松本電気鉄道3000形電車

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京王3000系電車 > 松本電気鉄道3000形電車
改造数 4編成8両
松本電気鉄道3000形電車
上高地線で運用される3000形電車
(2022年12月 下新駅 - 北新・松本大学前駅
基本情報
運用者 アルピコ交通[注 1]
種車 京王電鉄3000系
改造所 京王重機整備
改造数 4編成8両
導入年 1999年 - 2000年
運用開始 1999年10月25日
運用終了 2025年3月9日[1]
投入先 アルピコ交通上高地線
主要諸元
編成 2両編成 (1M1T)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V
架空電車線方式
最高運転速度 50 km/h
全長 18,500 mm
全幅 2,872 mm
全高 4,100 mm
車体 ステンレス鋼
主電動機 TDK843-A
主電動機出力 120 kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 85:14(6.07)
編成出力 480 kW
制御方式 界磁チョッパ制御
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松本電気鉄道3000形電車(まつもとでんきてつどう3000けいでんしゃ)は、1999年平成11年)より営業を開始し、松本電気鉄道(現・アルピコ交通)が運用していた上高地線の通勤形電車である。

1986年昭和61年)12月20日に上高地線の架線電圧を750Vから1500Vに昇圧して以降、同線では東京急行電鉄5000系を改造した5000形を運用していた。しかし新製から40年を迎え機器類の老朽化が進んでいたことや非冷房であることなどを理由に車両を取り替えることになり、当時京王電鉄1000系の導入により廃車となった3000系を譲渡、京王重機整備にて改造・整備のうえで3000形として導入した。

沿革

  • 1999年(平成11年)10月25日 - 2両編成2本(4両)が上高地線(松本駅 - 新島々駅間)で営業運転を開始。
  • 2000年(平成12年)7月 - 2両編成2本(4両)が導入され、同年7月19日を最後に5000形が営業運転を終了。
  • 2021年(令和3年)8月14日 - 令和3年8月の大雨によって田川橋梁が被災し、翌年6月に復旧するまでの間3003-3004編成が孤立区間である松本駅に取り残された。
  • 2022年(令和4年)- 東武20000系(20000型・20050型の中間車)を改造した20100形の導入による置き換えが開始され、当初は3003-3004編成が引退となる予定だったが、後述の理由から2022年11月に3001-3002編成が本形式で初めて廃車となり、12月2日に解体の為搬出された[2]
  • 2024年(令和6年)
    • 3月10日 - 3007-3008編成が退役[3]、3月28日に解体の為搬出された。
    • 11月3日 - 3005-3006編成が退役[4]、11月29日に解体の為搬出された。
  • 2025年(令和7年)3月9日 - 3003-3004編成が退役[5]

形式

3007-3008の編成(2008年)

形式と編成は下記の通り。8両全てが中間車から先頭車へ改造された車両である。

  • モハ3000形 - 3001・3003・3005・3007
    京王時代は1M方式の電動車デハ3100形。ドア窓ガラスは金属押さえ式。
  • クハ3000形 - 3002・3004・3006・3008
    京王時代はユニット方式の電動車デハ3050形。ドア窓ガラスはHゴム支持式。

3001-3002・3003-3004・3005-3006・3007-3008の2両編成4本が在籍する(左側が新島々寄り、右側が松本寄り)。運転席後ろの窓が連結面の小型窓の発生品となっている。3001・3003・3005・3007の種車がデハ3100形のため、長野県の私鉄では初の界磁チョッパ制御車となった。

改造内容

  • ワンマン運転対応(運賃箱、案内表示機、運賃表設置)。
  • ステンレス車であるものの、白をベースに紫・ピンク・山吹・緑・赤のダイナミックストライプとロゴが入ったアルピコカラーの塗装が施された。ロゴの文字は「Highland Rail」。
  • 運転台機器は京王6000系(1次車・6001F - 6006F・抵抗制御)の廃車発生品であるT字型ワンハンドルマスコンを採用。
  • 全車ともワンマン運転時の運賃支払いの動線確保も兼ねて、運転台直後の座席のあった場所に車いすスペースが設置されている。
  • 連結面には転落防止幌が設置されている。
  • 3004・3008の前寄りには霜取り用パンタグラフが装備されている(京王時代は集電用)。3002・3006の同部分にはパンタ台のみが残されている。
  • 3003-3004の種車でもあるデハ3108・デハ3058は京王時代、踏切事故により修繕扱いで同構造の車体がほぼ新製された。手摺り・側ドア・パイプ棚・冷房風洞は可能な限り再利用したが、客用扉は窓ガラスの支持方式がHゴムのものと、デハ3100形用の押さえ金支持式、破損不足分のものについては第28・29編成と同等の新製客用扉がランダムに取り付けられた。したがって、1両の中に複数の形態のドアが混在する。さらに軽量構造車体であり、コルゲートの本数が他車より少ない。
  • 正面は京王3000系のリニューアル車(第16 - 29編成)と同等の、フロントウィンドウが側面まで回り込むデザインとなっている。ワイパーは電気式となっており、フロントウィンドウの左上に行先表示器を新設した。

編成表

形式()内は京王時代の車両番号。
アルピコ交通3000形 編成表
形式
松本
ラッピング 廃車
モハ3000形
(デハ3100)
クハ3000形
(デハ3050)
機器 ■ ◇ MG・CP(◇)  
編成 3001 モハ3001
(3109)
クハ3002
(3059)
2022年11月1日[6]
(最終運用:2022年7月28日[7])
3003 モハ3003
(3108)
クハ3004
(3058)
モハ10形リバイバルカラー 定期運用終了
(最終運用:2025年3月9日[8])
3005 モハ3005
(3106)
クハ3006
(3056)
初代なぎさTRAIN 2024年11月[9]
(最終運用:2024年11月3日[10])
3007 モハ3007
(3107)
クハ3008
(3057)
2024年3月11日[11]
(最終運用:2024年3月10日[12])
  • ■:界磁チョッパ制御装置、MG:補助電源装置、CP:空気圧縮機、◇:パンタグラフ
  • クハ3000形の霜取り用パンタグラフは3004・3008の前位側に搭載(集電非対応)。
  • レール塗油器は3002・3006に設置。

ラッピング・特別編成

脚注

関連項目

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