名古屋市交通局800形電車 (軌道)
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車体
NSL-1というメーカー形式が示す通り、構体設計を極力簡素化して製造コストを抑えるとともに高速運転に対応した超軽量設計となったため、自重が約11tと同時期に製造された他車種の平均である約16tを大きく下回った。また、製造価格も約1000万円が1両あたりの相場であったところ、817万円に抑えられた。
車体は骨組が全ての負荷を負担する従来構造ではなく、側板などにも負荷を分散して負担させることで全体の軽量化を図る準張殻構造が採用され、従来よりも薄い板材を使用しつつ車体剛性を確保するため、外板にプレスによるリブを入れてあった。
前面窓は従来の電車が3枚であったところを、車両先端幅を狭めて大型2枚窓を取り付ける方式とし、さらには和製PCC車として知られた1900形・2000形と同様に台車の部分までを覆う薄いロングスカート型となっていたため、総合的に見て先鋭な印象を与えることになった。
この時代の車両としては珍しく、室内灯に蛍光灯を装備していたのも特徴である。
主要機器
主電動機は両軸構造のトロリーバス用100kW級モーターを車体中央の床下に吊り下げ、そこからユニバーサルジョイントによる駆動軸を介して第1・4軸をウォームギヤで駆動させる乗越カルダン駆動方式(多くの鉄道模型で用いられているのと同様の方式)が採用された。
台車はこれも野心的な軽量設計で弾性車輪を使用する、日本車輌NS-51(801・802)・52(803~807)・53(808~812)がそれぞれ採用されている。
制御器は間接自動制御で、ワンハンドルマスコンを用いるなど、この面でも技術革新が窺える車両であった。
もっとも、制動装置(ブレーキ)については1800形以降と同様に発電制動併用でドラムブレーキが採用されており、目新しさはない。