文字禍
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| 文字禍 | |
|---|---|
| 作者 | 中島敦 |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 |
| ジャンル | 短編小説、掌編小説 |
| 発表形態 | 雑誌掲載 |
| 初出情報 | |
| 初出 | 『文學界』1942年2月号 |
| 出版元 | 文藝春秋新社 |
| 刊本情報 | |
| 収録 | 第一創作集『光と風と夢』 |
| 出版元 | 筑摩書房 |
| 出版年月日 | 1942年7月15日 |
『文字禍』(もじか)は、中島敦の短編小説(掌編小説)。1942年(昭和17年)に発表された中島のデビュー作の一つである。アッシリアの碩学ナブ・アヘ・エリバ博士が、「文字の精霊」が人間に及ぼす災いについて研究するうち分析的思考や文字そのものへの否定にまで陥り、アッシュールバニパル王に進言するものの認められず、最後には「文字共の凄まじい呪の声」とともに落ちかかってきた書物(粘土板)の下敷きとなり圧死してしまうという物語である。
初出時は、他1篇「山月記」と共に「古譚」の題名で総括され、深田久弥の推薦により『文學界』1942年2月号に掲載された[1]。同年7月に筑摩書房から刊行された単行本『光と風と夢』に収録された際には、「山月記」「狐憑」「木乃伊」と合わせた連作「古譚」として収録された[2]。