小野寺賢人
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アマチュア時代まで
小学2年生の時に八幡原スポーツ少年団で野球を始め、中学時代は宮城黒川リトルシニアに所属した[4]。聖和学園高等学校では3年夏に背番号10でベンチ入りしたが、仙台育英学園高等学校に3回戦で敗れた[4]。
聖和学園高等学校から星槎道都大学に進む[3]。2年からベンチ入りし、3年春にはチームの抑えを務めた[4]。大学時代には札幌学生野球連盟1部リーグで複数回の優勝を経験した[5]。大学当時について小野寺自身は「星槎道都大2年の時は、リリーフで出て、四球・四球・ホームランみたいな状態でした。3年で先発して1回5失点KOという試合があって、そこからはもう何をやってもだめ。地獄みたいな時間でした」と振り返っている[6]。
在学中に社会人野球チームのセレクションを5社受けるがすべて不合格だったため、2021年の大学卒業後は北海道の一般企業に就職してクラブチームのTRANSYSに加入した[4][7]。しかし、社業のために十分に野球ができない環境に悩み、就職から2か月後に勤務先を退社して、TRANSYSの助監督から話を通す形で、6月8日にベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)の埼玉武蔵ヒートベアーズに入団した[7][8]。
BCL・埼玉時代
途中加入となった初年度は、中継ぎを中心に14試合に登板して1勝0敗、防御率0.90の成績だった[9]。埼玉が出場したリーグプレーオフでは、準決勝第2戦(対オセアン滋賀ブラックス)に先発、7回を投げて勝利投手となった[9]。
2022年はすべて先発で起用され、13試合に登板して5勝1敗、防御率1.65の成績で[9]、南地区の最優秀防御率を獲得した(リーグ全体でもトップの成績)[10]。このシーズンは与四死球が7つだけで無四球完投も2度記録するなど、制球力が評価された[11]。このため、NPBドラフト会議での指名候補にも挙げられ[11]、NPB球団のテストも受けたが[6]、指名はなかった[12]。シーズン終了後、ベストナインに選出されている[13]。
翌シーズンを前に、背番号を従来の21番から11番に変更した[14]。また個人トレーニングを受けて球速を2km/h 引き上げた[6]。
2023年も先発中心(シーズン後半にはそれ以外の登板もあり)で、10勝2敗1セーブ、防御率3.19の成績を挙げ[9]、地区最多勝利と地区最多奪三振のタイトルを獲得した(奪三振はリーグ全体でもトップ)[15]。先発登板した6月7日の対福島レッドホープス戦では、試合途中に9番の打席に入り、2打数1安打の記録を残している[16]。このシーズンは埼玉が進出したリーグチャンピオンシップでは、4試合に登板(うち先発3試合)して1勝1セーブを記録した[9]。公式戦・リーグチャンピオンシップのいずれにおいても、それぞれの優勝決定戦で抑えで登板し[17][18]、「胴上げ投手」となった(いずれも、それぞれ唯一のセーブを記録[9])。グランドチャンピオンシップでは決勝の対火の国サラマンダーズ戦に先発したが、7回を投げて4失点で敗戦投手となった[19]。シーズン終了後にリーグの投手部門MVPに選出された[20]。しかし、前年に続いてNPBドラフト会議での指名はなく[21]、この年はNPB球団からの調査書自体届いていなかったという[22]。
11月15日、「海外リーグ挑戦の為」という理由で埼玉を自由契約により退団した[23]。
台鋼時代
2023年11月から12月にかけて開催されたアジア・ウィンター・リーグに出場する中華職業棒球大聯盟 (CPBL)の台鋼ホークスに「テスト外国人」として入団、4試合に登板して、特にNPB REDとの決勝戦では完投目前の8回2/3を投げて1失点の好投を見せてチームを優勝に導いた[24]。この入団は、台鋼のコーチだった横田久則やNPB球団スカウトから、当時日本の独立リーグで選手を探していた台鋼側に話がつながってのものだった[22]。「テスト外国人」として参加した選手は小野寺以外にも3人おり、正式に契約できるのは多くても1人という状況の中、4試合通算で2勝0敗、防御率0.92という安定した成績により[22]、決勝戦終了後に2024年シーズンの契約が決定した[24][22]。背番号は、ウインターリーグ時と同じ4[25]。
2024年のオープン戦2試合に先発登板し、防御率1.80の内容で開幕一軍入りを果たした[22]。4月4日、開幕2戦目の中信兄弟戦に公式戦初先発登板したが、5回途中5失点で降板となり、敗戦投手になった[26]。10日の楽天モンキーズ戦は、ともに前年までBCリーグ球団でプレーした鈴木駿輔との投げ合いになり、6回を投げ2失点(自責1)の好投を見せた[27]が足が攣ったことで降板し[28]、勝ち負けは付かなかった[27]。翌日に二軍降格となった[29]。4月27日に再び一軍登録された[29]。同日、対楽天モンキーズ戦に先発、7回1失点の好投を見せたが[30]、味方の援護がなく敗戦投手となった[31]。5月11日の対味全ドラゴンズ戦に先発し、7回を1安打無失点に抑え、CPBLでの初勝利を挙げた[32][33]。6月までの間に9試合に登板して2勝4敗・防御率2.31という成績を上げていたが、右肘靱帯を断裂していることが判明したと7月1日に報じられた[34]。小野寺自身も翌日自身のX(旧Twitter)で報道を引いて事実と認め、リリースせずに治療に専念させてくれる球団に感謝の意を示した[35]。
2025年は二軍でシーズンを送り、故障からの一軍復帰は叶わず、8月をもって退団することが決まった[36][37][38]。
選手としての特徴
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 台鋼 | 9 | 9 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | .333 | 202 | 50.2 | 37 | 1 | 12 | 0 | 1 | 25 | 1 | 0 | 16 | 13 | 2.31 | 0.97 |
| 通算:1年 | 9 | 9 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | .333 | 202 | 50.2 | 37 | 1 | 12 | 0 | 1 | 25 | 1 | 0 | 16 | 13 | 2.31 | 0.97 | |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
| 年 度 | 球 団 | 守備位置 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
| 2024 | 台鋼 | 9 | 2 | 9 | 0 | 1 | 1.000 |
| 通算 | 9 | 2 | 9 | 0 | 1 | 1.000 | |
- 2024年度シーズン終了時
記録
CPBL
- 初記録
- 初登板・初先発登板:2024年4月4日、対中信兄弟2回戦(台北ドーム)、4回1/3を5失点で敗戦投手
- 初奪三振:2024年4月10日、対楽天モンキーズ2回戦(澄清湖野球場)、2回表に林承飛から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2024年5月11日、対味全ドラゴンズ7回戦(澄清湖野球場)、7回無失点
独立リーグでの投手成績
出典は「一球速報.com」[9]。
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 埼玉 | 14 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 80 | 20.0 | 20 | 0 | 1 | - | 0 | 18 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0.90 | 1.05 |
| 2022 | 13 | 13 | 4 | 1 | 2 | 5 | 1 | 0 | 0 | .833 | 370 | 93.0 | 89 | 3 | 5 | - | 2 | 73 | 3 | 0 | 23 | 17 | 1.65 | 1.01 | |
| 2023 | 21 | 18 | 3 | 3 | 0 | 10 | 2 | 1 | 0 | .833 | 542 | 129.2 | 123 | 3 | 22 | - | 2 | 114 | 10 | 1 | 55 | 42 | 2.92 | 1.12 | |
| 通算3年 | 48 | 32 | 7 | 4 | 2 | 16 | 3 | 1 | 0 | .842 | 992 | 242.2 | 232 | 6 | 28 | - | 4 | 205 | 13 | 1 | 83 | 61 | 2.26 | 1.07 | |
- 各年度の太字はリーグ最高
- 2023年シーズン終了時点
背番号
- 21(2021年 - 2022年)
- 11(2023年)
- 4(2024年 - 2025年8月)