東北工業大学
仙台の私立大学
From Wikipedia, the free encyclopedia
東北工業大学(とうほくこうぎょうだいがく、Tohoku Institute of Technology)は、宮城県仙台市太白区に本部を置く日本の私立大学である。略称は東北工大(とうほくこうだい)、Tohtech(トーテック)。
| 東北工業大学 | |
|---|---|
|
| |
|
八木山キャンパス(2010年2月) | |
| 大学設置/創立 | 1964年 |
| 学校種別 | 私立 |
| 設置者 | 学校法人東北工業大学 |
| 本部所在地 |
宮城県仙台市太白区八木山香澄町35-1 北緯38度14分46.04秒 東経140度51分10.64秒 |
| キャンパス |
八木山(仙台市太白区) 長町(仙台市太白区) TECH-LOBBY(仙台市青葉区) |
| 学部 | |
| 研究科 |
工学研究科 建築学研究科 ライフデザイン学研究科 |
| ウェブサイト | https://www.tohtech.ac.jp/ |
概要
東北工業大学全体[1]
1964年の創設以来、4万人を超える卒業生を輩出し、日本の、とりわけ東北地域の産業・経済の発展に大きく貢献してきた。「八木山キャンパス」「長町キャンパス」の二つのキャンパスは、自然に囲まれた豊かな環境で、仙台市街地にも近く、利便性の良い場所にある。
2025年4月北海道・東北地方の工科系大学で初めて工学部を「学科制」から「課程制」へ移行、ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科は、「経営デザイン学科」に名称を変更した。
大学院は2026年4月、学部との接続を意識し、連携を深めた魅力ある大学院の構築を目指すことを目的として、新たな体制へ発展した。
時代の変化に対応できる、真に社会が求める人材を輩出すること、それが東北工業大学の使命だと考えている。
建学の精神・教育理念[2]
建学の精神
わが国、特に東北地方の産業界で指導的役割を担う高度の技術者を養成する
ブランドスローガン
未来のエスキースを描く。
大学の理念
人間・環境を重視した、豊かな生活のための学問を創造し、それらの統合を目指す教育・研究により、持続可能な社会の発展に寄与する
教育方針
専門家として必要な素地、調和のとれた人格、優れた創造力と実行力を備えた人材の育成
沿革
年表
- 1960年 学校法人東北電子学院を設立。初代理事長宮本武夫。
- 1961年 東北電子工業高等学校(現、仙台城南高等学校) 開校(電子工学科、無線通信科)。
- 1964年 東北工業大学設置認可。東北工業大学が開学する。工学部電子工学科及び通信工学科開設。
- 1965年 法人名を「学校法人東北工業大学」に変更。
- 1966年 建築学科開設。
- 1967年 土木工学科・工業意匠学科開設。
- 1968年 計算センター開設。
- 1982年 情報処理教育センター開設。
- 1985年 情報処理技術研究所開設。
- 1990年 二ツ沢キャンパスを開設。
- 1992年 大学院工学研究科修士課程開設。通信工学専攻・建築学専攻・土木工学専攻開設。
- 1993年 大学院工学研究科修士課程電子工学専攻開設。
- 1994年 大学院工学研究科博士課程を開設する。通信工学専攻・建築学専攻開設。
- 1995年 大学院工学研究科博士課程電子工学専攻・土木工学専攻開設。
- 1998年 ハイテク・リサーチ・センターを開設。
- 2000年 大学院工学研究科修士課程デザイン工学専攻開設。
- 2001年 環境情報工学科開設。
- 2002年 大学院工学研究科博士課程デザイン工学専攻開設。
- 2003年 大学院工学研究科博士課程環境情報工学専攻開設。土木工学科を建設システム工学科に、工業意匠学科をデザイン工学科に名称変更。地域交流拠点として仙台市青葉区の市中心部一角にサテライトキャンパス一番町ロビー開所。
- 2004年 通信工学科を情報通信工学科に名称変更。
- 2005年 新技術創造研究センター、e-ラーニングセンター、情報ネットワーク管理室を開設。
- 2007年 電子工学科を知能エレクトロニクス学科へ名称変更。
- 2008年 工学部デザイン工学科を募集停止し、ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科、安全安心生活デザイン学科、経営コミュニケーション学科を開設。香澄町キャンパスを八木山キャンパスに、二ツ沢キャンパスを長町キャンパスに名称変更。
- 2011年 工学部建設システム工学科を都市マネジメント学科に名称変更。
- 2012年 工学部環境情報工学科を募集停止し、環境エネルギー学科を開設。大学院ライフデザイン学研究科デザイン工学専攻開設。
- 2016年 情報センターにeラーニングセンターを統合し、情報サービスセンターに名称変更。
- 2017年 工学部知能エレクトロニクス学科を電気電子工学科に名称変更。学修支援センター、技術支援センター開設。
- 2018年 研究支援センター開設。
- 2020年 工学部建築学科を募集停止し、建築学部建築学科を開設。工学部環境エネルギー学科を募集停止し、環境応用化学科を開設。ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科を産業デザイン学科に名称変更。ライフデザイン学部安全安心生活デザイン学科を生活デザイン学科に名称変更。
- 2021年 AI教育推進室開設。
- 2023年 グリーン教育推進室開設。
- 2024年 大学院工学研究科建築学専攻を募集停止し、大学院建築学研究科建築学専攻を開設。大学院工学研究科環境情報工学専攻を募集停止し、大学院工学研究科環境応用化学専攻を開設。東北工業大学サテライトキャンパス「一番町ロビー」閉所。
- 2025年 工学部で課程制を導入。 ライフデザイン学部の経営コミュニケーション学科を経営デザイン学科へ名称変更。東北工業大学サテライトキャンパス「テクロビ(TECH-LOBBY)」開所。
- 2026年 大学院工学研究科電子工学専攻、通信工学専攻、土木工学専攻、環境応用化学専攻を募集停止し、大学院工学研究科電気電子システム工学専攻、情報通信工学専攻、都市工学専攻、バイオ情報・応用化学専攻を開設。
基礎データ
所在地
- 八木山キャンパス(宮城県仙台市太白区八木山香澄町35-1)
- 長町キャンパス(宮城県仙台市太白区二ツ沢6)
- サテライトキャンパス「TECH-LOBBY」(宮城県仙台市青葉区中央4丁目4-19 アーバンネット仙台中央ビル5F)
シンボル
学章
1964年の創設時に「工大」の文字をもとにデザインされた。
- 「工」:天を目指す大理想・目的を象徴
- 「大」:地に揺るがぬ基礎・安定を象徴
2003年に現代的デザインへリファインされ、「工」と「大」を一体化。
上向きの矢印のような形状は、大学のいっそうの躍動感と上昇する姿を表している。
2008年に英語表記と組み合わされ、現在のシンボルマークとして制定された。
ブランドカラー
アイデンティティカラー
- 工大ブルー
- RGB:R0 G58 B112
- HEX:#003A70
- 工大グレー
- RGB:R87 G87 B87
- HEX:#575757
学部カラー
- 工学部カラー
- RGB:R58 G93 B174
- HEX:#3A5DAE
- 建築学部カラー
- RGB:R207 G181 B0
- HEX:#CFB500
- ライフデザイン学部カラー
- RGB:R0 G140 B149
- HEX:#008C95
教育の特徴[1]
設立は、地方の理系大学としては1964年(昭和39年)と比較的古く、卒業生は東北地方の企業を中心に首都圏、北海道に及ぶ。
高度な施設、設備に囲まれた充実した教育環境の中で、実験や実習、演習を重ねながら「工業」「建築」「デザイン」3学部4課程4学科の幅広い専門分野を実践的に学べる。将来にわたって実社会で役立ち、さまざまな産業を支えられる確かな専門性とスキルを身につけられる。
工学部全課程、建築学部建築学科、ライフデザイン学部産業デザイン学科および生活デザイン学科で高等学校「工業」の教諭一種免許状が取得可能。また、電気電子工学科課程・情報通信工学科課程では高等学校「情報」の教諭一種免許状が取得可能。ライフデザイン学部経営デザイン学科では高等学校「商業」の教諭一種免許状が取得可能である。
工学部
電気電子工学課程では、電子機械・ロボット系、医工学・バイオ系、光・情報デバイス系、電気・エネルギー系の4種に大別される。便利で安全な社会の維持と発展に貢献できる技術者を習熟度別のきめ細かな少人数体制で育成する。
情報通信工学課程は、光量子・フォトニクス系、電磁波・ワイヤレス系、IoT・システム系、AI・データサイエンス系の4種に大別される。東北・北海道唯一の情報通信工学課程で、充実した設備と強力な資格取得支援のもと、情報処理技術と通信技術、その融合であるネットワーク、組込みシステムも体系的に学べる。
都市工学課程は、都市・交通計画系、河川・環境技術系、地盤・防災技術系、構造・建設材料系の4種に大別される。的確な経営センスを磨き、都市工学の幅広い分野で活躍できるリーダー、プロフェッショナルとなるための高度な知識・技術・構想力と実行力、プロジェクト遂行に必要なマネジメント能力、コミュニケーション能力を養成する。
環境応用化学課程は、機能材料系、プロセス工学系、グリーンサステイナブルケミストリー系、環境保全系の4種に大別される。応用化学と環境学を体系的に学ぶカリキュラムを設置。応用化学分野を活用しながら、環境・エネルギー問題を解決するため新材料の開発・製造、環境調査・評価、環境保全などの幅広い知識、技術とともに化学を扱う技術者、スペシャリストとしての倫理観を身につける。
建築学部
建築学科は「歴史・意匠」「計画・設計」「環境・設備」「材料・生産」「構造」の各専門分野をバランス良く学修。演習や実験を通して、安全で快適に暮らせる空間づくりに必要な感性や技術、論理的思考といった総合的な視点を磨く。実践的な建築教育により、卒業生から多くの一級建築士を輩出している。建築学科における建築サポートセンター開設による、建築学科独自の支援体制を強化している。
ライフデザイン学部
産業デザイン学科は、デザインに関連する幅広い分野の知識と手法・技術とともに社会に貢献していくためのコミュニケーション能力を修得。幅広い分野でデザインを生かしたリーダーシップが取れる、本当の意味での「デザインの専門家」=クリエイターを育成する。
生活デザイン学科は、建築学・社会学・環境学・福祉学・家政学などの基礎を横断的に学び、具体的な生活者の視点に立って、その環境づくりに貢献できるデザイナー・技術者・コーディネーターを目指す。
経営デザイン学科は、経営や経済、組織や地域、ICTなどについての横断的学びによって、ジェネラリストとして社会に貢献できる学生の養成を目指す。
教育および研究[5]
付属機関及び施設[5]
大学関係者
学生生活
スポーツ
サークル・部活動
- 体育会系・文化系あわせて50を超えるクラブ・サークルがある。
- クラブとは別組織で、学部学生会・大学祭実行委員会・報道部会・応援団・その他任意団体がある。
- 体育館やクラブ棟など施設・設備も充実し、毎日多くの学生が活発に活動している。
大学祭
- 大学祭(工大祭)は年に一度開催される。お笑い芸人等を招聘。2025年に第50回を迎えた。
ロケーション
その他

- 茂ヶ崎横穴墓群
- 1988年。二ツ沢キャンパス(現・長町キャンパス)新設のため駐車場を造成していたところ、茂ヶ崎横穴墓群が発見された。
- 復興大学
- 復興人材育成教育事業、防災教育人材育成事業、地域復興支援事業、災害ボランティアステーション事業の4事業からなる、文部科学省の大学復興センター構想の一つとして承認された災害復興人材の育成機関。迅速な復興へ寄与することを主眼としたもの。従来から存在する学都仙台コンソーシアムの単位互換制度を東日本大震災からの復興を目的とし発展した。
- 保護者懇談会
- 毎年、東北地方を中心に開催。
- 奨学金制度
- 独自の東北工業大学奨学生、郵政福祉教育振興基金奨学生の制度のほか、日本学生支援機構をはじめとする地方公共団体、各種民間団体の育英制度を取り扱っている。
キャンパスアクセス[6]
八木山キャンパス
- 市営地下鉄東西線「八木山動物公園駅」下車(仙台駅から12分)、東1出口から出て徒歩約10分。八木山動物公園駅から無料シャトルバス運行。
- 仙台市営バス・宮城交通バス JR仙台駅西口バスプール11番乗り場より市営バスで「八木山動物公園駅」行または12番乗り場より宮城交通バスで動物公園方面経由のバス(12番乗り場より出発のバス全て)に乗車、「東北工大八木山キャンパス」下車(仙台駅から約25分)。
- 東北自動車道仙台南インターチェンジまたは仙台宮城インターチェンジより車で約30分。
長町キャンパス
- 仙台市営バス JR長町駅東口5番乗り場より「東北工大長町キャンパス」行または「野草園・交通局東北大学病院」行に乗車、「東北工大長町キャンパス入口」または「東北工大長町キャンパス」下車(長町駅から約10分)。
- 宮城交通バス JR長町駅東口2番乗り場より「宮交自動車学校」または「動物公園駅」行に乗車、「東北工大長町キャンパス入口」下車(長町駅から約10分)。
- 東北自動車道仙台南インターチェンジまたは仙台宮城インターチェンジより車で約30分。
系列校
対外関係[7]
国内学術交流協定締結校
- 学都仙台コンソーシアム
- 復興大学
- 復興人材育成教育コース、教育復興支援、地域復興支援ワンストップサービス・プラットフォーム、災害ボランティアステーションの4事業。
- 放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができる。
海外学術交流協定締結校
- イリノイ工科大学(アメリカ合衆国)
- 同済大学外国語学院(中華人民共和国)
- 同済大学土木工程学院(中華人民共和国)
- 同済大学材料科学および工程学院(中華人民共和国)
- 広州大学(旧華南建設学院西院)(中華人民共和国)
- 中原大学(台湾)
- 高麗大学電子工学科(大韓民国)
- ハノイ工科大学バイオエレクトロニクスセンター(ベトナム)
- 泰日工業大学(タイ王国)
- パリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校(フランス)
- 玄奘大学(台湾)
- アトマジャヤジョグジャカルタ大学 工学部(インドネシア)
- 東北大学建築学科(中華人民共和国)
- 大真大学校(大韓民国)
- 遼寧工程技術大学(中華人民共和国)
- センテニアルカレッジ(カナダ)
- ロンドン大学 SOAS(イギリス)
国際交流プロジェクト及び事業関係
- JENESYS2.0
- キズナ強化プロジェクト
- KAKEHASHIプロジェクト
国際協定校との共同事業
- 東北工業大学公式Webサイト 国際交流ニュースを参照。