妻沼滑空場
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| 妻沼滑空場 | ||||||||||
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妻沼滑空場 | ||||||||||
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| IATA: なし - ICAO: なし | ||||||||||
| 概要 | ||||||||||
| 国・地域 |
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| 所在地 | 埼玉県熊谷市葛和田1975 | |||||||||
| 種類 | 場外離着陸場 | |||||||||
| 運営者 | 日本学生航空連盟 | |||||||||
| 標高 | 27 m (89 ft) | |||||||||
| 座標 | 北緯36度12分41秒 東経139度25分08秒 / 北緯36.21139度 東経139.41889度座標: 北緯36度12分41秒 東経139度25分08秒 / 北緯36.21139度 東経139.41889度 | |||||||||
| 地図 | ||||||||||
妻沼滑空場の位置
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| 滑走路 | ||||||||||
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出典:社団法人 日本滑空協会[1] | ||||||||||
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| 空港の一覧 | ||||||||||
妻沼滑空場(めぬまかっくうじょう)は、埼玉県熊谷市の利根川右岸(河川敷)に位置する、主にグライダーの運航に用いられる滑空場である。公益財団法人日本学生航空連盟に所属し、一般社団法人東日本学生航空連盟が管理する[2]。
日本学生航空連盟の関東地区におけるグライダーの活動拠点であり、連盟は妻沼滑空場を東日本地区の主力訓練所と位置づけている[3]。
東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、法政大学、立教大学、日本大学、学習院大学、千葉工業大学をはじめ、関東の大学航空部の多くが活動拠点としているほか、各大学OBクラブや社会人クラブ等も使用する。2018年現在では年間約19,000回の飛行回数とされ、これは名古屋飛行場の年間着陸回数に匹敵する数である[2][4]。
当滑空場では、日本学生航空連盟主催の「全日本学生グライダー競技大会」(通称:全国大会、毎年3月)および東日本地区の地区大会にあたる「関東学生グライダー競技会」(毎年10~11月)が開催される[5]。また、JSALが後援する競技会として、東京六大学による東京六大学対抗グライダー競技会(8~9月)も妻沼滑空場で行われる[5]。こうした学生競技会の開催地であることなどから、熊谷市は妻沼滑空場を「学生グライダーの聖地」として紹介しており、漫画・アニメ映画『ブルーサーマル』では同地が大学航空部のホームグラウンド「M沼」のモデルとして登場するとされる[6]。
施設は、滑走路長1,500mの第1滑空場と、川下側に位置する約1,200m(資料によっては1,230m)の第2滑空場からなる[3][7]。運航時には航空無線局「めぬまフライトサービス」(130.5MHz)を開設し、必要に応じて周辺を航行する航空機への情報提供を行うほか、グライダー専用周波数(26.342MHz)も用いられる[8][9]。主な発航方式としてウインチ曳航が用いられ、その他航空機曳航が行われている[10]。
運用方法

妻沼滑空場は、利根川右岸に沿う形で2つの滑走路が縦に並ぶ、タンデム方式で運用されている。運航は、利根川右岸上流側の「第一滑空場」と下流側の「第二滑空場」を基本単位として行われ、滑走路の指示標識はRW14およびRW32が用いられる[11]。第一滑空場では進入帯の左右をR(ライト)・L(レフト)、緊急用としてC(センター)を区分し、第二滑空場は第一滑空場に比べ幅が狭いため土手側・川側として区分する[11]。第一滑空場と第二滑空場の離陸機、着陸機の経路の干渉及び無線の混信を防ぐため同時離陸は行われない。
運航体制としては、最大3グループ(第一滑空場2グループ、第二滑空場1グループ)での運用が想定され、各グループはピスト(指揮所)を設けて発航管理等を行う[12]。第一滑空場土手側の「妻沼ピスト」が航空無線局「めぬまフライトサービス」を運用し、他のピストはVHFモニター等で交信を聴取して運航情報を共有する[13]。また、飛行前には指導員ミーティングを行い、当日の使用機体や飛行予定、アクティブRW等の運用事項を調整する[13]。
発航方式はウインチ曳航および航空機曳航が用いられ、ウインチ曳航は資格を受けた曳航者が実施することが定められている[14]。航空機曳航は第一滑空場でのみ実施され、複数ピスト運用時には運航調整を行う[14]。
主要な大会・イベント
妻沼滑空場では学生の飛行訓練のほか、各種競技会・イベントが行われている。[15]
- 全日本学生グライダー競技大会(毎年3月) 毎年3月に妻沼滑空場で開催される学生グライダーの全国大会。主催は公益財団法人日本学生航空連盟および朝日新聞社。[16]
- 関東学生グライダー競技会(毎年10月頃) 妻沼滑空場で開催される東日本地区の学生競技会で、翌年3月の全日本学生グライダー競技大会の予選会を兼ねる。[17]
事故
妻沼滑空場やその周辺で発生した主な航空事故は以下の通りである。
- 1975年9月15日 青山学院大学所属の三田式3型改1(JA2089)が、離陸上昇の際、曳航索が離脱し、その後右旋回で帰投の途中に失速状態となり、地面に激突し墜落、機体は大破した。前席の練習生は死亡し、後席の操縦教員は重傷を負った[27]。
- 1983年8月21日 東京工業大学所属の萩原式H-23C-2型(JA2075)が、ウインチ曳航による発航中に墜落した。機体は大破し、搭乗員が死亡した[28]。
- 2005年8月31日 千葉工業大学所属のアレキサンダー・シュライハー式ASK21型(JA60CT)が、着陸進入中に利根川へ墜落した。機体は大破し、機長が重傷を負い、同乗者は死亡した。[29]
- 2016年10月10日 早稲田大学所属のロラデン・シュナイダー式LS4-b型(JA22WP)が、着陸進入中に妻沼滑空場の北側に位置する利根川対岸(群馬県邑楽郡大泉町)の河川敷に墜落した。機体は大破し、搭乗していた学生1名が死亡した。原因は、着陸進入操作における不適切な経路維持と、低高度での失速によるものと推定されている[30]。
- 2025年8月31日 慶應義塾大学所属のアレキサンダー・シュライハー式ASK23B型(JA2551)が、「第28回東京六大学対抗グライダー競技会」に向けた練習飛行のため妻沼滑空場を離陸後、利根川の中州へ墜落した。機体は大破し、搭乗していた学生1名が死亡した。機体はウインチ曳航により離陸し、高度約350メートルまで上昇した後に何らかの原因で墜落したと見られている[31][32]。
