佐渡山豊
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学習研究社が1981年に刊行した『NEW MUSIC'81 ニューミュージック事典』の「アーティスト名鑑」での「佐渡山豊」の項目には「生年月日・出身地とも不詳」と書かれている[1]。沖縄県コザ市出身。琉球大学農学部で農芸科学を専攻。
吉田拓郎、加川良、泉谷しげる、岡林信康のファン[2]。琉球大学1年のとき、沖縄にも若者の新しいオリジナル・フォークを作ろうと「沖縄フォーク村」を結成[2]。一年で約40人になったが、半分は女性だった[2]。返還前の沖縄はロックが盛んでフォークを発表する場は那覇市に2カ所ホールがある程度でレベルも低く[2]、マイクやスピーカーなどの機材も放送局からの借り物を使った[2]。「沖縄フォーク村」として野外や大学のキャンパスで2カ月に一回程度コンサートをやったが、「沖縄フォーク村」の姿勢は「絶対にプロにはならない」「沖縄中どこへ行ってもフォークが聞こえてくるような状況を作りたい」だった[2]。佐渡山に目を付けたエレックレコードがアルバム制作を持ち掛け[2]、1972年に佐渡山は初めて東京に来た[2]。1972年5月15日の沖縄の本土復帰後の同年6月にアルバムをリリースすべく準備を進めていた[2]。
1973年5月25日、予定より一年遅れてアルバム『世間知らずの佐渡山豊』でエレックレコードからデビュー[3]。『深夜放送ファン』1973年11月号では本アルバムを吉田拓郎『伽草子』、井上陽水『陽水ライヴ もどり道』、キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』、村八分『村八分ライブ』などとともに1973年半期4月ー10月のベストアルバム12の一枚に選んでいる[3]。「もはや遠い昔の遺産になってしまった岡林・高石時代のフォークの遺産ともいうべき〈フォークの原点〉をひっさげ、風化現象を起こし始めていたフォーク界にカツを入れた功績は大きい」などと評価された[3]。以後、6枚のアルバムを発表。
1978年、日本全国放浪の末、沖縄に戻り、音楽活動を中止後、独学で一級建築士の資格を取得。
1996年、往年のヒット曲「ドゥチュイムニー」が泡盛のCMに起用され、話題となる。
1997年、音楽活動再開。アルバム「さよならおきなわ」を発表後、全国各地でライブを行っている。
ディスコグラフィー
シングル
| 発売日 | 面 | タイトル | 規格 | 規格品番 |
|---|---|---|---|---|
| エレックレコード | ||||
| 1973年10月25日 | A | ドゥーチュイムニイ | EP | EB-1013 |
| B | 誕生日 | |||
| 1974年2月10日 | A | 変わりゆく時代の中で | EP | EB-1019 |
| B | 海泥棒 | |||
| トランジスターレコード | ||||
| 1998年3月20日 | 1 | 行雲流水 ko-un-ryu-sui | CD | ISNB-002 |
| 2 | ドゥチュイムニィ(メモリアル・ライブ・バージョン) | |||
| 3 | 道は歌う | |||
| 4 | Duchuimuny | |||
アルバム
オリジナル・アルバム
| 発売日 | アルバム | レーベル | 規格 | 規格品番 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1973年5月25日 | 世間知らずの佐渡山豊
A面
B面
|
エレックレコード | LP | ELEC-2018 | |
| 2006年8月23日 | バップ | CD(紙ジャケ) | VPCC-84570 | ||
| 2013年11月20日 | ワーナーミュージック | CD | WPCL-11566 | ||
| 1974年3月10日 | 仁義
A面
B面
|
エレックレコード | LP | ELEC-2024 | |
| 2006年8月23日 | バップ | CD(紙ジャケ) | VPCC-84571 | ||
| 1975年8月21日 | もっと近くへ
A面
B面
|
ポリドール | LP | MR-5057 | |
| 2001年10月16日 | トランジスターレコード | CD | TRYS-0002 | ||
| 2018年3月28日 | ミュージックグリッド | MSCL-61145 | |||
| 2020年10月28日 | ビクターエンタテインメント | CD-R | VODL-60119 | ||
| 1976年8月21日 | 存在
A面
B面
|
ポリドール | LP | MR-3011 | |
| 2001年10月30日 | トランジスターレコード | CD | TRYS-003 | ||
| 1977年12月21日 | イタリアンブーツ
A面
B面
|
ポリドール | LP | MR-3098 | |
| 2001年11月15日 | トランジスターレコード | CD | TRYS-004 | ||
| 1997年1月1日 | さよならおきなわ
|
Teda Khan | ISNB-1 | ||
| 2008年12月25日 | キャンパス | ISNB-001 | |||
| 2001年4月21日 | 空っぽな空から
|
||||
| 2018年6月23日 | TRYS-001 | 2018年デジタルリマスター盤 | |||
| 2003年2月14日 | igaloo
|
||||
| 2004年7月25日 | HIRI HIRI
|
FLYING PUBLISHERS | FPYS-001 | ||
| 2009年1月21日 | 時間(トキ)のカケラ~fragment Of The Time~
|
ポニー・キャニオン | PCCA-02830 | ||
| 2013年3月25日 | IGALOO-II つむじ風 |
ライブアルバム
| 発売日 | アルバム | レーベル | 規格 | 規格品番 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1976年12月21日 | ドゥチュイムニィ ライブ・イン・ロフト | LP | |||
| 2002年1月20日 | トランジスターレコード | CD | TRYS-005/006 | ||
| 2000年6月23日 | サバニ~舵をとるのは風なんかじゃない~(4/28・大阪ライブ)
Disc1
Disc2
|
トランジスターレコード | TRYS-00623 | ||
| 2016年9月1日 | LIVE[4]
|
ベストアルバム
| 発売日 | アルバム | レーベル | 規格 | 規格品番 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1998年8月21日 | BEST〜エレック・イヤーズ | フォーライフ・レコード | CD | FLCF-3724 |
参加オムニバス
- 「1973PM9:00→1974AM3:00」(1974年6月1日)
- 「詩人・山之口貘を歌う」(1998年5月24日)
- 「エレック・アンソロジー」(1998年7月18日)
- 「唄の市エレック・ライブ選集」(1998年8月21日)
- 「エレック・アンソロジー2」(1999年4月21日)
- 「唄の市・沖縄フォーク村」(1972年7月25日)-2005年12月21日再発売
- 「Thousands of Smiles 〜笑顔がいっぱい〜 Special Edition」(2006年4月9日)
DVD
- ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.11 佐渡山豊スタジオライブ&インタビュー(2004年7月14日)
- ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.15 佐渡山豊presents トラトラトラ2002弾を浴びた島に魂を!(2004年7月14日)
書籍
詩集
- 空っぽな空から(思潮社 2001年4月)