四酸化キセノン
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| 四酸化キセノン | |
|---|---|
xenon tetroxide | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 12340-14-6 |
| 特性 | |
| 化学式 | XeO4 |
| モル質量 | 195.29 g mol−1 |
| 外観 | 黄色固体 (−36 °C) |
| 密度 | ? g cm−3, 固体 |
| 融点 |
−35.9 °C |
| 沸点 |
0 ℃で分解[要出典] |
| 水への溶解度 | 可溶 |
| 構造 | |
| 分子の形 | 四面体形[1] |
| 双極子モーメント | 0 D |
| 熱化学 | |
| 標準生成熱 ΔfH |
? kJ mol−1 |
| 標準モルエントロピー S |
? J.K−1 mol−1 |
| 危険性 | |
| EU分類 | 爆薬 (E) |
| 関連する物質 | |
| 関連物質 | 二酸化キセノン 三酸化キセノン 過キセノン酸塩 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
四酸化キセノン(しさんかキセノン、英: xenon tetroxide)は、化学式が XeO4 と表されるキセノンの酸化物である。ある報告では、−35.9 °Cより低温では黄色の固体として安定に存在する。それ以上の温度では四酸化キセノンは不安定で、爆発して酸素とキセノンの気体に分解した[2][3]。SO2ClF などの溶液中では -30 °Cまで安定であったことが Xe NMRの結果とともに報告されている[4]。キセノンの8個の価電子がすべて酸素との結合に使われていることが不安定さの原因である。赤外分光法により、四酸化キセノンは四面体形構造と報告されている。
四酸化キセノンではキセノンの酸化数は+8、酸素は-2となっている。酸素は、キセノンの酸化数を最高値の+8へ上げられる唯一の元素である。立体障害のため、フッ素だけでは六フッ化キセノンの+6までにしかキセノンの酸化数をとらせられない。
キセノンの酸化物には他に二酸化キセノンや三酸化キセノンが知られている。XeOO+イオンは、固体のアルゴン中で赤外分光法により確認されている[5]。