密室の母と子
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| 密室の母と子 | ||
|---|---|---|
| 著者 | 川名紀美 | |
| 発行元 | 潮出版社 | |
| ジャンル | ルポルタージュ | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| コード | OCLC 55475372NCID BN05711453全国書誌番号:80025809 | |
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この書物は母と息子の近親相姦の電話相談の記録である。1980年ごろ荒川和敬の「ダイヤル避妊相談室」の活動が公になるにつれ、その相談内容の多くが母と息子の近親相姦であったことが注目を集めた。荒川の1982年の著書『こちら性の悩み110番』によれば、当初は電話相談では近親相姦に関係した相談は兄弟姉妹についてのものが多かったのだが、1980年以降は母息子についての相談が多くなったとされている[1]。
その相談内容においては、いけない事だと思いながらもやってしまう少年、母親の行動に嫌気が差しながらもやってしまう少年、母親以外の女性が気持ち悪くなってしまった少年など、様々な少年像が浮かび上がった。この記録は『朝日新聞』に掲載され大きな話題を呼び、その取材担当を務めた記者の川名紀美により『密室の母と子』という題名で一冊の書物に纏められ1980年に発行された。
反響
母と息子の近親相姦の話の背景について原田武は、父親が仕事に熱中するあまり家庭では夫が不在がちとなりその妻である母親が夫婦生活に満足しておらず欲望を持て余した母親は相手に息子を選ぶこと、性情報の氾濫している中で受験競争が行われているため息子は母親との関係をその鬱憤晴らしに用いてしまうことなどといったことは、日本の実情的にありえそうであったことを挙げている[2]。
日本で母息子姦が多く行われているかのような日本的近親姦の噂も広く流布した。当時、南博は『家庭内性愛の危機』(1984年、婦人公論)でこの問題を取り上げた。また、後に花村萬月も『幸福な母たちへ』(1999年、婦人公論)でこういった母親を揶揄した。