山海輿地全図
From Wikipedia, the free encyclopedia
東アジア
山海輿地全図は、マテオ・リッチらによる中国でのイエズス会士の布教活動 (Jesuit missions in China) との関係が深い[2]。マテオ・リッチはいくつかの地図に「山海輿地全図」との表題を付けている。1584年、マテオ・リッチは肇慶で山海輿地全図を作った。1600年に呉中明の要請で改正版が出されている[3]。 また、現在確認できる、「天球」「地球」の語の初出は本図である[4]

- 繁体字: 大明國; 拼音: dàmínggúo – 明
- 繁体字: 日本; 拼音: rìběn – 日本
- 繁体字: 高麗; 拼音: gāolì – 高麗
- 繁体字: 女直; 拼音: nǚzhí – 女直
- 繁体字: 五城; 拼音: wǔchéng – 松花江近郊
- 繁体字: 遼東; 拼音: liáodōng – 遼東半島
- 繁体字: 大寧; 拼音: dàníng
- 繁体字: 韃靼; 拼音: dádá – タタール
- 繁体字: 狗國; 拼音: gǒugúo – シベリア東部
- 繁体字: 珊瑚樹島; 拼音: shānhúshùdǎo
- 琉球 – 琉球
その他、東シナ海が「大明海」、南西諸島の向こうの太平洋 が「小東洋」と記されており、北方ではゴビ砂漠が「沙漠」、その北が「北極界」と記されている。
中国西部
南アジア

「爪哇」はジャワであり、「木爪哇」「小爪哇」はジャワ島付近の島と見られる。この他、ベンガル湾が「旁葛臘海」、ペルシア湾が「小西洋」と記されている[5]。
ヨーロッパ

ヨーロッパは「歐羅巴」と書かれている。
- 繁体字: 佛敢察; 拼音: fógǎncháまたは繁体字: 佛郞察; 拼音: fólángchá - フランス
- 繁体字: 三十餘國; 拼音: sānshíyúgúo - 「三十余の国がある」
- 繁体字: 臥蘭的亞; 拼音: wòlándíyà - グリーンランド
黒海が「太海」と書かれているが、大西洋、地中海などは現代と同じ名が付いている。
北アメリカ
南北アメリカは「南亞墨利加」、「北亞墨利加」と書かれる。詳しい地名は少なく、同定もされていない。
- 寒河
- 香峯
- 亞外馬
- 食人國
太平洋は南アメリカ沿岸で「寧海」「白露海」「東南海」、北アメリカ沿岸で「大東洋」などと書かれている。
アフリカ

アフリカは全てが「利未亞」(リビア)と書かれている。アトラス山脈付近に「天下此山至高」(世界一高い山)との説明がある。アフリカの周囲の海は、
南極
南極海や南極大陸が発見される前、南方にはテラ・アウストラリス・インコグニタ(Terra Australis Incognita、未知の南方大陸)という大陸があるという仮説があった。フェルディナンド・マゼランが南米大陸とフエゴ島の間のマゼラン海峡を発見すると、フエゴ島は南方大陸の一部とみなされ、南方大陸はマゼランの名をとってメガラニカと呼ばれるようになった。メガラニカはこの地図では「墨瓦臘泥加」と書かれている。「此南方地人至者少, 未審其物」(この南方に行った人は少なく、よく分からない)との注釈がある。
- 鸚哥地 – 「オウムの国」
- 新入匿 – ニューギニア島
- 火地 – ティエラ・デル・フエゴ
- 白峯
- 大江
