2025年の台風
From Wikipedia, the free encyclopedia
概況
2025年に発生した台風の総数は、平年並みの27個(平年値25.1個)であった。
日本への影響については、日本への接近数は平年並の13個(平年値11.7個)、上陸数は台風5号・12号・15号の3個(平年値3.0個)であった[1]。
2025年は、春に台風が主に発生する北西太平洋の低緯度で高気圧性の循環となっていたため発生が抑制され、台風1号の発生は6月11日21時頃となり、1951年の統計開始以降5番目に遅い記録となった[1]。
| 順位 | 発生年 | 発生月日 | 名称 英語名 または アジア名 |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1998年 | 7月9日 | 平成10年台風第1号 Nichole(ニコール) |
1951年以降でもっとも発生が遅い記録。 発生するまでの空白期間199日間も、統計史上1位タイ。 |
| 2 | 2016年 | 7月3日 | 平成28年台風第1号 Nepartak(ニパルタック) |
台風1号としては史上初めて、猛烈な台風まで勢力を発達させた。 |
| 3 | 1973年 | 7月2日 | 昭和48年台風第1号 Wilda(ウィルダ) |
この年は太平洋高気圧の軸が異常に南下し、台風の発生域が高気圧に覆われたため発生が遅れた。 発生するまでの空白期間198日間は、統計史上3位。 |
| 4 | 1983年 | 6月25日 | 昭和58年台風第1号 Sarah(サラ) |
|
| 5 | 2025年 | 6月11日 | 令和7年台風第1号 Wutip(ウーティップ) |
|
| 6 | 1984年 | 6月9日 | 昭和59年台風第1号 Vernon(ヴァーノン) |
一方で夏から秋にかけては、台風が主に発生する対流活動が、高緯度で活発になった。 そのため7月は、統計開始以降2位タイとなる7個が発生した。 7月以降も平年よりも多くの台風が発生し、年間の発生数は平年並みとなった[1]。
主な台風・熱帯低気圧
台風5号
7月13日3時頃に発生した台風5号は、足早に北上して7月15日午前2時頃に北海道襟裳岬付近に上陸[2]した。
北海道への上陸は平成28年台風第11号以来9年ぶりとなった[3]。
台風12号
8月21日9時頃に発生した台風12号は九州のすぐ西で発生し[4]、同日17時過ぎに鹿児島県日置市付近に上陸した[5]。
発生から約8時間で日本に上陸した珍しい台風となった[6]。
その後、九州南部を鹿児島県を中心にゆっくりと横断し、記録的な大雨と非常に強い風をもたらした。
台風15号
同月23日9時頃に発生した台風15号は、愛媛県に上陸した後、和歌山県に再び上陸し、東日本の太平洋沿岸を東に進んだ。
西日本から東日本の太平洋側や東北地方では、宮崎県、静岡県、神奈川県で線状降水帯が発生するなど大雨となったほか、静岡県、茨城県、高知県で竜巻等の激しい突風が発生した[7]
[8]。
台風18号
9月19日3時頃に発生した台風18号は、21日午後6時頃にカテゴリー5のスーパータイフーンの基準に達し[9]、台湾や華南に甚大な被害をもたらした[10][11][12]。
台風20号
9月23日3時頃に発生した台風20号は、ベトナムなどで90人以上の死者を出す被害を引き起こした。
台風22号・台風23号
10月5日3時時頃に発生した台風22号は、非常に強い勢力で伊豆諸島に接近し、大雨・暴風・波浪の特別警報が発表された[13] [14]。 伊豆諸島では線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となったほか、猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなった。
翌週には、10月8日9時時頃に発生した台風23号が、強い勢力で再び伊豆諸島に接近し、大雨や非常に強い風をもたらした[15]。
台風25号
11月1日3時時頃に発生した台風25号は、11月4日にフィリピン中部を横断し、セブ島を中心に洪水や地すべりを引き起こし、死者188人、行方不明者135人以上の被害を齎した。 その後、南シナ海を越えてベトナム中南部へ上陸し、ザライ省とダクラク省で暴風雨により死者5人、家屋の倒壊・損壊被害が生じさせた[16][17]。
TC04B・34W
11月25日にマラッカ海峡で発生してサイクロンまで発達した後、衰退しながら東経100度を超え、インド気象局(IMD)の観測対象範囲から日本気象庁観測対象範囲へと移動した、観測史上初のサイクロン域から台風域への越境熱帯低気圧[注 2]。
その他、様々な異例な特色を持った熱帯低気圧である。
また、'サイクロンとしてはタイ南部・マレーシア・インドネシア西部へ、死者2011名・行方不明者276名・負傷者5011名・被害総額5兆2000億円という、甚大な被害を齎した。
アジア名の付与
2024年の最後の台風である「Pabuk(パブーク)」に引き続き、「35番 Wutip(ウーティップ)」からの付与となった。 台風27号の「61番 Koto(コト)」まで使用された。
月別の台風発生数
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 7 | 5 | 6 | 4 | 3 | 27 |
| 順位 | 発生年 | 発生月日 | 名称 英語名 または アジア名 |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1998年 | 7月9日 | 平成10年台風第1号 Nichole(ニコール) |
1951年以降でもっとも発生が遅い記録。 発生するまでの空白期間199日間も、統計史上1位タイ。 |
| 2 | 2016年 | 7月3日 | 平成28年台風第1号 Nepartak(ニパルタック) |
台風1号としては史上初めて、猛烈な台風まで勢力を発達させた。 |
| 3 | 1973年 | 7月2日 | 昭和48年台風第1号 Wilda(ウィルダ) |
この年は太平洋高気圧の軸が異常に南下し、台風の発生域が高気圧に覆われたため発生が遅れた。 発生するまでの空白期間198日間は、統計史上3位。 |
| 4 | 1983年 | 6月25日 | 昭和58年台風第1号 Sarah(サラ) |
|
| 5 | 2025年 | 6月11日 | 令和7年台風第1号 Wutip(ウーティップ) |
|
| 6 | 1984年 | 6月9日 | 昭和59年台風第1号 Vernon(ヴァーノン) |
各熱帯低気圧の活動時期

各台風の活動時期

発生した台風・熱帯低気圧の一覽
気象庁が台風に分類した熱帯低気圧
各表題は、「日本での台風番号(台風のアジア名)」である。
表題直後の太字は、「気象庁の台風番号・JTWCのタイフーン番号・PAGASAが命名した熱帯低気圧のフィリピン名」である。
フィリピン名に関しては、カタカナでの読みは定義されていないので、PAGASAが定義したアルファベットで表示する。
なお、各台風の名前については台風のアジア名・台風のフィリピン名を参照。
台風1号(ウーティップ)
202501・01W
気象庁は、6月10日21時に南シナ海の北緯15.0、東経114.2度付近で、998hPaの熱帯低気圧が発生したと発表した[確 1][18]。
11日21時頃に、南シナ海の北緯16.6度、東経111.3度付近で、992hPaの台風1号(ウーティップ)へ昇格した。 これは、統計史上5番目に遅い台風1号発生になる[19]。 JTWCは14日9時頃に、カテゴリー1の台風に昇格したと発表した。
その後、15時頃に広東省湛江市付近に上陸し、 翌15日3時に広西チワン族自治区梧州市の北緯23.3度、東経111.3度付近で、996hPaの熱帯低気圧に降格した[20]。
21時頃には温帯低気圧に変わり、16日9時頃には消滅した。
台風2号(セーパット)
202502・02W
気象庁は6月21日15時頃に、マリアナ諸島北端のファラリョン・デ・パハロス島の東方太平洋上の北緯20.9度、東経147.0度付近で、1008hPaの熱帯低気圧が発生したと発表した[確 2]。
23日15時頃に、小笠原諸島近海の北緯5.8度、東経144.0 度付近で、1004hPaの台風2号(セーパット)へ昇格した。 その後、小笠原諸島・伊豆諸島に沿うほうに北上した。
24日21時頃に鳥島近海の北緯5.8度、東経144.0 度付近で、1006hPaの熱帯低気圧へ降格した。 その後は更に北上し、次第に東寄りに進路を変えながら房総半島の南端と東端をを掠めて鹿島灘へ抜け、27日3時頃に東北地方のはるか東の太平洋上で通常の低気圧に変わった。
なお、台風に昇格してから熱帯低気圧へ降格するまでは、30時間程度であった。
台風3号(ムーン)
202503・04W
気象庁は、7月3日3時頃南シナ海上で台風3号(ムーン)が発生したと発表した[確 3]。
その後、台風はやや複雑な動きをしながら北上し、7月8日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。
なお、確報値では、最大風速が25m/sに上方修正された。
台風4号(ダナス)
202504・05W・ビシン
気象庁は、7月5日3時に南シナ海で、台風4号(ダナス)が発生したと発表した[確 4]。
その後台風は急速に発達していき7月6日の午前9時には、暴風域を伴い同日15時には、強い勢力に達した。 その勢力のまま南シナ海上を北上し、台湾上陸前にカテゴリー3の台風になり、その後台湾中部に上陸した [21]。 台風は上陸後は急速に衰え7日9時に暴風域が消滅。9日6時頃に中国の温州市付近に上陸し、9時に熱帯低気圧となった。
なお、確報値では、最大風速が40m/sに上方修正され、最低気圧は965hPaに下方修正された。
台風5号(ナーリー)
202505・06W
気象庁は、7月13日3時頃小笠原近海で、台風5号(ナーリー)が発生したと発表した[確 5]。
足早に北上した台風5号は、7月15日午前2時頃に北海道襟裳岬付近に上陸した [2]。
北海道への上陸は、平成28年台風11号以来9年ぶりのことであり [3]、本年初めての上陸となった。 その後北上を続け、同日午前9時頃、オホーツク海にて温帯低気圧に変わった [22]。
この台風が接近した影響で、羽田空港で平均風速が10m/sを超え、東京都八王子市では14日15時24分に最大瞬間風速15.1m/sを観測した [23]。
また、北海道庁総務課危機対策局危機対策課によれば、鉄道が4本程度の運休、道路が3つほど通行止めになるという軽微な被害が報告された [24]。
この台風は、太平洋高気圧の縁に沿って足早に北上したため、台風本体が接近すると急に雨や風が強まった [25]。 また、北海道にまで北上してなお勢力を維持した。再上陸を除いて、北海道へ上陸するのは1951年の統計開始以来7つ目となった。 原因としては、東北の沖合の海水温が平年よりも3度ほど高かったこと、寒気の影響を受けなかったこと、移動速度が50km/h前後と早かったことなどが挙げられてる [26]。
台風6号(ウィパー)
202506・09W・クライシング
気象庁は、7月18日3時頃、フィリピン東海上で、台風6号(ウィパー)が発生したと発表した[確 6]。
台風は南シナ海を途中暴風域を伴いながら西進した。 7月20日の中国上陸前には20日カテゴリー1の台風になり、その後中国南部に上陸した [27]。 台風6号はその後も西進を続け、23日3時、ラオスで熱帯低気圧に変わった[28]。
台風7号(フランシスコ)
202507・10W・ダンテ
気象庁は、7月23日午前9時頃、フィリピン東海上で、台風7号(フランシスコ)が発生したと発表した[確 7]。
最も風の強い領域が中心よりも北東方面に離れていたこともあり、沖縄本島などでは風が強まった。 24日に、那覇市で最大瞬間風速21.8m/s、南大東島で最大瞬間風速26.2m/sを観測した [29]。 その後、あまり発達せず25日15時に東シナ海で熱帯低気圧に変わった。
台風8号(コメイ)
202508・11W・エモン
気象庁は、7月23日午後9時頃、南シナ海上で、台風8号(コメイ)が発生したと発表した[確 8]。
南下してから北上し、25日には強い台風にまで発達した。 26日に沖縄に最接近した後、26日9時に熱帯低気圧に変わった [30]。
JTWCは、7月27日9時、熱帯低気圧となった元台風8号(コメイ)は沖縄上空で、24時間以内に再度トロピカルストームの勢力に達する可能性が高いと再評価した。 気象庁は7月27日21時の実況で熱帯低気圧から再度台風の勢力を満たしたとして、台風への再発達を発表した。 台風が再発達する、復活台風は平成30年台風第28号以来7年ぶりである [31]。
その後、中国の華中で7月31日(木)9時に熱帯低気圧に変わり、低気圧として前線を伴い日本海を通過した。
台風9号(クローサ)
202509・12W
気象庁は、7月24日正午頃、南シナ海上で、台風9号(クローサ)が発生したと発表した[確 9]。
気象庁は、7月26日15時に大型の台風に発達したと発表した。 その後強い勢力を維持したまま暴風域を伴いさらに発達を続けた。 28日には、高気圧に進路を阻まれる形で動きが遅くなり、小笠原諸島を中心に影響が長引くことになった。
その後、徐々に衰弱しながらも関東にかなり接近し、4日(月)15時に日本のはるか東で温帯低気圧に変わった。
台風10号(バイルー)
202511・13W
8月3日9時、八丈島の東で台風10号(バイルー)が発生した[確 10]。
東に足早に進み、台風9号と同じ様な進路を進み6日9時に日本のはるか東の海上で温帯低気圧に変わった [32]。
台風11号(ポードル)
202512・16W・ゴリオ
8月8日3時にマリアナ諸島で台風11号(ポードル)が発生した[確 11]。
発達しながら西に進み、12日に暴風域を伴いながら沖縄の南に達し、同日15時には、強い勢力に発達し、13日にかけてに先島諸島に接近した。
台湾上陸前にカテゴリー2の台風となり、その後は強い勢力で台湾に上陸、衰弱しながら、14日3時に華南に上陸した。 同日14日15時に華南に熱帯低気圧へ降格した。
台風12号(レンレン)
202512・18W・ファーニン
8月18日9時、気象庁は沖縄本島の南海上で発生した熱帯低気圧に対して、台風に発達する見込みだと発表した[確 12]。
その後一旦は台風になる可能性は小さくなったとして、発表を取りやめた。
しかし、21日3時に気象庁は東シナ海を北上していた熱帯低気圧に対し再び台風に発達する見込みだと発表し、21日9時に九州のすぐ西で台風12号(レンレン)に発達した [4]。 すでに九州に接近していたため、同日17時過ぎには鹿児島県日置市付近に上陸した [5]。 発生してから約8時間で日本に上陸する、珍しい台風となった。
この台風によって湿った空気が流れ込み鹿児島県では大雨になり土砂災害警戒情報も発表された。 9時30分までの24時間降水量が南さつま市加世田では313.5mm、鹿児島市のアメダス喜入では307.0mmと300mmを超えた。
台風はその後九州南部を横断し、22日午前9時に日向灘で熱帯低気圧に降格した。
台風13号(カジキ)
202513・19W・イサン
気象庁は、8月22日9時にフィリピンの東の熱帯低気圧について「24時間以内に台風に変わる見込み」と発表した[確 13]。
翌日23日9時に南シナ海で台風に変わった。その後、発達しながら西進し、23日夜には暴風域を伴った。 そして、23日6時に強い勢力となった。その後も発達していき、24日15時には、950hPaに達した。
その後はラオスに上陸して勢力を落とし、26日(火)15時に熱帯低気圧に変わった。
中国の海南島は、台風が接近し、ホテルの窓が破損するなど大きな被害が出た。ベトナムでも台風が上陸して少なくとも3人が死亡し、一時数万人避難を余儀なくされた。
台風14号(ノンファ)
気象庁は、8月30日に南シナ海で台風が発生したと発表した[確 14]。
8月31日の午前3時にタイで熱帯低気圧に変わった。
タイでは一部地域に洪水が発生し、住宅地が浸水した。[33]
台風15号(ペイパー)
気象庁は9月2日21時に日本の南の熱帯低気圧について「24時間以内に台風へ発達する見込み」と発表した[確 15]。
その後北へ進み、4日3時に日本の南で台風となった。台風12号と同様に日本のすぐ近くで発生したため「いきなり台風」とも呼ばれた。
その後日向灘沖を進み、5日1時頃に高知県宿毛市付近に上陸した。 その後四国の南を進み、同日9時に和歌山県北部に再上陸した。 そしてこの台風は足を早め西・東日本の太平洋沿岸を東よりに進み関東の南に接近・通過した後、海に出て5日21時に日本の東で温帯低気圧に変わった。 元台風15号は前線を伴いながら東に進んだ。
西・東日本の太平洋沿岸地域では大雨や強い風が吹き大きな影響を与えた。 特に台風15号がかなり接近した静岡県牧之原市では線状降水帯が発生し、強い突風で竜巻も発生し少なくとも3人が死亡し大規模停電が発生して5万5000戸が断水した。 700棟以上が全半壊という大きな被害が出た。
台風16号(ターファー)
気象庁は、9月6日に南シナ海で台風が発生した[確 16]。
9月8日に南シナ海で発達し、強い勢力で華南に上陸したあと、午後9時に熱帯低気圧となった。
台風17号(ミートク)
気象庁は、9月18日に南シナ海に台風が発生したと発表した[確 17]。
2日後の9月20日午前3時に、中国で熱帯低気圧と変わった。
フィリピンのルソン島北部では暴風雨に襲われ、一部の川が氾濫し、約100軒の家が浸水した。[34]
事後解析では、発生は9月17日午前3時発生に修正され、17日午前9時に、一度熱帯低気圧に変わり、9月18日午前9時に再び台風と修正され、台風8号に続いて2025年2度目の復活台風となった。
台風18号(ラガサ)
気象庁によると、午前9時ごろ、非常に強い勢力に発達したと発表した[確 18]。
JTWCによると、台風18号(ラガサ)が9月21日午後6時ごろ、カテゴリー5のスーパータイフーンの基準に達したと発表した[9]。
PAGASAによれば、9月21日午前3時ごろに洪水の警報レベルを最高のシグナル5に引き上げた [35]。
気象庁によると、9月22日午前9時ごろ、猛烈な勢力に達した。
台湾農業部によれば、農作物の被害のみで2.5億元の被害が推計された [10]。
台湾の花蓮県では、7月上旬の大雨で形成された自然の堰き止め湖が決壊、下流にある橋を押し流すだけでなく、市街地にまで流れ込み甚大な被害をもたらした [11]。死亡14人、行方不明者46人[12]。
中国国内では、最大風速64.7m/sを記録した。
また、非公式扱いではあるがNOAAが設置している観測ブイで900.3hPaを観測した。[36]これはフィリピン近辺で取得できた台風の実測値の中では、平成25年台風第30号で直接観測された気圧を下回ってフィリピン史上最も低い気圧を観測した台風となっている。
台風19号(ノグリー)
9月18日午後9時に、南鳥島東海上で発生した[確 19]。
9月20日午後9時に、今年初めての非常に強い勢力に達した。
その後はスピードを落としゆっくりと西進し、小さい円を描くような進路をとった。 その途中で衰退し、26日の6時には985hPa、最大風速が30m/sと強い勢力である基準35m/sを下回り、日本の東の海上で停滞した。
東への北上を始めた27日ごろに冷たい風が入ったことで構造が温帯低気圧よりになり、台風としての基準を残しながら再発達した。 9月28日15時には目がはっきりと見え、950hPa最大風速が45m/sと、非常に強い勢力となった。 その後台風は衰弱しながら北東へ動き、9月29日9時に温帯低気圧となった。
この台風は北緯25度と比較的高緯度で発生しながら寿命は10日半と、比較的長い期間存命した。
台風20号(ブアローイ)
9月24日午前3時に台風20号がフィリピン東海上で発生した[確 20]。
その後、29日未明にベトナム中部に上陸し、豪雨被害をもたらした。同日夜には熱帯低気圧となった。
台風21号(マットゥモ)
10月2日午前9時、フィリピンの東で発生した[確 21]。
その後、3日午前にはルソン島を横断して南シナ海へと抜け、5日午後には中国広東省湛江市徐聞県東部へ上陸した。
台風22号(ハーロン)
10月5日午前3時、小笠原近海で台風22号が発生した[確 22]。 当初は強い勢力に発達する程度の強度で予想されていたが、北上していくうちに勢力が強まっていき、予想に反して非常に強い勢力にまで達した。 その勢力のまま小笠原諸島を沿うように北上していき、伊豆諸島に接近する見通しとなった。
10月8日の午後4時頃、気象庁は、東京都の伊豆諸島に対し東日本ではじめて台風に関する特別警報(暴風・波浪)を発出した [13]。
その後、災害の危険が切迫しているとして大雨特別警報(緊急安全確保)が発令された [14]。
八丈島とその南にある青ヶ島村では海底ケーブルが損壊し、インターネットが繋がらない状況となった [37]。
また島内では電柱倒壊などの被害により、停電が発生した [38]。
10月9日の午前1時ごろに青ヶ島上空を通過した。 青ヶ島にある向沢気象観測所によれば935.3hPaを実測値(速報値)で観測した [39]。 10月9日の正午ごろ、台風を要因とする特別警報(暴風・波浪)が解除された [40]。
| 台風名 | 発令内容 | 台風のピーク時の勢力[注 3] | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 発令された特別警報 | 発令日時 | 発令対象 | 観測組織 | 最大風速 | 最低気圧 | |
| 令和4年台風第14号 (ナンマドル) |
暴風、波浪、高潮 | 2022-09-17 21:40:21 | 鹿児島県(奄美地方を除く) | 気象庁 | 55m/s(105kt) | 910hPa |
| 大雨 | 2022-09-18 15:10:14 | 宮崎県 | JTWC | 70m/s(135kt) | 916hPa | |
| 令和6年台風第10号 (サンサン) |
暴風、波浪 | 2022-08-28 13:00:44 | 鹿児島県(奄美地方を除く) | 気象庁 | 50m/s(95kt) | 935hPa |
| JTWC | 60m/s(115kt) | 932hPa | ||||
| 令和7年台風第22号 (ハーロン) |
暴風、波浪 | 2025-10-08 16:50:14 | 東京都八丈島 | 気象庁 | 50m/s(100kt) | 935hPa |
| 暴風、波浪 | 2025-10-08 21:10:18 | 東京都伊豆諸島南部・新島 | JTWC | 60m/s (120kt) | 935hPa | |
| 令和8年台風第6号 (チャンミー) |
氾濫 | 2026-06-03 06:11:18 | 和歌山県古座川水系古座川 | 気象庁 | 30m/s(60kt) | 975hPa |
| JTWC | 38m/s(73kt) | 973hPa | ||||
台風23号(ナクリー)
10月8日午後3時、マリアナ諸島で発生した熱帯低気圧が北西に進んでいき、フィリピンの東で台風へ発達した[確 23]。
東京都の八丈島空港で42.7m/sの暴風を観測した [15]。
台風24号(フンシェン)
フィリピンの東で発生した熱帯低気圧が西に進んでいき、10月18日午前3時、マサール島の東で台風へ発達した[確 24]。
台風25号(カルマエギ)
気象庁は、1日21時にフィリピンの東の北緯10度20分・東経137度0分で、熱帯低気圧が台風25号へ発達したと発表した[確 25]。
台風はその後ほぼ西へ直進し、11月4日にフィリピン中部を横断。セブ島を中心に洪水や地すべりにより死者188人、行方不明者135人以上の被害が生じた[16]。
その後は、南シナ海を越えてベトナム中南部へ上陸。ザライ省とダクラク省で暴風雨により死者5人、57棟の家屋が倒壊したほか3000棟が屋根の損壊被害を受けた[17](2025年中部ベトナム洪水)。 ベトナムを横断してカンボジアに入った後、11月7日午前9時、熱帯低気圧へと変わった。
台風26号(フォンウォン)
気象庁は、11月6日午前3時にマリアナ諸島の北緯10度10分・東経142度05分において、熱帯低気圧が台風26号へ発達したと発表した[確 26]。
その後、8日午前3時には、フィリピンの東方で大型で強い台風へと発達した。 更には9日午前3時に、大型で非常に強い台風へと発達した。
台風27号(コト)
気象庁は、11月25日午後9時に、スールー海の北緯11度00分、東経120度10分において、熱帯低気圧が台風27号へ発達したと発表した[確 27]。
その後、緩やかに西進した後、サイクロン・センヤールと相互に干渉して、藤原の効果によって南シナ海上で3日間に渡り停滞し続けた。[41]
この台風が発達したことにより、タイ南部やインドネシアのスマトラ島には常時湿った空気が送り込まれた。その結果、東経100度付近に位置していたサイクロン・センヤールの元となるボルネオ渦の発達を促進。結果としてそのボルネオ渦がサイクロンの勢力にまで成長して、マラッカ海峡内部にサイクロンが発生する異例の状況を生み出した。[42]
また該当するサイクロンはそのまま東進して東経100度を超え、史上初めてサイクロン域から台風域に東進した熱帯低気圧となった後、台風27号の南にまで接近した。
ハリケーン域から越境侵入した熱帯低気圧
TD01C(イオナ)
JTWCが、8月2日15時にハリケーン・イオナだった熱帯低気圧が日付変更線を超えてアメリカ大気庁の監視外に出たと発表したが、気象庁はこれを認めなかった。
アメリカ大気庁の事後解析では、西経179.5にてトロピカル・ストーム以下の勢力になったと修正され、熱帯低気圧としての越境となった。 これは2024年の熱帯低気圧01C(ホーネ)と同様の判断である。[43]
サイクロン域から越境侵入した熱帯低気圧
TC04B・34W(セニャール)

JTWCやマレーシア気象局が、11月27日9時頃にサイクロン・セニャールが東経100度を超えて日本の気象庁の監視領域に侵入したと発表したが、インド気象局と日本の気象庁は共にこれを認めず、インド気象局は11月27日正午の発表で、北緯3.7度、東経99.2度にてディープ・ディプレッションの勢力に降格したと発表した[44]。
このサイクロンはマラッカ海峡内で発生したため、サイクロンとしては最も南側で発生したサイクロンとなり、全熱帯低気圧としても平成13年台風第26号に次いで2番目に低い緯度で発生した熱帯低気圧となった[45]。
このサイクロンによってタイ南部やシンガポール、マレーシアやスマトラ島といったサイクロンの被害を受けにくい地域で洪水を引き起こし、少なくとも死者33人を記録した[45]。
このサイクロンは発生した後に西進してすぐにスマトラ島に上陸後、緩やかに南下し、その後すぐに東進し続けた。インド気象局は、11月27日21時の発表にて該当する熱帯低気圧が北緯3.6度、東経100.3度に到達し、インド気象局の監視範囲外に出たため、日本の気象庁の所管に移動したことを発表した[46][47]。
気象庁はサイクロン域から侵入した熱帯低気圧セニャールを11月27日の21時のアジア実況天気図に記載した。
11月28日午前9時、インド気象局が該当する熱帯低気圧が北緯3.7度、東経101度にてWell marked low(発達した低圧部)として発表した[48]。
サイクロン域から台風域に熱帯低気圧が移動するのは、観測史上初の出来事である。
11月28日午前9時、気象庁が該当する熱帯低気圧に対して北緯3.4度、東経104度にて台風に再発達する見通しとして発表した。なお、このような同一システムで2つのRSMC間で異なる見解を示した場合の命名規則がどのように適応されるかについては、WMOに記載がない[49]。
11月28日正午、JTWCはTC04Bの残滓(レムナント)として再発達する可能性を発表していたが、11月29日午前6時に、この見解を修正して同一システムが再発達したと発表し、熱帯低気圧番号34Wを改めて付与した。その後、34Wは台風の勢力まで再発達する見通しだと修正した。
11月29日午後3時、気象庁は該当する熱帯低気圧に対しての警告を取りやめた。
11月30日正午、JTWCは該当する熱帯低気圧に対してこれ以上発達する可能性は極めて低いとして発表を取りやめた。
12月2日午前9時の時点で、インドネシア、マレーシア、タイに深刻な被害が出ており、死亡者だけでも800人を超える大惨事となっている[50]。また被害総額は、判明しているだけでも最低でも3兆円になる見通しで、既に現代の東南アジア史上最悪のサイクロン災害となっている。これは、令和元年東日本台風に並ぶ被害額である。
その他の熱帯低気圧
TD03W
6月24日に気象庁の天気図に記載された。
JTWCはこの熱帯低気圧に対して、6月25日の午後3時に熱帯低気圧番号を付与した[51]。
SD07W
7月11日ごろに、気象庁の天気図に記された。
もともと、気象庁の天気図は上では台風4号と同じ低圧部のまとまりとして記されていたが、 台風4号が台湾の西側を北上する過程で低圧部が2つに分離して、東側の半分が別の熱帯低気圧となった。 JTWCは7月13日に、該当する熱帯低気圧を亜熱帯低気圧(=Sub Tropical Depression)と定義して発表した。 7月14日午前6時に九州南部に上陸した。
なお、確定値の天気図では九州北部にて位置する熱帯低気圧が確認できる。九州北部で最盛期を迎え990hPaを記録した。
TS08W
JTWCが、7月14日0時に小笠原諸島の上空に熱帯低気圧が発生したと発表した。 その6時間後には、トロピカル・ストームの勢力へ至ったと発表した。
確定値の天気図においても記載されなかった。
各熱帯低気圧の影響
| 台風・
熱帯低気圧 |
名称 | 期間 | 大きさ・ | 階級 | 最大風速 | 最低気圧 | 影響地域 | 被害額(百万ドル) | 死者・行方不明者数(人) | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TD | - | 2/11 - 2/17 | - | TD | - | 1006hPa | ベトナム、マレーシア、フィリピン(パラワン州) | - | - | |
| 台風1号・01W | ウーティップ | 6/11 - 6/15 | - | STS | 30m/s(60kt) | 980hPa | フィリピン、中国南部、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ | 3億800万ドル | 21人 | [52] |
| TY | 35m/s(65kt) | 979hPa | ||||||||
| TD・01W | (オーリング) | 6/11 - 6/13 | - | TD | 13m/s(25kt) | 1002hPa | フィリピン、台湾、中国東部 | 軽微 | 1人 | [52] |
| TD | 13m/s(25kt) | 1004hPa | ||||||||
| 台風2号・02W | セーパット | 6/22 - 6/25 | - | TS | 18m/s(35kt) | 1004hPa | 小笠原諸島、伊豆諸島、関東地方 | - | - | |
| TS | 20m/s(40kt) | 1000hPa | ||||||||
| TD・03W | - | 6/24 - 6/26 | - | TD | - | 1004hPa | フィリピン、中国南部、ベトナム | - | 6人 | |
| TD | - | 1004hPa | ||||||||
| 台風3号・04W | ムーン | 7/3 - 7/7 | - | STS | 25m/s(50kt) | 990hPa | (小笠原諸島) | - | - | |
| TS | 25m/s(50kt) | 982hPa | ||||||||
| 台風4号・05W | ダナス(ビシン) | 7/5 - 7/11 | 強い | TY | 35m/s(65kt) | 970hPa | フィリピン、台湾、琉球諸島、中国南東部 | 2億4300万ドル | 10人 | |
| TY | 45m/s(100kt) | 954hPa | ||||||||
| 台風5号・06W | ナーリー | 7/12 - 7/15 | - | STS | 25m/s(35kt) | 985hPa | 小笠原諸島、北海道南部、アラスカ | 100万ドル | - | |
| TS | 25m/s(35kt) | 983hPa | ||||||||
| SD・07W | - | 7/12 - 7/14 | - | TD | 12.3m/s(実測値) | 990hPa | 台湾、浙江省、九州、韓国 | 軽微 | - | |
| SD | 15m/s(30kt) | 993hPa | ||||||||
| TS・08W | - | 7/14 - 7/17 | - | - | - | - | 伊豆諸島、関東地方~北海道、千島列島 | 軽微 | - | |
| TS | 20m/s(40kt) | 1000hPa | ||||||||
| 台風6号・09W | ウィパー(クライシング) | 7/18 - 7/23 | - | STS | 30m/s(60kt) | 970hPa | フィリピン、台湾、中国南部、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー | 11億4000万ドル | 60人 | |
| TY | 35m/s(65kt) | 970hPa | ||||||||
| 台風7号・10W | フランシスコ(ダンテ) | 7/23 - 7/25 | - | TS | 23m/s(55kt) | 990hPa | フィリピン、琉球諸島、台湾、中国東部 | 不明 | 不明 | |
| TS | 20m/s(40kt) | 987hPa | ||||||||
| 台風8号・11W | コメイ(エモン) | 7/23 - 7/31 | 強い | TY | 35m/s(65kt) | 975hPa | フィリピン・台湾・沖縄 | 4200万ドル | 55人 | |
| TY | 35m/s(70kt) | 974hPa | ||||||||
| 台風9号・12W | クローサ | 7/24 - 8/4 | 大型・強い | TY | 40m/s(75kt) | 965hPa | マリアナ諸島、小笠原諸島、伊豆諸島、関東地方 | 軽微 | - | |
| TS | 40m/s(80kt) | 964hPa | ||||||||
| TD | - | 8/1 - 8/2 | - | TD | - | 996hPa | ベトナム、中国南部 | - | - | |
| TD | 10m/s(20kt) | 1002hPa | ||||||||
| TD・01C | イオナ | 8/2 - 8/4 | - | TD | 15m/s(30kt) | 1008hPa | (ハワイ)・ウェーク島 | - | - | |
| TD | 15m/s(30kt) | 1008hPa | ||||||||
| 台風10号・13W | バイルー | 7/31 - 8/6 | - | TS | 18m/s(35kt) | 994hPa | 軽微 | - | ||
| TS | 18m/s(35kt) | 996hPa | ||||||||
| TD・14W | 8/2 - 8/4 | - | TD | - | - | - | - | |||
| TD | - | |||||||||
| TD・15W | 8/4 - 8/6 | - | TD | - | - | - | - | |||
| TD | - | |||||||||
| 台風11号・16W | ポードル(ゴリオ) | 8/8 - 8/14 | 強い | TY | 40m/s(80kt) | 960hPa | マリアナ諸島、フィリピン、八重山諸島、台湾、中国南部、ベトナム | 3億3200万ドル | 2人 | |
| TY | 50m/s(90kt) | 966hPa | ||||||||
| TD・17W | 8/17 - 8/19 | - | TD | - | フィリピン | 軽微 | - | |||
| TD | - | |||||||||
| 台風12号・18W | レンレン(ファーニン) | 8/21 - 8/22 | - | TS | 18m/s(35kt) | フィリピン、西南諸島、九州 | 軽微 | - | ||
| TS | - | |||||||||
| 台風13号・19W | カジキ(イサン) | 8/23 - 8/26 | 強い | TY | 40m/s(80kt) | 950hPa | フィリピン、中国南部、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー | 3億8600万ドル | 17人 | |
| TY | 45m/s(90kt) | 967hPa | ||||||||
| 台風14号・20W | ノンファ | 8/30 - 8/31 | TS | 20m/s(40kt) | 996hPa | フィリピン、中国南部、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー | 359万ドル | 1人 | ||
| TS | ||||||||||
| 台風15号・21W | ペイパー | 9/4 - 9/5 | TS | 55m/s(106kt) | 992hPa | 西南諸島、日本 | 1億5000万ドル | 1人 | ||
| TS | ||||||||||
| 台風16号・22W | ターファー | 9/6 - 9/8 | 強い | TY | 35m/s(75kt) | 975hPa | フィリピン、中国南部 | 不明 | - | |
| TY | 975hPa | |||||||||
| 台風17号・23W | ミートク | 9/18 - 9/20 | - | STS | 23m/s(45kt) | 996hPa | フィリピン、台湾、中国南部 | 軽微 | 3人 | |
| TS | ||||||||||
| 台風18号・24W | ラガサ | 9/18 - 9/25 | 大型 ・猛烈な | TY | 55m/s(110kt) | 905hPa | フィリピン、台湾、西南諸島、中国南部、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ | 28億5000万ドル以上 | 30人 | |
| STY | 75m/s(145kt) | 911hPa | ||||||||
| 台風19号・25W | ノグリー | 9/18 - 9/29 | 猛烈な | TY | 55m/s(105kt) | 920hPa | ウェーク島、アリューシャン列島 | 軽微 | - | |
| STY | 60m/s(120kt) | 936hPa | ||||||||
| 台風20号・26W | ブアローイ | 9/24 - 9/29 | 強い | TY | 40m/s(75kt) | 965hPa | カロリン諸島、フィリピン、中国南部、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー | 9億5000万ドル以上 | 94人 | |
| TY | 40m/s (80kt) | 970hPa | ||||||||
| 台風21号・27W | マットゥモ | 10/2 - 10/6 | 強い | TY | 35m/s(70kt) | 970hPa | フィリピン、中国南部、ベトナム、ラオス、タイ | 31億7000万ドル | 39人 | |
| TY | 45m/s (90kt) | 966hPa | ||||||||
| 台風22号・28W | ハーロン | 10/5 - 10/10 | 非常に強い | TY | 50m/s(100kt) | 935hPa | 小笠原諸島、伊豆諸島、関東地方、アラスカ | 1億2500万ドル以上 | 3人 | [53] |
| TY | 60m/s (120kt) | 935hPa | ||||||||
| 台風23号・29W | ナクリー | 10/7 - 10/15 | 強い | TY | 35m/s(70kt) | 975hPa | マリアナ諸島、西南諸島、南日本、伊豆諸島、関東地方 | 軽微 | - | |
| TY | 40m/s (75kt) | 974hPa | ||||||||
| 台風24号・30W | フンシェン | 10/18 - 10/23 | STS | 30m/s(55kt) | 990hPa | マリアナ諸島、フィリピン、台湾、中国南部、ベトナム | 3億9100万ドル | 54人 | ||
| TS | ||||||||||
| 台風25号・31W | カルマエギ | 11/01 - 11/07 | 非常に強い | TY | 50m/s(95kt) | 935hPa | カロリン諸島、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ | 5億8800万ドル | 288人 | [55] |
| TS | ||||||||||
| 台風26号・32W | フォンウォン | 11/05 - 11/13 | 非常に強い | TY | 45m/s(85kt) | 950hPa | カロリン諸島、マリアナ諸島、フィリピン、台湾、中国東部、琉球諸島 | 1億400万ドル以上 | 34人 | |
| TY | ||||||||||
| 台風27号・33W | コト | 11/25 - 12/01 | 強い | TY | 40m/s(70kt) | 965hPa | フィリピン、ベトナム、カンボジア | 960万ドル | 2人 | |
| TY | 40m/s(75kt) | 975hPa | ||||||||
| TC04B・34W | セニャール | 11/23 - 11/27(サイクロン域) 11/27(台風域) - 11/30 |
- | TD | 15m/s(30kt) | 1006hPa | スマトラ島・シンガポール・マレーシア西部・タイ南部・アンダマン諸島・インドネシア・フィリピン・ベトナム | 197億ドル | 少なくとも1100人 | [50] |
| TD | 15m/s(30kt) | 1003hPa | ||||||||
- 「期間」は熱帯低気圧として存命した期間を表す。台風が熱帯低気圧に変わった場合、熱低化から消滅までの期間も含む。
- 「階級」は気象庁が示す国際分類で、TD=トロピカル・デプレッション、TS=トロピカル・ストーム、STS=シビア・トロピカル・ストーム、TY=タイフーンである。STY=スーパータイフーンは、合同台風警報センター(JTWC)の分類で、タイフーンのうち最大風速が130kt(約65m/s、1分間平均)以上のもの。
- 合同台風警報センター(JTWC)の表記のうち、MD=モンスーン・ディプレッション(モンスーン型の熱帯低気圧)、WV=トロピカル・ウェーブ(高気圧の縁に出来る熱帯の波)、DB=トロピカル・ディスターバンス(熱帯擾乱)、DS=ディスィペインティング(散逸擾乱)、IN=インランド(地形性低気圧)、SD=サブ・トロピカル・ディプレッション(亜熱帯低気圧)、SS=サブ・トロピカル・ストーム(亜熱帯性台風)、EX=エクストラ・トロピカル・システムズ(温帯低気圧またはそれに準ずるもの)をそれぞれ表す。このうちWV,DBはLPA(低圧部)に属し、MD、SDは熱帯低気圧に属する。
- なお、米軍の2025年の最終事後解析は2026年8月31日に公開される予定の資料を出典にて明記する。
- 上段は気象庁の情報、下段はJTWCの情報である。