文昌語
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宋代末期の戦乱を避けるため、大量の閩南人が南部へと南下し避難した。南下の波は潮汕平原に到達し、珠江三角洲を超えて雷州半島・海南島へと入り、これに伴って閩南語がこの地まで広まった。その後、長期に渡って周辺の少数民族言語や中原地方の官話の影響を受け続けた結果、海南語の音韻体系は閩南語とは大きな差異が生まれるようになり、閩南語との相互の意思疎通が不可能となり、独立の一言語を形成するに至った。 それ以来、特に文昌語は発音の明瞭さゆえに影響力が最も大きく、海南語の標準的な方言と見なされ、海南語の無線局、ラジオ局、テレビ局、社交場面において広範囲に使用されている。
文昌語では、平声・上声・去声・入声の四声がそれぞれ陽・陰を備えていて、古代中国語の8つの声調が全て完備されたまま後代に伝えられてきた。この点は、閩語の諸方言だけでなくその他の漢語体系全体から見ても、あまり見られない特徴となっている。