しているのは最終天使ルシフェルのみである。
真の守護天使
天上界に仕えていた本来の守護天使。8人いたが全員死亡している。ただし第八守護天使フェルミオンのみ最終天使ルシフェルとして生まれ変わり現在でも天上界で神に仕えている。
- 第一守護天使セラ
- 堕天使。人間の青年と恋におち、彼の人間を神から独立させたいという夢に共感し天上界を裏切る。その後、古代神の神官ディストに捕まりダークシードを生み出す触媒にされたあげくに古代神の器となり、洗脳されて世界の敵に回る。しかし、彼女の根源は常に人を愛し彼らを護りたいという気持ちであり、それがいつも裏目にでて利用されてしまうことになっている。菊池たけしは彼女を「ぶっちぎりの汚れ役」と称する。
- 天使たちにより打ち倒された後は冥界落ちし、そこで封印されていたが、後に全ての世界の人間たちを救うための永遠の贖罪を行うこととなる。第一世界ラース=フェリアの「エンディヴィエの惨劇」の事件で他の魔王や冥界勢力とともに地上に脱出。この際は第一世界の人間のために戦い、後に第八世界ファー・ジ・アースに赴きなんらかの活動を行っているらしい。現在は「世良ナオミ」の名で人間に姿を変え、第八世界の管理神・幻夢神の写し身である少女「TIS(人間名「ゆうか」)」の守護を担当している。
- 第二守護天使リフリー
- セラにより殺される。エンジェルシードはセラが回収し、第二人造天使メリースが受け継ぐ。
- 第三守護天使クィース
- セラにより殺される。エンジェルシードはセラが回収し、第三人造天使カノンが受け継ぐ。
- 第四守護天使クレリア
- セラにより殺される。エンジェルシードはセラが回収し、第四人造天使セリアが受け継ぐ。
- 第五守護天使アレクシア
- セラにより殺される。エンジェルシードはセラが回収し、第五人造天使センカが受け継ぐ。
- 第六守護天使イーズィス
- セラにより殺される。エンジェルシードはセラが回収し、第六人造天使リンが受け継ぐ。
- 第七守護天ヒューリィ
- セラにより殺される。エンジェルシードはセラが回収し、第七人造天使トリシアが受け継ぐ。
- 第八守護天使フェルミオン
- セラにより殺される。エンジェルシードは世界中に破片となり散らばった。後に人造天使の肉体を利用して最終天使ルシフェルとして転生する。
第一次人造天使
滅んだ守護天使の力が詰まったエンジェルシードを人間に埋め込むことで人工的に作られた天使。8人いた。全員が女性である。厳密に守護天使と同じ力を持つものは第一次人造天使のみである。現在は第一次人造天使は天上界に上ったルシフェルと冥界に堕ちたセラとセンカを除く5人がエンジェルシードを失い人間に戻っている(ただし、一部のものは量産型の人造天使に再改装されている)。『セブン=フォートレスV3』では「エンジェル」のクラスを持つプレイヤーキャラクターがエンジェルシードを手に入れることで「ガーディアンエンジェル」のクラスにクラスチェンジし、これで第一次人造天使と同じ力を発揮するようになる。
- 第一天使セラ
- 人造天使のふりをしていた第一守護天使。人造天使たちを導き天上界の異形の軍と戦う。武器は光の槍。
- 第二天使メリース
- 第二守護天使リフリーのエンジェルシードを後継した初の人造天使。人間に戻った後は王国指揮官になる。第三次天使に再改造されたがミカエルが古代神に操られていることに気づき、反乱軍の影のリーダーとなる。なお、リプレイ『フレイスの炎砦』のPCであるザーフィーとは微妙な男女の仲。
- 第三天使カノン
- 第三守護天使クィースのエンジェルシードを後継した人造天使。地の精霊族エルフの弓使い。エンジェルシードを失ってからはエルフの長老になる。
- 第四天使セリア
- 第四守護天使クレリアのエンジェルシードを後継した人造天使。前向きな性格だが頭が悪い。エンジェルシードを失ってからは世界中を旅している。
- 第五天使センカ
- 第五守護天使アレクシアのエンジェルシードを後継した人造天使。覚醒と同時に堕天使化し人類の敵に回る。第一次堕天使戦争の最後まで人類側の味方に戻ることはなく最終的に倒された。魂が冥界に落とされた後に「冥界の天使」として復活し冥界陣営の尖兵となる(リプレイ『ラ・アルメイアの幻砦』)。
- 第六天使リン
- 第六守護天使イーズィスのエンジェルシードを後継した人造天使。享楽的な性格の両刀使いの踊り子。エンジェルシードを失ってからも踊り子は続けている。
- 第七天使トリシア
- 第七守護天使ヒューリィのエンジェルシードを後継した人造天使。絶大な魔力で成長が抑えられており見た目は12歳。エンジェルシードを失ってからはテラ共和国の宰相になるが見た目は変わっていない。
- 最終天使ルシフェル
- 第八守護天使フェルミオンの生まれ変わった姿。七つのエンジェルシード全てを使って魔法剣士ルシフェル=アークにとりつくことによって生まれた存在。現在では天上界で神に仕える唯一の守護天使として存在している。
第二次人造天使
第一守護天使セラを触媒に冥界の力をこめて生み出されたダークシードを人間に埋め込むことで人工的に作られた天使。7人いた。新第三天使ディストを除き後は女性。黒い翼を持つのが特徴。いくらかの天使は冥界の力に飲み込まれ闇の天使として堕天使化している。第二次人造天使たちは第一次人造天使と違い現在でも黒い天使の力を持ち続けている。
- 新第一天使テトラ
- 最初の第二次人造天使。おっちょこちょいだが明るい性格。
- 新第二天使シンセ
- 二番目の第二次人造天使。きわめてマイペースな性格。
- 新第三天使ディスト
- 三番目の第二次人造天使。ダークシードをもたらした古代神の神官ディストが自ら人造天使となった姿。初の男性天使。第二次堕天使戦争の最終局面で死亡している。魂が冥界に落とされた後に「冥界の天使」として復活し冥界陣営の尖兵となる(リプレイ『ラ・アルメイアの幻砦』)。
- 新第四天使サラ
- 四番目の第三次人造天使。改良されたダークシードを埋め込まれた「後期型人造天使」である。得意武器は剣。改良ダークシードの影響で精神が抑制され、一時期は古代神側の勢力に操られていた。現在は第八世界の守護者アンゼロットが組織する超次元戦闘集団ロンギヌスのメンバーをしていて、第五世界担当である。
- 新第五天使ルカ
- 五番目の第三次人造天使。改良されたダークシードを埋め込まれた「後期型人造天使」である。エセ関西弁を操る。現在は仮面をかぶってさすらいのヒーローをしている。
- 新第六天使トリスティア
- 六番目の第三次人造天使。改良されたダークシードを埋め込まれた「後期型人造天使」である。竜使い。
- 新第七天使エクス
- 七番目の第三次人造天使。改良されたダークシードを埋め込まれた「後期型人造天使」である。最終決戦直前に覚醒したため活躍はあまり知られていない。
第三次人造天使
ダークシードの模造品を作り出し量産化された人造天使。オルタネイティブ・エンジェルとも呼ばれる。その力はかつての人造天使にはおよばないが、天使の力を成長させていくことができる。男女比率は同じ程度。『セブン=フォートレスV3』では「エンジェル」のキャラクタークラスを持つプレイヤーキャラクターが第三次人造天使と同じ力を発揮するようになる。
第八世界ファー・ジ・アースの守護天使
第八世界ファー・ジ・アースにも守護天使は多くいる。しかし第八世界を扱った作品であるテーブルトークRPG『ナイトウィザード』ではNPCとして著名な守護天使は設定されていない。それは「使徒」のキャラクタークラスをもったPCが守護天使となるのが前提だからである。
古代神
この多元宇宙には神々のライバルとして古代神の一派がいる。彼らは神話時代に超至高神の一派に封じられるかもしくは殺されたりしたが、封じられたものはいつか来る復活のチャンスを虎視眈々と狙っている。また、殺されたものであってもその存在は欠片となり別の存在に生まれ変わることが多い。そのような「欠片」の中には古代神の意識と力の一部をとりもどし、力をつけ神々への反逆をたくらむものもいる。『ナイトウィザード』のキャラクタークラスである「大いなる者」はこの死んだ古代神の力の一部を受け継いだ生まれ変わりである。PCとして「大いなる者」は古代神の力に覚醒しながらも、世界を護る側についたものたちのこととなる。
封印された古代神は宇宙の様々な場所にいる。強力なものたちは冥界に封じられたが、他にも闇界や裏界、また精霊界や人間界に封じられた古代神も多数存在する。精霊界や人間界に封じられたものは稀に封印の解放の危機にさらされることもある。
また、近年は幻夢界の力が失われたために裏界や闇界、冥界などから古代神が力の一部を飛ばし人間を乗っ取ったり、力の弱い分身を派遣して陰謀をなしたりすることも増えてきた。また、古代神を信仰する人間もおり、彼らは古代神の望みを叶えるために人間界で様々な事件を起こす。古代神の使徒や分身、また信奉者たちが起こす事件は、最終的に古代神の復活につながっているもののことが多い。
古代神は108柱いるだけあって強さはピンからキリまである。基本的には冥界に封じられた者たちはケタはずれに強い。そのような古代神たちを魔王と呼ぶこともある。裏界や人間界に封じられたものは冥界の古代神ほどの脅威ではない。
菊池たけし作品では冥界の古代神がその肉体をもって完全復活した例は数少ない。これは設定上あまりにも強大であるために出しにくいというのもあるようだ。しかし、「古代神に操られた人間」や「古代神の力を取り入れられた人間」などを使って冥界の古代神が不完全復活をする例は菊池作品では多く、よくラスボスとなる。 『超女王様伝説 セント★プリンセス』では闇風姫の肉体を器として古代神エルヴィデンスが、『エイスエンジェル』では第一天使セラの肉体を器として古代神(名前は明かされていない)が、リプレイ『フォーラの森砦』では魔王エンディヴィエの身体の一部が、リプレイ『ラ・アルメイアの幻砦』では神王エルオースの分身が、それぞれラスボスになっている。一方、『ナイトウィザード』の世界である第八世界は世界結界の護りがあるため、これまで冥界勢力の侵攻はせいぜい闇界どまりであった。そのため『ナイトウィザード』に出てくる古代神たちは裏界出身者や人間界に封印されていたものたちが中心となり、商業シナリオなどでは比較的弱めの古代神が手軽に出てくることがあった。しかし「The 2nd Edition」移行後に冥刻王メイオルティスが襲来した事で、古代神の攻勢が本格化する兆しを見せている。