審理 (映画)
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- 一般の市民が裁判員候補者名簿に掲載され通知を受け取ってから、殺人事件の裁判員裁判で判決を評議し、裁判が終了するまでの過程を、ドラマ風に描いたフィクション。裁判員となった際の戸惑いや裁判員裁判で審理する過程、争点に対する裁判員同士の議論や裁判員の抱く心情などを、裁判員側の視点で具体的に描いており、制度の理解を深めてもらうための内容となっている。
- 2006年の「評議」、2007年の「裁判員〜選ばれ、そして見えてきたもの〜」に続く、最高裁判所企画・制作による裁判員制度広報用映画の第3弾。
- 2009年8月7日に、出演者の酒井法子に覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕状が取られた直後、最高裁は「様々な事情を考慮した」との事由でこの映画の上映及び使用を自粛する事を発表した[1]。
ストーリー
- 主婦の奈緒子は、裁判員候補者の名簿に載ったことに戸惑いを感じつつも、家族3人で平穏な生活を送っていました。そんなある日、東京都内の駅の構内でナイフによる刺殺事件が発生。この事件の裁判に裁判員として参加することになった奈緒子。目の前で展開される審理の中で次第に明らかになっていく事実とは……(最高裁判所ホームページ紹介文より)
- 題材としている裁判上の主要争点は、殺人を犯した被告人側に正当防衛が適用できるか否かである。なお、罪名は「殺人及び銃砲刀剣類所持等取締法違反」である。
主な登場人物・キャスト
スタッフ
撮影・試写会
媒体
- 最高裁判所は2008年4月から、DVD5万枚とビデオ4,000本を全国の学校や図書館、各地の裁判所などに配布し、一般市民に貸与している。
- また、2008年5月から最高裁判所ホームページにて動画配信を行っている。
- 2009年3月にはCS放送の日本映画専門チャンネルで放送される。
- 2009年8月より上記の貸し出しおよび配信は中止されていた。2015年3月現在、図書館での視聴・貸出は再開されている。
エピソード
- 本作品は、原田昌樹監督の遺作となった。撮影当時、監督の原田は、2005年に手術した癌の再発による余命宣告を受けており、主治医との相談のうえで撮影に臨んだ[2]。
- 裁判所の階段でのシーンは、実際の最高裁判所で行われた初めてのロケである。
- 裁判員の一人を演じた相島一之は、かつて『12人の優しい日本人』でも陪審員を演じた。『12人の~』では離婚した自らの妻と被告人を同一視し偏見から有罪を主張する陪審員を演じたが、本作では被告人に偏見を持たない裁判員を演じた。