水素化ヘリウムイオン

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水素化ヘリウムイオン
Spacefill model of the helium hydride ion
Spacefill model of the helium hydride ion
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
Gmelin参照 2
性質
HeH+
モル質量 5.01054 g mol-1
精密質量 5.010428282 g mol-1
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

水素化ヘリウムイオン(すいそかヘリウムイオン、: helium hydride ion)、別名ヒドリドヘリウム(1+)イオンは、気相においてヘリウム陽子の反応によって生じるカチオンである。化学式 で、1925年に初めて観察された[2]プロトン親和力は117.8 kJ/molで、既知のの中で最強である[3]。天然には星間物質中に存在し、成層圏赤外線天文台の観測によって2019年に検出された[4][5]

水素化ヘリウムイオンは水素分子 () と等電子的である。

H2+ とは異なり、HeH+永久双極子モーメントをもっており、そのことが赤外分光を容易にしている[6]

は接触したどのようなアニオン分子原子にもプロトンを与えてしまうので、固体や液体の形で得ることはできない。しかし、ヘスの法則を使って仮想的な水溶液中の酸解離定数を予測することができる。

+178 kJ/mol [3]
+973 kJ/mol [7]
–1530 kJ/mol
+19 kJ/mol [8]
–360 kJ/mol

この解離による自由エネルギー変化-360 kJ/molは、pKa -63に等しい。

共有結合結合長は0.772 Åである[9]

水素化ヘリウムイオンには他にも知られているものや理論的に研究されているものがある。二水素化ヘリウムイオン (別名ジヒドリドヘリウム(1+)) はマイクロ波分光法で検出されている[10]。 その結合エネルギーは 6 kcal/mol (25kJ/mol) と計算されている。一方、トリヒドリドヘリウム(1+) の結合エネルギーは 0.1 kcal/mol (0.4kJ/mol) と計算されている[11]

自然発生

中性分子

出典

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