大津綾香
日本の女性政治活動家、元タレント
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経歴
神奈川県横須賀市生まれ[1]。高校生の頃まで横須賀市や逗子市で育つ[2]。幼少期は子役として活動し、2002年から3年間はNHKの『週刊こどもニュース』で、池上彰の娘役として出演するなどした[3]。中学生の時に芸能界を引退。その後はアメリカへの留学[4]を経て日本大学芸術学部デザイン学科で建築について学び、同大学中退[5]後、建築デザイナーとして建築事務所に勤務した[6]。
2023年1月、大津はNHK党党首の立花孝志が設立に携わる政治団体・「政治家女子48党」の候補者応募広告をYouTube上で見かけ、応募した[4]。同月13日に政治家女子48党が国会内で会見し、同年4月の第20回統一地方選挙の候補者36人を発表。大津は同団体公認で23日投開票予定の目黒区議会議員選挙に立候補することが明らかとなった[7]。
同年3月8日、国会欠席を続けるNHK党の参議院議員・ガーシー(東谷義和)が、参議院から科された懲罰に応じなかったことを受け、立花が辞任を表明。NHK党の党名を「政治家女子48党」に変更し政治団体と名称を同じにしたほか、後任の党首には大津を充てると発表した[8]。
同年3月12日、4月9日に投開票される神奈川県知事選挙への立候補を表明した[9]。
県知事選投開票日直前の4月7日には、立花が3月29日付で大津の党首としての役職を解くとし[10]、4月6日付で大津を党から除名したと発表[11]。一方、大津は自身のTwitterで「承認していないので私は政治家女子党首を辞めていません」と投稿しており、両者の主張は対立した[12]。
また4月7日、都内で会見し、党内での不明瞭なカネの流れがあるとして、第三者委員会の設置を表明。大津は「党内の人件費やステークスホルダーへの資金の流れが不明瞭。公平な第三者委員会による調査を始めることを決定した」と話した[13]。また大津は「11億円の借用書の存在なども、今現在では確認されていない」と話した。党名義の銀行口座を、大津のものに名義変更し、証拠保全のため、調査が終わるまで保持するとした[14]。その後の党内対立で、口座は凍結された[15]。
4月9日の県知事選投開票の結果、候補者4人中3位で落選[16]。翌10日には16日告示・23日投開票の目黒区議選(定数36)に立候補する意向を示した[17][注 1]。同16日、同区議選に政治家女子48党から[18]立候補するも、57人中48位で落選した[19][20][21]。
同年6月9日、法務局は立花らが提出した「政治家女子48党」の代表についての変更届を認めず[22]、同年9月5日、総務省は党名変更(「NHKから国民を守る党」への改名)及び代表変更の届出を正式に不受理とすることを発表[23]。これにより「政治家女子48党」の党名と大津の代表としての地位がそれぞれ確認された。
7月25日、第三者委員会の設置について「詳細な会計資料等が整わない状態で第三者委員会を設置しても、委員の皆様にご検討いただく材料がありません。第三者委員会による調査は今後、会計資料等が整うに至った段階から取り組んで頂く」と説明し、先送りを発表[24]。
11月6日、大津は記者会見を開き「みんなでつくる党」への党名変更を発表した[25]。同14日、総務省は大津が届け出ていた党名変更について受理したと発表した[26]。
2024年10月14日、同月に行われる第50回衆議院議員総選挙東京都第9区に立候補すると表明した[27]。投開票の結果、落選。
2025年4月30日、同年夏の第27回参議院議員通常選挙への立候補を表明した[28]が、同年7月2日に自身の出馬を見送ったと発表した[29]。投開票の結果、みんなでつくる党は公職選挙法上の政党要件を失った。大津は「力不足だった。次期衆院選を見据え、努力したい」と述べた[30]。
裁判
代表権争い
2024年3月21日、東京地方裁判所(笹本哲朗裁判長)は齊藤健一郎参院議員の「みんなでつくる党」の自身への代表者登記変更を求めた訴えを棄却し、大津の勝訴となった。大津がしたとされる辞任発言について「(大津が)書面の作成もなく無条件で代表者を辞任する意思表示をしたと認めることはできない」と認定、4月の役員会や5月の臨時総会での解任手続きについて「本件党規約の下では、役員会の決議で党首を解任することはできない」「総会で解任決議が追認されたとしても有効となるものではない」とした[31]。「みんなでつくる党」から離れ「NHKから国民を守る党」の党首となっていた立花孝志が齊藤を推し、結果に関わらず控訴しないとしていたが、従来の立場を翻し控訴[31]。同年10月30日、東京高等裁判所は一審判決を認め、齊藤の訴えを棄却した[32]。2025年5月14日、最高裁は斉藤の上告を棄却した[33]。
政党破産に関わる損害賠償請求
2023年11月から2024年3月までに約1億1880万円を大津側がみんなでつくる党から支出しており、その一部である政党プロモーション・広報の業務委託費4150万円、大津が代表となっている「おおつあやか後援会」に寄付した2000万円を破産管財人は返金するように求めている[34]。また、破産管財人は2000万円の否認訴訟とは別に、裁判所の許可を得て大津個人に2000万円の不法行為に基づく損害賠償請求訴訟、破産者代表者の大津と親族に計約1600万円となる不法行為に基づく損害賠償請求訴訟を行っている[35]。
4150万円訴訟
2024年1-2月にみんなでつくる党から政党プロモーション・広報に関する業務委託として4150万円の支出が判明し、破産管財人は返金を要請。大津側は「未執行分436万円については契約解除・返金に応じる」旨を管財人に伝えたが、管財人は「資産を隠匿毀損するもの」と判断。同年11月に大津に対して、全額分に当たる損害賠償訴訟を提起した[36]。
2000万円訴訟(後援会)
2024年1月30日、みんなでつくる党が破産手続中であるにもかかわらず、大津が自身の後援会へ2000万円を移したことが破産財団の利益を害したとして、同年9月13日、破産管財人により提訴された。2025年10月23日、東京地裁により大津は「悪意の受益者」と認定され、2000万円及びこれに対する令和6年1月30日から支払済みまで年3%の利息の支払いを命じる判決が下された[39]。大津側は控訴したが、2026年4月23日、東京高裁は一審判決を支持し、大津の主張を「的確な根拠なく独自の見解を述べるもの」として退け、2000万円の返還を命じた[40]。大津側が上告期限までに最高裁へ上告しなかったため、同年5月9日付で東京高裁判決が確定した[41]。
2000万円訴訟(大津個人)
破産管財人は後援会に対する2000万円の否認権行使請求訴訟で勝訴、約1300万円を差し押さえていたが、全額回収は困難とみて、大津個人を提訴している。2026年6月月15日までに管財人は準備書面を提出、大津の「破産手続き開始決定がなされるはずがないとの認識を持っていた」との主張について「後付けの主張。破産手続き開始決定に備えて資金移動を行い、破産者の資金を隠匿、毀損したもの」と反論。そのほかの大津の主張にも「意味不明であり、詭弁を弄するもの」「悪質な行為」と反論した[42]。
立花孝志・NHKから国民を守る党に対する名誉棄損
「警察と連動している」発言
2024年8月7日、記者会見の発言で名誉を傷つけられたとして、立花孝志が大津に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は名誉毀損の成立を認め、大津に計40万円の支払いを命じる判決を言い渡した。裁判長は「不正使用の疑いを裏付ける的確な証拠はない」「捜査機関が原告に対する刑事責任の追及に向けた準備をしているとの事実を真実であると認めるに足りる的確な証拠はなく、被告の主張は採用できない」などとした[43]。 2025年1月29日、東京高等裁判所は、一審判決を支持し大津側の控訴を棄却した[44]。 2026年現在も自身のSNSで誹謗中傷を発信し続けている
「反社会的カルト集団」「尊師」表現
2025年1月15日、NHKから国民を守る党と立花孝志が大津に名誉毀損されたとして、大津に慰謝料160万円を請求した訴訟について、東京地裁は原告の請求を棄却した。大津がリポストした「反社会的カルト集団」「尊師」表現は名誉毀損にあたらずと認定した[45]。
逆名誉毀損
2025年2月20日、NHKから国民を守る党が大津に160万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁はNHK党の請求を棄却した。NHK党は2024年7月の東京都知事選で大津の写真を無断使用したポスターを掲示・販売、大津が自身への「誹謗中傷」と発信したことについて、NHK党は信用・社会的評価を毀損されたとして名誉毀損と訴えていた[46]。
立花孝志に対する刑事告訴
軽犯罪法違反容疑
2025年3月12日、立花孝志が大津につきまとい行為をしたとして、2024年10月に警視庁に書類送検された軽犯罪法違反容疑について、東京地検が不起訴とした[47]。
業務上横領の疑い
2025年5月27日、政党の資金約3億5000万円を私的に流用されたとして大津は業務上横領の疑いで、立花孝志を警視庁に刑事告訴。同日、受理された[48]。
名誉毀損容疑
2026年6月29日、2024年7月の東京都知事選のポスターで大津の名誉を傷つけたとして、警視庁が名誉毀損容疑で、立花孝志を書類送検した。ほかに広島県の40代男も同容疑で、浜田聡が同教唆容疑で書類送検された。24年9月に大津は警視庁麹町署に刑事告訴していた。同庁はポスターのQRコードから閲覧できる中傷動画を作成した男には、起訴を求める「厳重処分」の意見を付け、立花と浜田は、検察に判断を委ねる「相当処分」とした[49]。
自身に対する名誉棄損
2025年12月19日、YouTube上で性的なデマを広められ、名誉を傷つけられたとして、大津が立花孝志とユーチューバーに計1100万円の損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は立花に33万円(うち2人が連帯して11万円)を大津に支払うよう命じる判決を下した。裁判長は「一般の視聴者に、原告が複数の男性と肉体関係を持ち、その対価として金銭を得て生活の糧とする売春のような行為をしている人物であるという印象を与えるもの」「真実であると認めるに足りる証拠はなく、全証拠によっても被告らにおいてこれが真実であると信じるに足りる相当な理由があったと認めるに足りない」と判断した[50][51]。
政策・主張
- 2023年3月15日にガーシー参議院議員が議会から除名されたことを受け、同日の記者会見で「発信力があり、必要な議員だった。除名は残念。少数派がいじめを受ける議会はおかしい」と述べた[52]。翌16日にガーシーは名誉毀損容疑などで逮捕状を請求されたが、これについては「残念だ」と述べ、今後の対応については「(前党首で党事務局長の)立花さんにお任せをしていこうと思う」とした[53]。
- 2023年4月に実施される神奈川県知事選挙への立候補を表明した際は、「NHKの被害者を救う活動を続けるために政治家女子が生まれて、女性議員を増やすこと、若い方にも政治参加のハードルを下げる活動をしている事を伝えてまいります」と意気込みを語った[9]。一方、現職の神奈川県知事黒岩祐治への評価を問われると、「いまは都内に住んでいて、神奈川のことは調べていないのでよく分からない。黒岩知事が何をしていたか、それについてどう思うか聞かれても私には答えられない。黒岩知事を打ち倒してやろうという気持ちで出てきておらず、党の宣伝をしたいと考えている」と述べた[2]。
- 2025年4月、みんなでつくる党に2022年頃からボランティアとして参加していた男性がネット上の誹謗中傷や住所晒しによるストーカー被害を苦に自殺したことを受け、SNS上の誹謗中傷に対する法整備を提言した[54][55][56]。
外交・安全保障
経済
社会
選挙歴
出演
映画
- ホーム・スイートホーム(2000年11月18日)
- ウォーターボーイズ(2001年9月15日、東宝)- 水族館の女の子 役
テレビ
- バーチャルガール 第1話(2000年1月15日、日本テレビ)
- フードファイト 弐ノ膳以降レギュラー(2000年7月、日本テレビ) - 倉橋由紀 役
- フードファイト・香港死闘編(2001年4月1日、日本テレビ)倉橋由紀 役
- 怖い日曜日〜2000〜 第3回(2000年7月16日、日本テレビ) - かおりちゃん 役
- 未来戦隊タイムレンジャー Case File 37(2000年11月5日、テレビ朝日)文鳥を飼う少女役
- 女子アナ。 第1話(2001年1月9日、フジテレビ) - 大月真琴(水野美紀)の幼少期 役
- 史上最悪のデート 14thDATE(2001年3月11日、日本テレビ)
- 温泉へ行こう3 第37-39話(2002年3月20日-22日、TBSテレビ)
- 週刊こどもニュース(2002年 - 2005年、NHK)
- 世にも奇妙な物語 秋の特別編(2003年9月18日、フジテレビ)
- ハイビジョンスペシャル 大江戸繁盛記(1) 2003年江戸古地図の旅 ~江戸東京 迷宮の道しるべ~(2003年、NHK)
- ほんとにあった怖い話(2004年1月31日、フジテレビ)
- 神奈川県知事候補者 経歴・政見放送(2023年3月29日、NHK)
- NHKニュースおはよう日本(2023年4月6日、NHK)