小学 (学問)
From Wikipedia, the free encyclopedia
解説
小学書の代表例として、字書『説文解字』、韻書『切韻』『広韻』、義書『爾雅』がある[8]。
小学の最盛期は清の考証学の時代である[8][9]。清代の小学書に、段玉裁『説文解字注』、顧炎武『音学五書』、王念孫『広雅疏証』などがある[3]。
「小学」という呼称は、漢代の図書目録である『漢書』芸文志(あるいはその前身の『七略』)にさかのぼる[10]。『漢書』芸文志は、初等教育機関の「小学」にちなんで漢字入門書の『史籀篇』『蒼頡篇』『急就篇』などを「小学」の書物とした[4]。「小学」を「形・音・義」の三分野とするのは、南宋の晁公武『郡斎読書志』が「体制・訓詁・音韻」とするのにさかのぼる[8]。
文法学にあたる分野は発達せず[2][5]、清末の馬建忠『馬氏文通』を待つことになる[2]。あるいは王引之『経伝釈詞』などの虚詞論が文法学に近い[2]。
孔子の正名思想と小学が結び付けられることもある[11][12]。