伊藤真吾
日本の将棋棋士
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棋歴
- 5才の時、父(アマ5段)に教わったのが、将棋をはじめたきっかけである[注 1]。父親と同じ「八王子将棋クラブ」に通っていた[2]。
- 小学4年生のときにプロをめざしはじめ、桜井昇八段に入門する[2]。11歳(小6)で奨励会に入会[1][2]。奨励会三段リーグにおいて、第36回(2004年度後期)14勝4敗で次点、第40回(2006年度後期)でも13勝5敗で次点となり、通算2度の次点の規定によりフリークラスのプロ棋士となる権利を得る。当時25歳で年齢制限が迫っていたこともあり、権利を行使してプロデビューした[注 2]。
- また、上記の他に第39回でも14勝4敗の成績を残しており、ここでは次点にも届いていない(昇段者は佐藤天彦と戸辺誠、次点は豊島将之)。通常、奨励会三段リーグで14勝4敗の成績はほぼ昇段が確実とされる成績であり、この成績で昇段に至らなかった例は第70回(2021年度)現在まで8例しかない(豊川、田村、豊島、伊藤2、服部、西山、片山)。また、14勝を2度、13勝を1度という極めて高い成績を残しながら一度も2位以内に届かなかった棋士も伊藤のみである。
- 第60回NHK杯で、予選を突破して初の本戦出場を果たす[3]。本戦では一回戦で阿部隆に勝利し、二回戦で羽生善治に敗れた。
- 2011年7月25日から11月25日まで公式戦16連勝を記録。そして12連勝目に当たる10月26日の第24期竜王戦6組3位決定戦(敗者復活戦)の大野八一雄戦の勝利で、竜王戦5組昇級を決めると同時にフリークラスから順位戦C級2組への昇級条件の1つ(良い所取り30局以上で勝率6割5分以上)を21勝11敗で満たし、フリークラス四段の棋士となってから4年7ヶ月で順位戦の参加資格を勝ち取った[注 3]。
- 2013年度に開催された第7回朝日杯将棋オープン戦では当時の順位戦A級棋士である谷川浩司を本戦トーナメントで破りベスト8、翌2014年度に開催された第8回大会では当時の順位戦A級棋士である阿久津主税、三浦弘行を本戦トーナメントで破りベスト4に入る活躍をみせた。
- 第64期王位戦第3局1日目のABEMA中継での解説中、聞き手の飯野愛女流初段から「9時開始の対局」について尋ねられた際、伊藤真は過去に9時開始の対局を10時開始と勘違いして大遅刻した事を明かした。
- 上述の遅刻した対局は、2010年12月23日(天皇誕生日=当時)に行なわれた第24期竜王戦 ランキング戦6組(男性棋士vs.女流棋士)一斉対局の1局で、伊藤真四段(当時)の相手は清水市代女流六段(当時)だった。この日の対局はイベントを兼ねていた関係で通常の10時対局開始ではなく「9時の対局開始」とされていたが、対局開始時間を失念していた伊藤真は、9時30分過ぎまで近隣の店で詰将棋を解きながら「10時の対局開始」に合わせて時間調整し、頃合いを見て将棋会館に向かったところ、会館前で将棋記者から既に対局が始まっていることを伝えられ、慌てて清水が待つ特別対局室に入ったという。この対局は、当日の遅刻の様子を含めて ブログ中継と棋譜中継が行われており、当日の遅刻の様子を含めて確認できる。
- 竜王戦中継plus : ランキング戦6組「男性棋士vs女流棋士」一斉対局、本日9時より対局開始
- 竜王戦中継plus : 大盤解説会のお知らせ
- 竜王戦中継plus : 伊藤真四段-清水女流六段戦
「定刻の9時になっても伊藤真四段は現れず。清水女流六段が一人、盤の前にたたずんでいた。」 - 竜王戦中継plus : 伊藤真四段-清水女流六段戦、対局開始
「9時50分頃、特別対局室に動きがあった。伊藤真四段が対局室に現れたのだ。伊藤真四段は52分の遅刻で、3倍引きで156分=2時間36分が持ち時間から引かれることになる。両者駒を並べ、9時56分に対局が始まった。」 - 竜王戦中継plus : 伊藤真四段、勝利
- 2010年12月23日 第24期竜王戦ランキング戦6組 伊藤真吾四段 対 清水市代女流六段(KIFファイル)
棋風
人物
昇段履歴
→棋士の昇段規定については「将棋の段級 § 棋士の昇段規定」を、奨励会員の昇段規定については「新進棋士奨励会 § 昇級・昇段」を参照
主な成績
在籍クラス
→竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
| 開始 年度 |
順位戦 出典[14] |
竜王戦 出典[15] | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
|||||
| 1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
| 2007 | 66 | F編 | 21 | 6組 | -- | 5-2 | ||||||||||||
| 2008 | 67 | F編 | 22 | 6組 | -- | 3-2 | ||||||||||||
| 2009 | 68 | F編 | 23 | 6組 | -- | 2-2 | ||||||||||||
| 2010 | 69 | F編 | 24 | 6組 | -- | 7-1 | ||||||||||||
| 2011 | 70 | F編 | 25 | 5組 | -- | 1-2 | ||||||||||||
| 2012 | 71 | C244 | 5-5 | 26 | 5組 | -- | 1-2 | |||||||||||
| 2013 | 72 | C224 | 4-6 | 27 | 5組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2014 | 73 | C232 | 3-7 | 28 | 5組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2015 | 74 | C238 | 6-4 | 29 | 5組 | -- | 1-2 | |||||||||||
| 2016 | 75 | C217 | 6-4 | 30 | 5組 | -- | 4-1 | |||||||||||
| 2017 | 76 | C214 | 7-3 | 31 | 4組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2018 | 77 | C207 | 5-5 | 32 | 4組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2019 | 78 | C224x | 3-7 | 33 | 4組 | -- | 1-2 | |||||||||||
| 2020 | 79 | C242* | 7-3 | 34 | 4組 | -- | 4-1 | |||||||||||
| 2021 | 80 | C214* | 4-6 | 35 | 3組 | -- | 0-2 | |||||||||||
| 2022 | 81 | C234* | 6-4 | 36 | 4組 | -- | 1-2 | |||||||||||
| 2023 | 82 | C219* | 5-5 | 37 | 4組 | -- | 2-1/昇0-1 | |||||||||||
| 2024 | 83 | C224* | 5-5 | 38 | 4組 | -- | 0-1/昇0-1/残1-0 | |||||||||||
| 2025 | 84 | C228* | 3-7 | 39 | 4組 | -- | 0-1/昇1-1 | |||||||||||
| 2026 | 85 | C241* | - | 40 | 4組 | -- | - | |||||||||||
| 順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 | ||||||||||||||||||
年度別成績
| 年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2007 | 21 | 11 | 10 | 0.5238 | [16] |
| 2008 | 24 | 14 | 10 | 0.5833 | [17] |
| 2009 | 19 | 10 | 9 | 0.5263 | [18] |
| 2010 | 21 | 10 | 11 | 0.4761 | [19] |
| 2007-2010 (小計) |
85 | 45 | 40 | ||
| 年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
| 2011 | 30 | 20 | 10 | 0.6666 | [20] |
| 2012 | 42 | 25 | 17 | 0.5952 | [21] |
| 2013 | 34 | 18 | 16 | 0.5294 | [22] |
| 2014 | 32 | 14 | 18 | 0.4375 | [23] |
| 2015 | 33 | 19 | 14 | 0.5757 | [24] |
| 2016 | 30 | 15 | 15 | 0.5000 | [25] |
| 2017 | 34 | 17 | 17 | 0.5000 | [26] |
| 2018 | 31 | 13 | 18 | 0.4193 | [27] |
| 2019 | 28 | 11 | 17 | 0.3928 | [28] |
| 2020 | 36 | 21 | 15 | 0.5833 | [29] |
| 2011-2020 (小計) |
330 | 173 | 157 | ||
| 年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
| 2021 | 30 | 13 | 17 | 0.4333 | [30] |
| 2022 | 27 | 11 | 16 | 0.4074 | [31] |
| 2023 | 31 | 18 | 13 | 0.5806 | [32] |
| 2021-2023 (小計) |
88 | 42 | 46 | ||
| 通算 | 503 | 260 | 243 | 0.5168 | [33] |
| 2023年度まで | |||||
YouTube活動
著書
- よくわかる相振り飛車(2011年、マイナビ)ISBN 978-4-8399-4075-1
- 徹底解明!先手中飛車の最重要テーマ21(2017年、マイナビ出版)ISBN 978-4-8399-6168-8
- よくわかる雁木(2020年、マイナビ出版)ISBN 978-4-8399-7243-1
出演
ゲーム
- 将棋RPG つめつめロード(2016年、DIG、スマートフォン向けゲームアプリ)[注 4]