島田麻央

日本のフィギュアスケート選手 From Wikipedia, the free encyclopedia

島田 麻央(しまだ まお、2008年平成20年〉10月30日 - )は、日本フィギュアスケート選手(女子シングル)。2024年江原道ユースオリンピック金メダリスト。世界ジュニア選手権4連覇(2023年 - 2026年)、ジュニアグランプリファイナル4連覇(2022年 - 2025年)。

生年月日 (2008-10-30) 2008年10月30日(17歳)
居住地 京都府
身長 152センチメートル[1]
概要 島田 麻央 Mao SHIMADA, 生年月日 ...
島田 麻央
Mao SHIMADA
フィギュアスケート選手
生年月日 (2008-10-30) 2008年10月30日(17歳)
出生地 日本東京都小金井市
居住地 京都府
身長 152センチメートル[1]
出身校 中京大附属中京高校在学中
選手情報
代表国 日本の旗 日本
カテゴリー 女子シングル
コーチ
所属クラブ 木下グループ
練習拠点 木下アカデミー京都アイスアリーナ
開始 2013年
最高世界ランク 22位(2023–24シーズン)
ISUサイト バイオグラフィ
ISUパーソナルベストスコア
+5/-5 GOEシステム
総合230.842025年世界ジュニア選手権
SP74.682025年世界ジュニア選手権
FS156.162025年世界ジュニア選手権
大会成績
主要国際大会 1 2 3
世界ジュニア選手権 4 0 0
ジュニアグランプリファイナル 4 0 0
合計数 8 0 0
国内大会 1 2 3
全日本選手権 0 2 2
全日本ジュニア選手権 5 0 1
獲得メダル
世界ジュニア選手権
2023 カルガリー女子シングル
2024 台北女子シングル
2025 デブレツェン女子シングル
2026 タリン女子シングル
ジュニアグランプリファイナル
2022 トリノ女子シングル
2023 北京女子シングル
2024 グルノーブル女子シングル
2025 名古屋女子シングル
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2022年から4シーズンに渡ってジュニアクラスで競技し、出場した全ての国際大会で優勝するという偉業を達成した[2]。ジュニアグランプリファイナルおよび世界ジュニア選手権での3回以上の連続制覇はいずれも男女シングル通して史上初。

3回転アクセルと4回転トウループの2種類の高難度ジャンプを跳ぶことができ、日本女子選手では初めて1つのプログラム内でこれら2つのジャンプを同時に成功させた。

経歴

幼少期

2008年10月30日東京都小金井市で生まれる。名前の「麻央」は、母親がファンであった浅田真央から名付けられた。また、漢字の「麻」には「健康で元気な子に育つ」との意味が込められている[3]。3歳年下の妹がいる[4]

5歳の時にムサシノFSクラブでスケートを始める[5]。6歳から本格的に競技に取り組み始め、土日は自発的に午前4時に起床してスケートリンクに行くほど熱心に練習に取り組むようになった。また、フィギュアスケート以外にもバレエピアノ体操などの習い事を経験している[3]

小学4年生となる2018年、全日本ノービス選手権に初出場し、Bクラスで5位となる。小学5年生となる2019年には全日本ノービス選手権Bクラスで優勝を果たした[6]。さらなる上達のため、2020年2月には母と妹の3人で京都へ引っ越し、木下アカデミー濱田美栄の指導を受けるようになった[7]

小学6年生となる2020年には全日本ノービス選手権Aクラスで優勝、推薦出場の全日本ジュニア選手権で3位の成績を収めた。ノービスAの選手が全日本ジュニア選手権の表彰台に立つのは、安藤美姫以来20年ぶりの快挙であった。2021年3月に行われた京都府選手権では、国際スケート連盟非公認大会ながら日本女子史上初となる4回転トウループジャンプを成功させ、大きな注目を集めた[8]

2021–2022年シーズン、浅田真央以来となる全日本ノービス選手権Aクラス連覇を果たし[6]、推薦出場となった全日本ジュニア選手権では自身初の優勝を果たした。中学1年生での優勝は1994年の荒川静香以来27年ぶり、ノービス推薦選手としては男女通して史上初の快挙となった[9]。2022年3月の京都府選手権では、国際スケート連盟非公認大会ながら自身初の3回転アクセルジャンプを成功させた[10]

2022年6月、国際スケート連盟総会において国際大会シニアクラスの出場可能年齢の引き上げが決定。シーズンに入る7月1日時点で15歳に達していることが条件であったが、2022–2023年シーズンは従来通り、2023–2024年シーズンは16歳、2024–2025年シーズンには17歳と段階的に引き上げられることになった。島田は2025年7月1日時点ではまだ16歳であるため、目標と公言していた2026年ミラノ・コルティナオリンピックへの出場資格が失われることとなった[11]

ジュニア時代

2022年ジュニアグランプリファイナルの表彰式での島田麻央の写真。日本国旗を背中に掛け、左手に花束を持ち、右手で金メダルを掲げている。
2022年ジュニアグランプリファイナルにて

2022–2023年シーズンから本格的にジュニアの国際大会に参戦した。ジュニアグランプリシリーズでは2戦とも3回転アクセルを成功させ2連勝[12][13]ジュニアグランプリファイナルでは、日本女子では2009年の村上佳菜子以来13年ぶり5人目となる優勝を果たした[14]2023年世界ジュニア選手権ではフリースケーティングで3回転アクセルと4回転トウループを着氷し[注釈 1]、日本女子史上最年少となる14歳4か月での優勝を果たした[7]

2023–2024年シーズン、男女を通して日本勢初となるジュニアグランプリファイナル2連覇を達成した。特にフリースケーティングでは国際大会で自身初となる4回転トウループを成功させたと同時に、日本女子で初めて1つのプログラム内で3回転アクセルと4回転トウループを同時に成功させるという快挙を成し遂げた[15]2024年江原道ユースオリンピックでは日本女子初となる金メダルを獲得し[16]2024年世界ジュニア選手権では日本選手史上初となる2連覇を果たした[17]

2024–2025年シーズン、男女通して史上初となるジュニアグランプリファイナル3連覇および世界ジュニア選手権3連覇を達成した。特に世界ジュニア選手権ではフリースケーティングと総合得点で自己ベストを記録し、2位に40点差をつけ圧勝した[18][19]。2025–2026年シーズンも連勝記録を更新し、ジュニアグランプリファイナル4連覇[20]世界ジュニア選手権4連覇を達成した[21]

国際大会に出場する傍ら、国内大会でも高い成績を収めた。全日本ジュニア選手権では2023年に荒川静香・安藤美姫に続く3連覇を達成し、2024年にはその記録を超え史上初となる4連覇[22]、2025年には5連覇を達成した[23]。シニアの全日本選手権では、2022年と2023年に3位、2024年と2025年に2位の成績を収め、4シーズン連続で表彰台に上がった[24][25]

人物

憧れの選手は浅田真央。島田は浅田について「誰もが好きな癒される笑顔と、トリプルアクセルをずっと挑戦し続ける姿、バレリーナが氷上で滑っているような表現、曲に合わせたステップシークエンスが好きです」と語っている[26]

2021年3月に宇治市立大久保小学校を卒業[27]。2024年3月に宇治市立広野中学校を卒業[28]。中学卒業後は練習拠点を京都に置いた状態で中京大学附属中京高等学校通信課程に進学した[29]。2020年から木下アカデミー所属となり、2024年7月から木下グループに変更となった。また、マネジメントは株式会社KSMが担っている[30]

技術・演技

アクセルを含む全6種類の3回転ジャンプと4回転トウループを跳ぶことができる。トウループ以外の4回転ジャンプ習得にも意欲を見せており、「やるならサルコウルッツ」と話している[19]。3回転アクセルと4回転トウループを除くジャンプの精度が非常に高く、2022–2023年シーズンは挑戦した78回のうち74回のジャンプを完全な形で成功させている。また、残りの4回も軽微な回転不足で、転倒は一度もなかった[31]2014年ソチオリンピック日本代表の村上佳菜子は島田について「全ての構成要素の質の高さが最大の武器」と評価している[32]

競技成績

ISUパーソナルベストスコア

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+5/-5 GOEシステムにおける自己最高得点[33]
種目 種類 得点 大会
総合 TSS230.842025年世界ジュニア選手権
SP TSS74.682025年世界ジュニア選手権
TES42.002024年ジュニアグランプリファイナル
PCS33.022025年世界ジュニア選手権
FS TSS156.162025年世界ジュニア選手権
TES89.232025年世界ジュニア選手権
PCS67.982023年世界ジュニア選手権
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主な戦績

さらに見る 大会名, 2022–23 ...
シニアクラスの戦績[34]
大会名 2022–23 2023–24 2024–25 2025–26
全日本選手権 3位 3位 2位 2位
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ノービス・ジュニアクラスの戦績
大会名 2018–19 2019–20 2020–21 2021–22 2022–23 2023–24 2024–25 2025–26
ユースオリンピック 1位
世界ジュニア選手権 1位 1位 1位 1位
JGP ファイナル 1位 1位 1位 1位
JGP アブダビ 1位
JGP バンコク 1位
JGP ソリダリティ杯 1位
JGP リガ杯 1位
JGP アルメニア杯 1位
JGP 大阪 1位
JGP チェコスケート 1位
JGP ソリダリティ杯 1位
トリグラフ杯 1位 J
エーニャスプリング杯 1位 N
全日本ジュニア選手権 3位 1位 1位 1位 1位 1位
全日本ノービス選手権 5位 B 1位 B 1位 A 1位 A
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詳細

  • マークが付いている大会は国際スケート連盟公認の国際大会
  • パーソナルベストは太字で表示
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2025-2026 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2026年3月3日 - 8日 2026年世界ジュニアフィギュアスケート選手権タリン 1
71.90
2
137.01
1
208.91
2025年12月18日 - 21日 第94回全日本フィギュアスケート選手権東京 2
79.33
2
148.75
2
228.08
2025年12月4日 - 7日 ISUジュニアグランプリファイナル名古屋 1
73.45
1
144.68
1
218.13
2025年11月22日 - 24日 第94回全日本フィギュアスケートジュニア選手権東京 1
72.55
2
124.23
1
196.78
2025年10月8日 - 11日 ISUジュニアグランプリ アブダビアブダビ 1
65.18
1
135.99
1
201.17
2025年9月9日 - 13日 ISUジュニアグランプリ バンコクバンコク 1
70.36
1
128.71
1
199.07
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2024-2025 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2025年2月24日 - 3月2日 2025年世界ジュニアフィギュアスケート選手権デブレツェン 1
74.68
1
156.16
1
230.84
2024年12月19日 - 22日 第93回全日本フィギュアスケート選手権門真 2
75.58
2
143.42
2
219.00
2024年12月5日 - 8日 ISUジュニアグランプリファイナルグルノーブル 1
73.72
1
125.74
1
199.46
2024年11月15日 - 17日 第93回全日本フィギュアスケートジュニア選手権広島 1
72.69
1
128.63
1
201.32
2024年9月25日 - 28日 ISUジュニアグランプリ ソリダリティ杯グダニスク 1
73.11
1
151.57
1
224.68
2024年8月28日 - 31日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 1
71.67
1
133.19
1
204.86
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2023-2024 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2024年2月26日 - 3月3日 2024年世界ジュニアフィギュアスケート選手権台北 2
72.60
1
145.76
1
218.36
2024年1月19日 - 2月2日 2024年江原道ユースオリンピック江原 1
71.05
1
125.94
1
196.99
2023年12月20日 - 24日 第92回全日本フィギュアスケート選手権長野 7
65.23
3
136.95
3
202.18
2023年12月7日 - 10日 ISUジュニアグランプリファイナル北京 2
68.27
1
138.06
1
206.33
2023年11月17日 - 19日 第92回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大津 4
63.34
1
137.99
1
201.33
2023年10月4日 - 7日 ISUジュニアグランプリ アルメニア杯エレバン 1
73.14
1
136.67
1
209.81
2023年9月13日 - 16日 ISUジュニアグランプリ 大阪大阪 1
73.78
1
140.08
1
213.86
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2022-2023 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2023年4月14日 - 16日 2023年トリグラフトロフィーイェセニツェ 1
72.90
1
139.42
1
212.32
2023年2月27日 - 3月5日 2023年世界ジュニアフィギュアスケート選手権カルガリー 1
71.78
1
152.76
1
224.54
2022年12月21日 - 25日 第91回全日本フィギュアスケート選手権門真 4
70.28
5
132.51
3
202.79
2022年12月8日 - 11日 2022年ISUジュニアグランプリファイナルトリノ 1
69.66
1
135.88
1
205.54
2022年11月25日 - 27日 第91回全日本フィギュアスケートジュニア選手権ひたちなか 1
66.52
1
132.67
1
199.19
2022年9月28日 - 10月1日 ISUジュニアグランプリ ソリダリティ杯グダニスク 2
68.81
1
148.87
1
217.68
2022年8月31日 - 9月3日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 1
71.49
1
141.16
1
212.65
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2021-2022 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2022年4月7日 - 10日 2022年エーニャスプリングトロフィーアドバンスドノービスクラス(エーニャ 1
52.93
1
107.75
1
160.68
2021年12月22日 - 26日 第90回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 4
61.76
1
126.75
1
188.51
2021年10月22日 - 24日 第25回全日本フィギュアスケートノービス選手権Aクラス(大津 1
120.03
1
120.03
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2020-2021 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2020年11月21日 - 23日 第89回全日本フィギュアスケートジュニア選手権八戸 6
57.89
3
115.55
3
173.44
2020年10月24日 - 25日 第24回全日本フィギュアスケートノービス選手権Aクラス(前橋 1
108.42
1
108.42
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2019-2020 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2019年10月18日 - 20日 第23回全日本フィギュアスケートノービス選手権Bクラス(西東京 1
88.50
1
88.50
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2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年10月19日 - 21日 第22回全日本フィギュアスケートノービス選手権Bクラス(高石 5
68.71
5
68.71
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プログラム使用曲

さらに見る シーズン, ショートプログラム ...
競技プログラムとエキシビションプログラムの一覧
シーズン ショートプログラム フリースケーティング エキシビション
2020–21
組曲『惑星』より「木星」
2021–22
映画『ライオン・キング』より
曲目リスト
  1. 「Spirit」
  2. 「Rafiki’s Fireflies」
  3. 「Reflections of Mufasa」
  4. 「Remember」
  • 作曲:カルロス・ラファエル・リベラ
  • 振付:キャシー・リード
曲目リスト
  1. 「Training With Mr. Schaibel」
  2. 「Moscow Invitational」
2022–23
メドレー
  1. パスピエ
    • 演奏:ジャン=ミッシェル・ブレ
  2. 「エリザ・アリア」
    • バレエ組曲『ワイルド・スワンズ』より
    • 演奏:ダニエル・ホープ、ジャック・アモン、エレナ・カッツ・チェルニン
「アイ・ウォント・キャンディ」
「He Lives In You」
  • 映画『ライオン・キング』より
  • 振付:キャシー・リード
2023–24
「Benedictus」
「Champion (Teddy Rose Remix)」
2024–25
「窓から見える」
  • 作曲:クリストファー・ティン英語版
  • 振付:ローリー・ニコル
「アメリカーノ」
『ウィキッド』メドレー
  • 作曲:ステファン・シュヴァルツ
  • 歌唱:イディナ・メンゼル、クリスティン・チェノウェス
曲目リスト
  1. 「グッド・ニュース」
  2. 「あなたを忘れない」
  3. 「フィナーレ」
「自由を求めて」
2025–26
ジャズメドレー
  1. 「ゲット・ハッピー」
  2. シング・シング・シング
「Miracle (Sarah's Version)」
「自由を求めて」
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受賞

日本オリンピック委員会

行政

  • ユース五輪競技大会優秀者等表彰(2024年・文部科学省[36]
  • 宇治市スポーツ賞栄誉賞(2025年)[37]
  • 国際競技大会優秀者表彰(2025年・文部科学省)[38]

その他

スポンサーシップ・サポート契約

脚注

外部リンク

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