清音
From Wikipedia, the free encyclopedia
伝統的に清音はいろは47文字が表す音であるが、現代の日本語では、日本語音の仮名表記の基本となる五十音と呼ばれる44個の音節である。
- あ - い - う - え - お
- か - き - く - け - こ
- さ - し - す - せ - そ
- た - ち - つ - て - と
- な - に - ぬ - ね - の
- は - ひ - ふ - へ - ほ
- ま - み - む - め - も
- や - ゆ - よ
- ら - り - る - れ - ろ
- わ
「を」や歴史的仮名遣いの「ゐ」、「ゑ」を五十音に含めることがあるが、これらは表記は独立しているが、現在の発音によるモーラとしては「あ行」の「お」、「い」、「え」と重複しているので独立した清音には含めない場合がある。
厳密には、清音に言及するのは有声子音をもった濁音と対立する無声子音をもった音節についてであり、音韻論的にはカ行・サ行・タ行・ハ行のみとなる。また、ハ行では有声音のバ行に対し、無声音はパ行となるので、音韻論的には清音ハ行は濁音・半濁音とされるバ行・パ行とは関連性は低い。だが、上代にはハ行はパ行音のように発音されていた。これが中世にファ行音([ɸ])のように変化し、近世以降は現在と同じハ行音になった。つまり、子音[p]が[ɸ]を経て[h]へと変化したため、歴史的経緯から見れば清音ハ行は濁音・半濁音とされるバ行・パ行と全く無関係ではない。また、後述の通り、ハ行音にはバ行・パ行音との交換もある。
子音における有声音と無声音との関連は以下の通りとなる。
- ガ行[g] - カ行[k]
- ザ行[z] - サ行[s]
- ダ行[d] - タ行[t]
- バ行[b] - パ行[p]
また音節の分類という点から、その拗音
- きゃ - きゅ - きょ
- しゃ - しゅ - しょ
- ちゃ - ちゅ - ちょ
- にゃ - にゅ - にょ
- ひゃ - ひゅ - ひょ
- みゃ - みゅ - みょ
- りゃ - りゅ - りょ
- (くゎ)
を清音に含めることもあるが、仮名から分類するとイ段音と重複する。