成龍拳
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キン・フー監督作品の常連だった女優シュー・フォン(徐楓)をヒロインに迎えた、ロー・ウェイ監督によるジャッキー・チェン主演作品。原作は古龍の武俠小説『剣・花・煙雨江南』で、脚本も古龍自身が担当している。1976年中頃に『蛇鶴八拳』『ファイナル・ドラゴン』と同時期に企画にあがっており、当初ジミー・ウォングとノラ・ミャオが主演予定だったが、ミャオは同時進行で製作されていた『蛇鶴八拳』のほうに出演することになり、また韓国ロケが予定されていたため諸事情で台湾から出られないウォングでは撮影が難しいために配役が変更されたと考えられる。
最後の格闘場面は冬の韓国で撮影されたが、主演のジャッキー含め数人のスタッフで撮影されたため、その場面だけはジャッキー自身が監督している。自伝『I AM JACKIE CHAN』の中で、「余りの寒さに皆やる気をなくした」「この映画を作るのは楽しくなかった」「プロットは馬鹿馬鹿しいくらい複雑」「ロー自身も、筋の行きつく先がどこなのかわかっていなかったのではないかと思う」「最後の格闘場面だけは、ローが寝てるあいだに僕が代わりに監督したから、まあまあのできになっていると思う」などと語っている。
劇中、秘伝の書としてタイトルである「成龍拳(劇場公開当時のパンフレット等では“成龍八翔拳”)」という拳法が登場するが、これは日本公開版として作られたものであり、実際は「血酒拳」である。ちなみに「成龍」とはジャッキー自身の中国名である。
日本では1984年5月12日に東映系で『魔女卵』との併映で公開されたが、本作の公開予定はかなり前から試案されていて、1983年12月公開予定だった[1]。しかしもろもろの事情で公開が先送りされた。本作が公開される予定だった1983年12月には『ドラゴン特攻隊』が公開されている[2]。
ストーリー
キャスト
- 小雷/雷少峯(シャオライ):ジャッキー・チェン(成龍)
- 丁錢艶(ティン・チャンイェン):シュー・フォン(徐楓)
- 千千(チェンチェン):ジュエ・リンロン(玉霊龍)
- 金川(チンチュアン):シン・イルリョン(申一龍)
- 雷奇峯(総督):マー・チー(馬驥)
- 龍四(ロン):ワン・ユエ(王珏)
- 歐陽急(オウ):タン・リン(佟林)
- シャオライの母:チャン・シンチア(江青霞)
- 旅の老人:チェン・ウェイロー(陳慧樓)
- 警備隊員:リー・マンチン(李文泰)
- 太湖砦の老人:マン・マン(閔敏)
- ティンの侍女:チャン・ジョヒ(張照姬)
日本語吹替
| 役名 | 俳優 | TBS版 | ブロードウェイ版 |
|---|---|---|---|
| シャオライ | ジャッキー・チェン | 石丸博也 (石丸博也) | 山野井仁 |
| ティン・チャンイェン | シュー・フォン | 二木てるみ (折井あゆみ) | |
| チェンチェン | ジュエ・リンロン | 榊原良子 (寺門真希) | |
| チンチュアン | シン・イルリョン | 玄田哲章 (玄田哲章) | |
| 総督 | マー・チー | 上田敏也 (樋浦勉) | 岩崎ひろし |
| ロン | ワン・ユエ | 阪脩 (樋浦勉) | 仲野裕 |
| オウ | タン・リン | 野島昭生 (野島昭生) |
|
| シャオライの母 | チャン・シンチア | 市川千恵子 (寺門真希) |
|
| 旅の老人 | チェン・ウェイロー | 安田隆 | |
| 警備隊員 | リー・マンチン | 屋良有作 | |
| 太湖砦の老人 | マン・マン | 宮内幸平 | |
| ティンの侍女 | チャン・ジョヒ | 潘恵子 |
スタッフ
音楽
劇中内で他作品から流用されている音楽一覧。※順不同
| 曲名 | アーティスト | サウンドトラック | 制作年 |
|---|---|---|---|
| Flameout | Jerry Goldsmith | Logan's Run (Original Motion Picture Soundtrack) | 1976年 |
| The Runaway Man | Akira Ifukube | Zatoichi's Vengeance(座頭市の歌が聞こえる) | 1966年 |
| Main Title | Akira Ifukube | Zatoichi's Vengeance(座頭市の歌が聞こえる) | 1966年 |