我孫子武丸

日本の小説家、推理作家 From Wikipedia, the free encyclopedia

(あびこ たけまる、1962年10月7日 -)日本小説家推理作家。本名は(すずき あきら)。ペンネームは島田荘司の命名[1]

生誕 鈴木 哲すずき あきら
(1962-10-07) 1962年10月7日(63歳)
兵庫県西宮市
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1989年 -
概要 我孫子 武丸(あびこ たけまる), 生誕 ...
我孫子 武丸
(あびこ たけまる)
生誕 鈴木 哲すずき あきら
(1962-10-07) 1962年10月7日(63歳)
兵庫県西宮市
職業 推理作家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1989年 -
ジャンル 推理小説
ゲームシナリオ
漫画原作
代表作 『殺戮にいたる病』
かまいたちの夜
デビュー作 『8の殺人』
公式サイト 我孫子飯店
ウィキポータル 文学
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兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部哲学科中退。大学在学中は京都大学推理小説研究会に所属。

概要

1989年、『8の殺人』で小説家デビュー。速水三兄妹・人形シリーズなどのコミカルタッチや女性視点の作品から、腐蝕シリーズ、『殺戮にいたる病』などの重いタッチの作品まで、幅広く手がける。また、漫画作品『半熟探偵団』(絵:河内実加)の原作も手がける。推理小説以外にも『凛の弦音』のような学校を舞台にした青春小説もある。

1994年に発売されたサウンドノベルゲームソフト、『かまいたちの夜』のシナリオを担当し、ゲーム業界において高い名声を得る。本作はいくつかの選択肢があるものの、基本的に小説を読み進めるだけのゲームであるが、内容はこれまでにない本格ミステリーであり、プレイヤーに推理させ文字入力により回答させることが受け、大ヒットとなった。ゲームに詳しい我孫子は、ゲームシステム面でのアドバイスを行っている。

日本テレビの番組、『マジカル頭脳パワー!!』の「マジカルミステリー劇場」に原案ブレーンとして、またTBSで1994年・1995年に放送された『超難解推理クイズ 頭脳警察(パート1・2)』にも、問題作成ブレーンとして参加したことがある。

作中で活躍する探偵役としては、速水三兄妹鞠小路鞠夫が主なシリーズ探偵であるが、近年ではノンシリーズでの執筆が主である。2004年から2007年にかけては作家直送オンライン販売サイトe-novelsの運営を手がけ、また宮崎あおいの昔からのファンとしての一面もある[2]

2015年から2017年まで、本格ミステリ作家クラブの監事をつとめる。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員だったが、2014年に退会。

ミステリー・ランキング

このミステリーがすごい![3]

  • 1989年 - 『8の殺人』18位
  • 1992年 - 『探偵映画』16位
  • 1993年 - 『殺戮にいたる病』16位
  • 2006年 第4回 - 『弥勒の掌』19位

日本推理作家協会賞

  • 1997年5月 第50回 『猟奇小説家』候補[4]

本格ミステリー・ベスト10[5]

  • 2006年 - 『弥勒の掌』3位
  • 2007年 - 『気分は名探偵』26位

啓文堂大賞

  • 2009年 第3回 『弥勒の掌』 おすすめ文庫大賞

本屋大賞

  • 2011年 第8回『さよならのためだけに』 第154位
  • 2018年 第15回『7人の名探偵――新本格30周年記念アンソロジー』第229位
  • 2019年 第16回『凜の弦音』第225位
  • 2020年 第17回『監禁探偵』第115位
  • 2021年 第18回『修羅の家』第264位

酒飲み書店員大賞

  • 2016年 第12回『さよならのためだけに』候補

作品リスト

単行本

速水三兄妹シリーズ

  • 8の殺人(1989年3月 講談社ノベルス ISBN 4-06-181413-3 / 1992年3月 講談社文庫 ISBN 4-06-185100-4 / 2008年4月 講談社文庫【新装版】 ISBN 978-4-06-276014-0
  • 0の殺人(1989年8月 講談社ノベルス ISBN 4-06-181439-7 / 1992年9月 講談社文庫 ISBN 4-06-185227-2
  • メビウスの殺人(1990年2月 講談社ノベルス ISBN 4-06-181471-0 / 1993年5月 講談社文庫 ISBN 4-06-185389-9

人形シリーズ

  • 人形はこたつで推理する(1990年8月 カドカワノベルズ / 1995年6月 講談社文庫)
    • 収録作品:人形はこたつで推理する / 人形はテントで推理する / 人形は劇場で推理する / 人形をなくした腹話術師
  • 人形は遠足で推理する(1991年4月 カドカワノベルズ / 1995年7月 講談社文庫)
  • 人形は眠れない(1991年9月 カドカワノベルズ / 1996年4月 講談社文庫)
  • 人形はライブハウスで推理する(2001年8月 講談社ノベルス / 2004年8月 講談社文庫)
    • 収録作品:人形はライブハウスで推理する / ママは空に消える / ゲーム好きの死体 / 人形は楽屋で推理する / 腹話術志願 / 夏の記憶

ぼくの推理研究シリーズ

腐触の街シリーズ

京都探偵シリーズ

警視庁特捜班ドットジェイピーシリーズ

凛の弦音シリーズ

その他の小説

エッセイ

アンソロジー

「」内が我孫子武丸の作品

共著

単著本未収録作品

  • ポルノグラフィック(集英社『小説すばる』1999年12月号)
  • 第三営業課長・川本の最後の接待(集英社『小説すばる』2001年11月号)
  • トリニティ(光文社『小説宝石』2001年12月号)
  • 秘宝館で逢いましょう(集英社『小説すばる』2002年6月号)
  • 危険な遊び(講談社『小説現代』2003年10月号)
  • 薮の中(集英社『小説すばる』2004年4月号)
  • 二人乗りで行こう(祥伝社『小説NON』2004年11月号)
  • ザッピング・ゲーム(集英社『小説すばる』2005年8月号)
  • 禁忌の街(双葉社『小説推理』2006年2月号 - 2008年7月号、連載終了)
  • フィギュア・フォー(講談社『メフィスト』2008年1月号)
  • 夏に消えた少女(新潮社『小説新潮』2010年9月号)
  • 里親面接(光文社『小説宝石』2012年10月号)
  • ジャック・ジ・エイリアン(光文社『ジャーロ』2014年秋冬号)
  • 切断にいたる病(講談社『メフィスト』2024 AUTUMN VOL.13)
  • ミステリカーニバルの殺人(星海社 2025年11月 イベント「ミステリカーニバル vol.4」にて販売)

その他の活動

ゲームシナリオ

漫画シナリオ

監修

脚本

  • 消えた理事長(撮影・編集:京極夏彦TBS、王様のブランチにて放送)元は「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」のイベントのため作られた。
  • ハンドレッドノート ホークアイズ 第16話「狙撃にいたる病」(原作、企画:講談社、アニメ制作:Plott、Webアニメ)
  • 青鬼 THE ANIMATION(2017年2月11日公開、アスミック・エース)[7]

映像化作品

対談

  • スペシャル対談(人形はこたつで推理する 1996年9月)
  • 法月綸太郎の特別連続対談「隠れミステリアンを探せ!」(『メフィスト』1996年12月号)
  • ニューウエイヴ・ミステリ読本(原書房、1997年 3月)
  • ゲーム『YAKATA』は『館』の外伝です!(『メフィスト』1998年05月号)
  • やっぱりミステリ作家は猫好きが多いのかなぁ(『推理力』アート・サプライ編)
  • かまいたちの夜2 クリエイターインタビュー(『かまいたちの夜2 〜監獄島のわらべ唄〜公式ファンブック』)
  • 作家 対談・プロフィール(『かまいたちの夜2 オリジナルノベルズ 三日月島奇譚』)
  • 対談 我孫子武丸×いっこく堂(『人形はライブハウスで推理する』)
  • 我孫子武丸×落合信也×伊東幸一郎 座談会(『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相 完全攻略本』)
  • ひぐらしのなく頃に 公式ファンブック(テレビアニメ)
  • メフィスト合評バトンタッチ対談 「メフィスト評論の怪・快・解」(『メフィスト』2008年09月号)
  • トリックロジック (「ダ・ヴィンチ』2010年 8月号)
  • 合評・メフィストの読書会 「本格のメソッド」とは?(『メフィスト』2011 VOL.1)
  • 対談+《ミステリ大喜利》(『ジャーロ』2011 NO.42)
  • 本 よみうり堂 関西館(『読売新聞』2013年8月29日)

グラビア

日本国外での刊行

台湾

中国

  • 小説
    • 杀戮之病 (2010年1月、新星出版社、ISBN 9787802257825) - 殺戮にいたる病』
    • 侦探电影 (2022年、新星出版社、ISBN 9787513349734) - 『探偵映画』

韓国

  • 小説
    • 미륵의 손바닥 (2006年12月、ユン・ドクチュ訳、ISBN 9788959750641) - 『弥勒の掌』
    • 살육에 이르는 병 (2007年2月、クォン・イリョン訳、ISBN 9788952748126) - 『殺戮にいたる病』(韓国では「19禁」になっている)
    • 인형, 탐정이 되다 (2009年10月、鶴山文化社 〈Book Holic〉、チェ・ゴウン訳、ISBN 9788925824833) - 『人形はこたつで推理する』
    • 소풍 버스 납치 사건 (2009年12月、鶴山文化社 〈Book Holic〉、チェ・ゴウン訳、ISBN 9788925824857) - 『人形は遠足で推理する』
    • 인형은 잠들지 않아 (2010年8月、鶴山文化社 〈Book Holic〉、チェ・ゴウン訳、ISBN 9788925824864) - 『人形は眠れない』
    • 라이브 하우스 살인 사건 (2011年5月、鶴山文化社 〈Book Holic〉、チェ・ゴウン訳、ISBN 9788925824871) - 『人形はライブハウスで推理する』
    • 탐정영화(2012年8月、ISBN 9788954618953) - 『探偵映画』
    • 0의 살인(2015年2月、ISBN 9788959758036) - 『0の殺人』
    • 뫼비우스의 살인(2015年8月、ISBN 9788959758548) - 『メビウスの殺人』
    • 늑대와 토끼의 게임(2024年、ISBN 9791171253333) - 『狼と兎のゲーム』
  • 漫画シナリオ

アメリカ

  • The 8 Mansion Murders(2018年 Locked Room International ISBN 9781986036061) - 『8の殺人』

脚注

関連項目

外部リンク

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