常浪川
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中之又山(標高1,070 m)を源とし[1]、阿賀町内を北東に流下したのち、津川市街の麒麟山近くで阿賀野川と合流する。沿岸には河岸段丘が発達する[2]。流域の90%以上が森林として利用され、2%が水田や畑、0.5%建物用地となっている[1]。
清流として知られ、魚つりや川遊びなど、レクリェーションの場として親しまれている。スナヤツメ、カワヤツメ、アブラハヤ、ウケクチウグイ、ドジョウ、アカザ、カジカなどの生息が確認されている[3]。上川支所近くには遊具、炊事場やトイレを備えた向ノ島公園が整備されている[4]。
流域の景勝地としては大尾不動滝、室谷洞窟、小瀬ヶ沢洞窟、旭滝、たきがしら湿原などがあるほか[1][3]、御神楽温泉では河川の自然景観を楽しむことができる。
流域では農業のほか林業が現在でも行われている[5]。また、かつて西川鉱山をはじめとする小規模な鉱山が多数所在した[6]。
災害
平成23年7月新潟・福島豪雨の際には流域の気象庁アメダス「室谷」で国内最高記録となる10分間降水量50.0 mmを観測し[7]、氾濫が発生した。また、過去にも1969年(昭和44年)8月の台風7号や平成16年7月新潟・福島豪雨などで氾濫、家屋の浸水が発生している[1][3]。
常浪川ダム
| 常浪川ダム | |
|---|---|
| 左岸所在地 | 新潟県阿賀町広谷[8] |
| 右岸所在地 | 新潟県阿賀町神谷 |
| 位置 | |
| 河川 | 阿賀野川水系常浪川 |
| ダム諸元 | |
| ダム型式 | 重力式コンクリートダム[8] |
| 堤高 | 66.4[8] m |
| 堤頂長 | 285.0[8] m |
| 堤体積 | 213,840[8] m3 |
| 流域面積 | 122.9[8] km2 |
| 湛水面積 | 1.8[8] ha |
| 総貯水容量 | 33,300,000[8] m3 |
| 有効貯水容量 | 25,900,000[8] m3 |
| 利用目的 | 洪水調節・流水の機能維持[8] |
| 事業主体 | 新潟県 |
| 着手年 / 竣工年 | 1972年 / [[]] |
| 備考 | 2011年度に事業中止[8] |
1972年に建設事業着手となったが、1999年度に発電事業者がダム事業から撤退し治水ダム事業に変更[8]。その後何度も検討を経て事業は継続され、2005年度に付帯県道(新潟県道227号室谷津川線)が完成するなどしたが、2011年度に事業中止が決定した[8]。
事業に伴い、室谷、鎌取の44戸の移転が完了した[9]。このうち室谷では、住宅団地が整備され、移転後も青年会などのコミュニティが維持されている[10]。

