神奈川近代文学館

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正式名称 神奈川県立神奈川近代文学館
専門分野 近代日本文学、神奈川ゆかりの文学[1]
収蔵作品数 約130万点(2022年時点)[2]
神奈川近代文学館
神奈川県立神奈川近代文学館
神奈川近代文学館展示館東側の外観
展示館東側から入口付近を望む
神奈川近代文学館の位置(横浜市内)
神奈川近代文学館
横浜市内の位置
施設情報
正式名称 神奈川県立神奈川近代文学館
専門分野 近代日本文学、神奈川ゆかりの文学[1]
収蔵作品数 約130万点(2022年時点)[2]
館長 荻野アンナ[3]
事業主体 神奈川県
管理運営 公益財団法人神奈川文学振興会[2]
建物設計 浦辺鎮太郎[4]
延床面積 7,285.3m2[4]
開館 1984年10月[1]
所在地 231-0862
日本の旗 日本神奈川県横浜市中区山手町110
アクセス 元町・中華街駅から徒歩10分 ほか[5]
外部リンク www.kanabun.or.jp
プロジェクト:GLAM
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神奈川近代文学館(かながわきんだいぶんがくかん)は、神奈川県横浜市中区山手町にある神奈川県立の文学館。神奈川にゆかりのある文学者とその作品、および近代日本文学に関する資料を収集・保存・公開している[1]。2006年から公益財団法人神奈川文学振興会が指定管理者として運営している[6]

1984年、神奈川県の文学資料を収集・保存・公開する目的で開館した[1]。神奈川県が設立し、管理・運営は公益財団法人神奈川文学振興会が行っている。横浜市の「港の見える丘公園」内に所在する[1]

大衆文学、児童文学、詩歌などジャンルごとの大規模展示をはじめ、夏目漱石芥川龍之介泉鏡花から有島三兄弟、武者小路実篤川端康成太宰治三島由紀夫吉川英治山本周五郎にいたる個人作家の展示など100回以上の企画展を開催してきた[1]。近年は講演会や講座、朗読会の開催などを通じ、文学の普及活動に力を入れている[7]

資料館として立地条件に恵まれ、資料保存を担当する専門職を擁する体制がとられている[1]。2021年度末の所蔵数は図書約51万冊、雑誌約55万冊、肉筆資料(特別資料)約24万点以上で、所蔵総数は約130万点に達する[1]。資料の約85%は研究者およびその遺族からの寄贈によるもので、寄贈資料のうち貴重な資料群は「○○文庫」として一括保存されている[1]。こうした保存環境が評価され、神奈川ゆかりの作家だけでなく、井上光晴野間宏など県外出身の作家からも資料の寄贈を受けている[8]尾崎一雄文庫、中島敦文庫、大岡昇平文庫、井上靖文庫、大岡信文庫など40を超える個人文庫のほか、神奈川ゆかりの多数の作家の肉筆資料、書籍、文芸雑誌を中心とする雑誌資料を所蔵しており、研究者などによる調査・研究に利用されている[1]

所蔵資料の電算処理率は95%以上で[1]、国内の同種機関として高い水準にある。電算化されたデータをもとにした所蔵情報の公開や資料保存処理の体系化を進めており、児童文学・大衆文学資料の収集も含めた近代日本文学専門の大規模資料館として機能している。

県が主催する神奈川文化賞の選考委員会の会場としても用いられている[8]。初代名誉館長は尾崎一雄。初代館長は小田切進、前館長は辻原登、現館長は荻野アンナ[3]

歴代理事長

公益財団法人神奈川文学振興会(旧財団法人神奈川文学振興会)歴代理事長[2]

沿革

典拠:[9][2]

  • 1979年(昭和54年)11月 - 神奈川近代文学館第1回「建設準備懇談会」開催
  • 1980年(昭和55年)4月 - 神奈川県県民部文化室において神奈川近代文学館建設準備に着手
  • 1982年(昭和57年)1月 - 財団法人神奈川文学振興会設立発起人会開催
    • 4月 - 財団法人神奈川文学振興会設立許可、第1回理事会開催
    • 6月 - 第1回評議員会開催
    • 8月 - 神奈川近代文学館建築工事に着手
  • 1984年(昭和59年)
    • 3月 - 神奈川県立神奈川近代文学館条例制定公布、建築工事竣工、文学振興会事務局文学館へ移転
    • 4月 - 神奈川近代文学館事務局発足
    • 6月 - 貸会議室の使用開始
    • 10月 - 展示室、閲覧室の開設により全面開館
  • 1992年(平成4年)11月 - 増改築工事に着手
  • 1994年(平成6年)3月 - 増改築工事竣工、神奈川県立神奈川近代文学館条例一部改正(4月施行)、神奈川近代文学館事務局を解消
    • 4月 - 神奈川近代文学館の運営を神奈川文学振興会に全面委託
    • 10月 - 展示の一般公開により全面再開館
  • 2005年(平成17年)3月 - 指定管理者制度導入に伴う神奈川近代文学館条例改正4月施行
  • 2006年(平成18年)4月 - 財団法人神奈川文学振興会が指定管理者として神奈川近代文学館の運営開始
  • 2011年(平成23年)4月 - 神奈川文学振興会が公益財団法人に移行し、指定管理者として運営を継続

施設概要

霧笛橋の上から眺めた文学館全景(手前が本館、奥が展示館)

建物は浦辺鎮太郎(浦辺設計)が設計し、清水建設が施工した鉄筋コンクリート造である。収蔵庫は六面空調システムを採用し、内壁と外壁の間に空気層を設けることで、資料保存に最適な常温常湿環境を維持している[8]。1984年度神奈川県建築コンクール最優秀賞、第1回公共建築賞優秀賞、第4回横浜まちなみ景観賞などを受賞した[10][11]

典拠:[12]

敷地面積
  • 7,788.74m2
建設期間
  • 当初建設:1982年7月 - 1984年3月
  • 増築:1992年10月 - 1994年3月
建設費等
  • 当初建設:2,488,367千円
  • 増築分:2,031,573千円
建物面積等
展示館前から眺めた本館閲覧室入口付近
  • 構造:鉄筋コンクリート造
  • 建築面積:1,971.6m2
  • 延床面積:7,285.3m2
    本館:地上2階・地下3階 3,135.7m2
    展示館:地上2階・地下2階 2,271.7m2
    展示館(増築分):地上1階・地下2階 1,877.9m2
設計・施工

展示館

本館閲覧室前から展示館を望む(左は霧笛橋)
  • 2階
    • ホール・会議室:420平方メートル
    • ホール(220席):239.7平方メートル(貸会議室)
    • 中会議室(60席):89.8平方メートル(貸会議室)
    • 和室(20人):14畳(55.4平方メートル)(貸会議室)
    • 小会議室(18席):36.2平方メートル(貸会議室)
  • 1階
    • 展示室・喫茶室:732.2平方メートル
    • 展示室(1):182.0平方メートル(固定常設展示、漱石山房書斎コーナー)
    • 展示室(2):300.6平方メートル(企画展示室)
    • 展示室(3):194.6平方メートル(企画展示室、ビデオコーナー)
    • 喫茶室(34席):55.0平方メートル(軽食等)
    • ミュージアムショップ
  • 地下1階
    • 特別資料室:250.9平方メートル
  • 地下1階(増築)
    • 記念室・収蔵庫・撮影室等:899.5平方メートル
    • 記念室・収蔵庫(地下2階を含む):765.7平方メートル
  • 地下2階(増築)
    • 収蔵庫等

本館

霧笛橋から望む本館
  • 2階
    • 事務室:168.9平方メートル
  • 1階
    • ロビー・閲覧室・事務室等:372.5平方メートル
    • ロビー(6席):152.3平方メートル(OPAC等完備)
    • 閲覧室(16席):72.2平方メートル
  • 地下1階 - 地下3階
    • 収蔵庫等:1,238.4平方メートル

展示室

特別展「没後70年 坂口安吾展 あちらこちら命がけ」で再現された坂口安吾の書斎。来館者は安吾のポーズをまねて記念撮影できる(2025年)[13]
  • 第1展示室 ― 常設展1「神奈川の風光と文学」
    神奈川ゆかりの25人の文学者を、その作品を中心にビジュアルに紹介する展示。
    漱石山房書斎コーナー、文学散歩地図模型などを備える。
  • 第2・第3展示室(企画展示室兼用) ― 常設展2「文学の森へ 神奈川の作家たち」
    神奈川にゆかりの深い作家たちの生涯と代表作を3部構成で交換展示する(特別展開催時は企画展示室として使用)。
    第1部「夏目漱石から萩原朔太郎まで」
    第2部「芥川龍之介から中島敦まで」
    第3部「太宰治三島由紀夫から現代まで」

特別展・企画展

典拠:[14][15]

年度展覧会名
1984神奈川近代文学館開館記念展 近代文学100年と神奈川展
没後15年 獅子文六
1985生誕100年 武者小路実篤と白樺美術展
生誕100年 木下杢太郎
没後20年 高見順
日本の子どもの文学展 文学による流れ・絵による流れ・音による流れ
没後50年 牧野信一
1986尾崎一雄
鈴木三重吉没後50年記念展 <赤い鳥>の森展-日本の子どもの文化の源流-
大衆文学展 よみがえるヒーローたち
1987川端康成展 没後15年 人・芸術、その魅力
堀口大學展 詩の宝石箱
夏目漱石
神奈川文学散歩 三浦半島の風土と抒情
1988太宰治
神奈川文学散歩展 湘南の光と影 藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、平塚市、大磯町、二宮町
堀辰雄展-生涯と芸術-
1989中里恒子展-物語のこころ-
神奈川文学散歩展 横浜-文学の港
吉川英治
1990有島武郎生馬里見弴展-白樺派三兄弟の芸術-
ドキュメント 昭和の文学展
神奈川文学散歩展 海辺のきらめき-小田原・真鶴・湯河原
1991山本周五郎
神奈川文学散歩展 都市の叫び、水のささやき-川崎と文学
日本の詩歌展-詩・短歌・俳句の100年
1992芥川龍之介展 生誕100年
没後50年 中島敦展-一閃の光芒-
1993「湘南の文学と美術」展
1994馥郁タル火夫ヨ 生誕100年西脇順三郎 その詩と絵画
開館10周年・増築落成記念 収蔵コレクション展
1995泉鏡花展-水の迷宮-
神奈川文学散歩展 鎌倉 文学の理想郷
1996神奈川文学散歩展 箱根・県央-緑と風と文学と
新展示 戦後の文学-新世代の登場まで
大岡昇平
1997立原正秋
文学の挿絵と装幀展
収蔵コレクション展1 神西清文庫
1998広津柳浪和郎桃子展-広津家三代の文学
谷崎潤一郎
収蔵コレクション展2 近藤東文庫
1999開高健
永井荷風
収蔵コレクション展3 尾崎一雄文庫
2000司馬遼太郎が愛した世界」展
原爆文学展 ヒロシマ・ナガサキ-原民喜から林京子まで-
収蔵コレクション展4 木下杢太郎文庫
2001子どもの本の世界展 20世紀から21世紀への贈り物
野間宏と戦後派の作家たち展
収蔵コレクション展5 藤森成吉文庫
2002夏目漱石遺品受贈記念 夏目漱石展-21世紀へのことば-
収蔵コレクション展6 中島敦文庫
生誕100年記念展 歌びと 吉野秀雄
2003不滅の剣豪3人展-鞍馬天狗、眠狂四郎、宮本武蔵
井上靖展 詩と物語の大河-北国 氷壁 敦煌 しろばんば 孔子-
収蔵コレクション展7 高木健夫文庫
200421世紀文学の預言者 芥川龍之介
鎌倉女学校と作家たち展
開館20周年記念 収蔵コレクション展「作家の筆跡。作家の逸品。」
2005生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫 ドラマティックヒストリー
没後60年 島木健作
日本の童謡 白秋、八十-そしてまど・みちおと金子みすゞ展
生誕100年 伊藤信吉
2006新収蔵資料展 2005年度
生誕110年 吉屋信子展-女たちをめぐる物語
中野孝次展-今ここに生きる
俳句 その魅力展-子規、漱石、虚子、井泉水、山頭火
露伴茂吉寅彦小林勇
2007新収蔵資料展 2006年度
中原中也富永太郎展-二つのいのちの火花
<収蔵資料展>生誕100年記念 井上靖
佐藤さとるコロボックル物語展
没後10年 無限大の宇宙-埴谷雄高死霊』展
収蔵コレクション展8「『食道楽』の人 村井弦斎
2008新収蔵資料展 2007年度・コーナー「山本七平山本書店
生誕80年 澁澤龍彥回顧展 ここちよいサロン
文学館交流展・台湾文学館の魅力-その多彩な世界
かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」展
堀田善衞スタジオジブリが描く乱世。
神奈川県図書館協会創立80周年記念展覧会 かながわの図書館 自慢のこの一点
2009新収蔵資料展 2008年度+虚子没後50年記念 子規から虚子へ-近代俳句の夜明け-
森鴎外展-近代の扉をひらく
生誕100年 中島敦展-ツシタラの夢-
茂田井武展 子どもたちへの贈りもの
開館25周年記念展覧会 大乱歩
生誕130年 長谷川時雨
2010新収蔵資料展 2009年度+収蔵コレクション展9「中村光夫文庫から 没後100年二葉亭四迷展」
城山三郎展-昭和の旅人-
開高健の世界展
長崎源之助展-『つりばしわたれ』『ヒロシマのえのき』『汽笛』-
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)展
収蔵コレクション展10 中山義秀
2011荻原井泉水と「層雲」100周年記念展+新収蔵資料展 2010年度
没後15年 遠藤周作展-21世紀の生命(いのち)のために
漱石と文人たちの書画」展
安野光雅展-アンデルセンと旅して
没後60年記念展 いま輝く林芙美子
常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」第1部+司修『本の魔法』小展示
作家と万年筆
2012収蔵コレクション展11 中薗英助展-〈記録者〉の文学-+新収蔵資料展 2011年度
茂吉再生-生誕130年 斎藤茂吉展-
中野重治の手紙―『愛しき者へ』展
寺村輝夫ぼくは王さま」展
生誕140年記念 島崎藤村
生誕100年 福田恆存資料展+新収蔵資料展 2012年度
2013収蔵コレクション展12 添田唖蝉坊知道展-明治・大正のストリート・シンガー
井上ひさし展-21世紀の君たちに-
中原中也の手紙』展―安原喜弘
注文の多い展覧会 賢治司修
生誕140年記念 泉鏡花展-ものがたりの水脈
常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」第2部+大佛次郎没後40年記念特設コーナー+新収蔵資料展 2013年度
収蔵コレクション展13 生誕90年 黒岩重吾
2014生誕105年 太宰治展-語りかける言葉-
装幀=菊地信義とある『著者50人の本』展
ねずみくん40周年 なかえよしを上野紀子の100冊の絵本展
須賀敦子の世界展
新収蔵資料展 2014年度
収蔵コレクション展14 生誕100年 寺田透
2015没後50年 谷崎潤一郎展-絢爛たる物語世界-
生誕130年・没後50年『銀の匙』の作家 中勘助
まるごと 佐野洋子展-『100万回生きたねこ』から『シズコさん』まで-
生誕140年 柳田國男展 日本人を戦慄せしめよ-『遠野物語』から『海上の道』まで
スポット展示 世界の翻訳本でみる『星の王子さま』~近年の収蔵資料から~
収蔵コレクション展15 文人学者・富士川英郎
2016100年目に出会う夏目漱石
没後30年 鮎川信夫と「荒地」展
絵本作家・西村繁男の世界展 やこうれっしゃで出発!
安岡章太郎展―〈私〉から〈歴史〉へ
スポット展示 佐瀬蘭舟旧蔵ほか夏目漱石資料~近年の収蔵資料から~
収蔵コレクション展16 全身小説家・井上光晴
2017生誕150年 正岡子規展―病牀六尺の宇宙
生誕120年 宇野千代展―華麗なる女の物語
角野栄子魔女の宅急便』展―魔女とおばけと―
没後50年 山本周五郎
スポット展示 三ッ谷洋子氏寄贈久生十蘭資料~近年の収蔵資料から~
山川方夫と『三田文学』展
2018生誕140年 与謝野晶子展 こよひ逢ふ人みなうつくしき
生誕150年記念 詩人大使ポール・クローデルと日本展
没後10年 石井桃子展―本を読むよろこび―
寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに
スポット展示 広津和郎と絵画~近年の収蔵資料を中心に~
収蔵コレクション展17 花田清輝
2019巨星・松本清張
没後20年 江藤淳
『わたしのワンピース』50周年 西巻茅子展―子どものように、子どもとともに
中島敦展―魅せられた旅人の短い生涯
収蔵コレクション展18 没後50年 獅子文六
2020大岡昇平の世界展(開催延期)→新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休館で秋に延期
没後10年 三浦哲郎展―星をかたりて、たれをもうらまず―(開催延期)→臨時休館により2021年度へ
佐藤さとる展『コロボックル物語』とともに(開催延期)→臨時休館により2021年度へ
大岡昇平の世界展
収蔵コレクション展19・スポット展示 生誕100年 金達寿展→臨時休館で中断、2021年度に再開催
2021創刊101年記念展 永遠に「新青年」なるもの―ミステリー・ファッション・スポーツ―
生誕90年 三浦哲郎展―星をかたりて、たれをもうらまず―(併設:生誕100年 金達寿展<再開催>)
佐藤さとる展『コロボックル物語』とともに
樋口一葉展 ―わが詩は人のいのちとなりぬべき
メンテナンス休館
2022生誕110年 吉田健一展 文學の樂(たのし)み
生誕100年 ドナルド・キーン展―日本文化へのひとすじの道
堀内誠一 絵の世界
没後50年 川端康成展 虹をつむぐ人
コーナー展示 夏目漱石特別コレクションから―漱石あて絵はがきを中心に―
2023生誕120年・没後60年 小津安二郎
本の芸術家・武井武雄
「おまけ」と「ふろく」展 子どもの夢の小宇宙
没後30年 井伏鱒二展 アチラコチラデブンガクカタル
コーナー展示 没後50年 大佛次郎展 ―戦後の仕事―
2024帰って来た橋本治
没後15年 庄野潤三展――生きていることは、やっぱり懐しいことだな!
没後10年 古田足日のぼうけん
安部公房展――21世紀文学の基軸
2025大岡信展 言葉を生きる、言葉を生かす
清岡卓行展――大連、パリ「円き広場」
中島敦の手紙展――おとうちゃんからの贈り物
没後70年 坂口安吾展 あちらこちら命がけ[13][16]

収蔵資料

典拠:[17]

収蔵資料総点数(概算)は約1,326,000冊(件)である(2024年3月31日現在)。

内訳図書資料512,208冊
雑誌555,607冊
特別資料(原稿類等)248,925件
未登録資料(整理中)約9,000冊(件)

電算入力済み点数は1,290,351冊(件)である。

内訳図書資料500,705冊登録資料の97.8%
雑誌547,404冊登録資料の98.5%/タイトル数22,909誌
特別資料(原稿類等)242,242件登録資料の97.3%

収蔵資料の内訳(登録資料総数 1,316,718冊(件))

内訳寄贈割合購入割合
図書資料433,772冊84.7%78,414冊15.3%
雑誌440,782冊79.3%114,825冊20.7%
特別資料(原稿類等)243,847件98.3%4,220件1.7%
複製資料ほか858件
  • 上記の資料数には整理中の資料は含まれない。
  • 主な寄贈資料の内容、雑誌所蔵タイトル、所蔵資料検索については外部リンクを参照。

教育普及・連携事業

特別展や常設展に加え、作家・研究者による講演会やシンポジウム、朗読会、子ども向けの読書イベントなど、多様な活動を行っている[7][8][18]

かなぶんキッズクラブ

幼児や小学生とその保護者を対象とした子ども向け事業「かなぶんキッズクラブ」を継続的に実施している。絵本の読み聞かせや紙芝居、子ども映画会などを通して、子どもたちが物語や文学に親しみ、文字・活字文化への関心を育むことを目的としたプログラムで、夏休みや春休みを中心に開催されている[18][19]。これらの活動のイメージキャラクターとして、館名の略称「かなぶん」にちなむマスコット「かなぶん」が2000年代から用いられている[20][21]

ウィキペディアとの連携「Wikipediaブンガク」

Wikipediaブンガク7「吉田健一」の会場風景(2022年)

2018年2月から、Wikipediaブンガク実行委員会と協働し、企画展や展示に合わせてウィキペディアの記事を編集するエディタソン「Wikipediaブンガク」を継続的に開催している[22][23]。第1回と第2回は同館のみを会場として実施されたが、文献調査の利便性を高めるため、第3回以降は神奈川県立図書館と協働する形に移行した[24][25]。イベントの基本的な流れは、午前中に神奈川近代文学館で学芸員による展示解説を聞いてから企画展・常設展示を観覧し、午後に神奈川県立図書館で図書館資料を用いた文献調査とウィキペディア記事の執筆を行うというものである[24][26]。これまでに山川方夫寺山修司松本清張中島敦大岡昇平吉田健一川端康成小津安二郎安部公房[27]坂口安吾[28]などの作家をテーマとする回のほか、雑誌『新青年』を取り上げた回が実施されている[24][29][30]。各回では、作家の人物記事だけでなく、作品や作家ゆかりの施設といった関連項目も新規作成・加筆の対象となっている[29][25][31]。この取り組みは、ウィキメディア財団の助成金プログラムを活用した文学館・図書館とウィキペディアの協働事例として紹介されており、ウィキペディア記事の充実や編集者の育成、文学館・図書館の資料活用を目的とするプロジェクトとして位置づけられている[31][23][29]

利用案内・交通アクセス

所在地

〒231-0862 横浜市中区山手町110

開館時間
  • 開館時間:9時30分 - 17時(入場は16時30分まで)[5]
休館日

月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始[5]

アクセス

周辺施設

脚注

外部リンク

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