北海道東方沖地震
1994年10月4日、北海道根室半島沖で発生した地震
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概要
被害
全体での被害は釧路市で最も多く、負傷者437人、住宅全壊61棟、半壊348棟、一部損壊7095棟、浸水184棟であった。死者9人、行方不明者2人はすべてロシアの実効支配下の択捉島で発生した。このほか、道路損壊・崖崩れ・マンホールの浮き上がりなどが多数発生し、埋立地を中心に液状化現象も発生した。釧路市の被害が注目されているが、中標津町・別海町・標津町の被害も甚大で、国道・道道など多数の道路が寸断され家屋も多数全半壊している。中標津町では当初震度4とされたが地震計が設置されている場所が市街地から離れており、地盤も頑丈であったため被害状況から判断して震度5強〜6弱程度の揺れがあったと推測される。
津波
札幌管区気象台は22時28分、北海道太平洋沿岸に津波警報、オホーツク海沿岸に津波注意報を発表した。観測された主な波高は根室市花咲港で173cmなどであったが、地震発生直後に津波警報・注意報が発表され緊急警報放送が実施されたためか[3]、北海道での被害は少なかった。
北方領土の島々にも被害が及び、特に択捉島では地震による直接の被害に加え、津波も襲来した。11人の死者・行方不明者を出し、1万人近くの人々がロシア本土への移住を余儀なくされ、色丹島はこの地震以降衰退した。
オホーツク海内を波源とする別の津波が観測されており、海底地滑りか何らかの変位が生じ、津波を発生させた可能性が示唆されている[4]。
震度
震度は以下のとおり[5]。震度の基準及び観測した市町村名は当時。この地震では、東北地方の太平洋側で震度4、東京など関東地方・中日本でも震度3を観測した一方で、北海道内の旭川や留萌では震度2、稚内では震度1にとどまるなど、異常震域の傾向を呈した。