内部観測
From Wikipedia, the free encyclopedia
以下、松野孝一朗(2000)による定義を紹介する。
また松野孝一郎は次のようにも説明した。
物質世界内にあってそれぞれが相互作用するとは、その相手が何であるかの同定が先ず前提となる。相互作用には同定、識別という行為が必ず付随する。内部観測とは 相互作用に不可避となる同定、識別行為を指す。[1]
それに対して観測をしても相互作用が誤差の範囲内であるとする観測を「外部観測」と呼んでいる。分野によっては外部観察という。社会調査法では内部観測を内部関与という。
内部観測の例
ここでは、松野孝一朗(2000)より、内部観測の例として「説明」を紹介する。
説明の際には、「説明するための問題案件を抽出、特定、そして それを説明する」必要がある。対話において、説明される相手は 非難、批判、条件付き同意、称賛、絶賛、またはそれらの混合したものになるが、 その際に、説明される相手も同様に、 「説明するための問題案件を抽出、特定、そしてそれを説明する」という説明の連鎖がある。
このとき、 内部観測の「他の個物を同定する観測」は「問題案件を与えること」に、 内部観測の「間断のない観測」は「説明」にそれぞれ対応する。
内部観測はものごとの説明原理ではなく、 説明されるべき案件を特定し、それを記述するための手段であることを付記しておく。
歴史
内部観測は松野孝一郎が発見し、郡司ペギオ幸夫が開拓した。その後、辻下徹により、内部観測についての数理が模索された。[3]