朝鮮労働党第7期中央委員会

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朝鮮労働党第7期中央委員会(ちょうせんろうどうとうだい7きちゅうおういいんかい、朝鮮語:조선로동당 제7차중앙위원회)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の執権政党・朝鮮労働党2016年第7回党大会で選出した中央委員会[1]である。

最高指導者

※2016年5月9日(朝鮮労働党第7次大会終了)時点[1]

政治局

中央政務局

中央軍事委員会

中央委員会部長

金己男李洙墉金平海呉秀容金英哲李万建李日煥安正秀李哲万崔相建李永来金正任金仲協金万成金勇帥

労働新聞

中央検閲委員会

中央検査委員会

中央委員

第7次党大会において以下の129人が中央委員会委員に選出された[2]

金正恩金永南黄炳瑞崔竜海朴奉珠金己男崔泰福李勇武呉克烈李明秀姜錫柱[注釈 1]郭範基呉秀容金英哲楊亨燮金元弘金平海朴永植盧斗哲崔富日趙延俊金勇進任哲雄金徳勲李武栄李哲万李日煥李万建安正秀崔相建李永来金正任金仲協金万成洪仁範金慶玉李在一崔輝李炳鉄金勇帥趙永元李英植金与正洪承武朴道春金永春玄哲海李永吉徐洪燦金正覚努光鉄金正覚尹東弦金炯龍趙南進廉哲成趙慶哲朴正天尹英植金洛兼李勇柱崔永鎬魏成日方斗燮李成国楊東勲李泰燮朴寿日金相竜金今哲金英福金明男金松哲李昌漢韓昌淳尹正麟金城徳李勇煥盧慶駿崔永林洪仙玉金永浩趙春竜金鉄万[注釈 2]李洙墉金萬寿張赫董正浩李竜男金勝斗張基浩張徹金貞淑金桂冠金東日張昌河李弘燮李容浩朱英植全勇男張炳奎張正男姜弼勲金秀吉朴泰成姜陽貌金能五朴英浩朴泰徳金才龍朴正南全承勲金成日李相元林景万太鐘守、李光哲、全景善、呉文賢、朴重根、崔英徳、李忠植、高炳賢、李鳳徳、鄭仁国、崔明哲、太炯哲洪舒憲全日浩

中央委員候補

第7次党大会において以下の106人が中央委員会委員候補に選出された[2]

全日春金成男鄭明鶴金熙澤姜冠日、金勝淵、金炳浩、金正植、尹東哲、董永日、韓光相崔斗勇、李鳳春、宋錫元、姜淳南、宋英健、高明洙、金光秀、許成日、李英哲、李徹、金光赫、許永春、孫哲柱、張東雲、車慶日、呉琴鉄金明植康基燮李国俊、宋駿渉、文明学金勇光姜宗官李学哲李春三高吉善韓竜国李鍾国金在成金光哲権成浩崔日龍趙英哲姜英哲奇光浩金京準姜英秀文応兆姜河国朴春南李宗茂李忠吉金千均王昌玉、柳哲宇、白峰善、朴元学、李慧正安東春、李川花、黄順姫朱奎昌、金斗日、姜鳳勲、李承浩、朱永吉李明吉金正順姜允石、申運学、金亨俊、池在竜、車熙林姜炯奉金栄哲、金東日、尹在学、朴昌範、咸世鎮、呉春英、車鎮順、崔鳳浩、鄭夢弼、李昌吉、張敬哲、李成権、楊勝虎、宋広哲、趙賢文、金忠傑、韓成南、宋基哲、崔燦乾、金光南、明松哲、林春成、李亨根、張明学、金勝日、鄭日万、金明植、金哲洙、明善英、許光日、李民哲

中央委員会総会

第7期党中央委員会第1回総会

第7期党中央委員会第1回総会は、第7回党大会最終日の2016年5月9日に開催された。

総会では党規約の改正によって新設された朝鮮労働党委員長に金正恩を選出したほか、以下の幹部を選出した。

  • 政治局
  • 中央政務局
  • 党中央軍事委員会
  • 中央委員会部長
※担当部局は公表されていない。西側諸国の報道等で判明した部局のみ掲載し、他は役職不明とした。
  • 労働新聞
  • 中央検閲委員会
  • 中央検査委員会

第7期党中央委員会第2回総会

第7期党中央委員会第2回総会は2017年10月7日に開催され、以下の2項目を議題とした[5]

  1. 現情勢に対処した当面のいくつかの課題について
  2. 組織問題

このうち、「組織問題」では、金正日政権時代から要職を務めてきた金己男(政治局員・宣伝扇動部長)と崔泰福(政治局員・最高人民会議議長)が解任されたほか、金正恩の実妹である金与正が政治局員候補に選出された[6]

総会で選出された党幹部は以下の通り。

※担当部局は公表されていない。西側諸国の報道等で判明した部局のみ掲載し、他は役職不明とした。

第7期党中央委員会第3回総会

第7期党中央委員会第3回総会は2018年4月20日に開催され[7]、以下の3項目を議題とした[8]

  1. 革命発展の新たな高い段階の要求に即して社会主義の建設をより力強く促すためのわが党の課題について
  2. 科学教育事業において革命的転換をもたらすことについて
  3. 組織問題について

総会では、以下の内容からなる、第1議題に関する決定書を採択した[9][10]

  1. (2013年3月31日に開催された第6期党中央委員会第23回総会で決定された、)核開発と経済建設を並行して進める「並進路線」の終結と経済建設への注力
  2. 総会翌日の4月21日から大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験・核実験を中止
  3. 核実験の中止を透明性あるものに裏付けるため、北部核実験場を廃棄

また、「組織問題」では、朝鮮人民軍を実質的に統括する軍総政治局長に就任した金正覚(元・人民武力部長)の地位を前任の総政治局長だった黄炳瑞(政治局常務委員)よりも1ランク低い政治局員止まりとし、政治局常務委員を1名減の4人体制で運営するなど、軍の力を抑制する党の方針を明確化した一方、金正恩の秘書室長役を務める国務委員会部長の金昌善(キム・チャンソン)を党中央委員に、祖国平和統一委員会委員長の李善権(リ・ソングォン)を党中央委員候補に選出するなど、目前に迫っていた南北首脳会談米朝首脳会談に向けた融和ムードの演出にも余念がなかった[11]

総会で選出された党幹部は以下の通り[12]

  • 政治局常務委員:黄炳瑞(軍総政治局長・政治局常務委員)の解任を確認。金正恩、金永南、崔龍海、朴奉珠の4名体制に移行[11]
  • 政治局員金正覚[11]
  • 中央委員(中央委員候補からの昇格):申英哲孫哲珠張吉成金成男
  • 中央委員(補選):キム・ジュンソン、金昌善鄭英国、リ・ドゥソン
  • 中央委員候補李善権、ホン・ジョンドゥク、ソク・サンウォン、張吉龍朴勲、コ・ギチョル、アン・ミョンゴン、コ・ミョンチョル、キム・ソンウク、ホン・マンホ、キム・チョルハ、キム・ヨング、キム・チョルリョン、金日国
  • 党中央検査委員会委員:コ・チョルマン、チェ・ソングン

第7期党中央委員会第4回総会

第7期党中央委員会第4回総会は2019年4月10日に開催され[13]、以下の3項目を議題とした[14]

  1. 社会主義建設で自力更生の旗印をより高く掲げていくことについて
  2. 最高人民会議第14期第1回会議に提出する国家指導機関構成案について
  3. 組織問題

総会では、2月末にベトナムハノイで行われた米朝首脳会談が物別れに終わり、期待されていた北朝鮮への各種制裁が解除される見通しが経たない現状を打開するため、(外国に依存しない)自力更生による経済建設を推し進めると金正恩が宣言し、決定書として採択した。

このほか、最高人民会議第14期第1回会議に提出する、国務委員会・最高人民会議および最高人民会議常任委員会・内閣をはじめとする国家指導機関構成案と組織問題に関する決定を採択した。

総会で選出された党幹部は以下の通り[15][16]

総会で承認された国家指導機関構成案は以下の通り。

  • 最高人民会議執行部
  • 内閣

第7期党中央委員会第5回総会

第7期党中央委員会第5回総会は2019年12月28日から12月31日までの会期で、平壌の朝鮮労働党中央委員会本部庁舎で開催され[20][21][22][23][24][25]、以下の4項目を議題とした[24][26]

  1. 醸成された対内外形勢の下でわれわれの当面の闘争方向について
  2. 組織問題について
  3. 党中央委員会のスローガン集を修正、補充することについて
  4. 朝鮮労働党創立75周年を盛大に記念することについて

総会が数日にわたって開催されたのは、金日成時代の1990年1月に開催された第6期党中央委員会第17回総会以来29年ぶりとなった[27][28]

総会では、2018年4月に開催された第7期党中央委員会第3回総会で決定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験・核実験の中止措置について、金正恩が行った報告の中で「公約にわれわれがこれ以上一方的に縛られている根拠がなくなった。(中略)世界は遠からず、朝鮮民主主義人民共和国が保有することになる新しい戦略兵器[注釈 4]を目撃することになるであろう」と発言したとして、中止措置を事実上撤回することを決定した[34][35]

このほか、金正恩は報告の中で、非核化を巡る米朝交渉の停滞や北朝鮮への各種制裁が一向に解除されない現状について、「経済建設に有利な対外環境が切実に必要」と、経済建設には外交の好転が不可欠なことを認めたものの、「尊厳を売り渡すことはできない」として国民に制裁に耐え抜くよう求め、「制裁圧迫を無力化させ、社会主義建設の新たな活路を切り開くための『正面突破戦』を強行する」と宣言した[35]

また、総会では「組織問題」と「党中央委員会のスローガン集の修正、補充」、「朝鮮労働党創立75周年を盛大に記念することについて[注釈 5]」の決定書を採択した。

このうち、「組織問題」に関連して、金正恩の妹で宣伝扇動部第一副部長だった金与正組織指導部第一副部長に異動し、金正恩の後継者に内定したとの見方が2020年2月以降報じられるようになった[38]

総会で選出された党幹部は以下の通り[24]

この総会では本来なら憲法の規定で最高人民会議[注釈 8]及び国務委員会[注釈 9]で選出されることになっている国家機関の幹部の任免[注釈 10]が行われ、以下の幹部が任命された[24]

第7期党中央委員会第6回総会

第7期党中央委員会第6回総会は2020年8月19日に平壌の朝鮮労働党中央委員会本部庁舎で開催され[41]、以下の内容を討議した。

  1. 党を組織的・思想的にいっそう強化するために朝鮮労働党第8回大会を招集することに関する問題

金正恩は総会での報告で「新たな国家経済発展5カ年計画を党大会で提示する」と述べ、2016年の第7回党大会で決定した国家経済発展5カ年計画が未達成に終わったことを認めた。なお、同計画は2020年10月の党創建75周年までの目標達成を目指してきたが、国際社会の対北朝鮮制裁や新型コロナウイルス対策による国境封鎖や水害が経済を直撃し、計画達成が絶望的になっていた[42]

この後、総会では第8回朝鮮労働党党大会を2021年1月に開催することを決定した[43][44][注釈 11]

中央委員会総会以外の各種会議で行われた人事・決定など

脚注

関連項目

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