栗かぼちゃ
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栗かぼちゃは日本で最も広く栽培されているかぼちゃである[4]。日本では春に播種し夏から秋にかけて果実を収穫する。花柄はスポンジ状で膨れており、畝は無い。野菜の中でも強健で、栽培法は簡単。播種・植えつけ後は放置しても収穫できる。ただし、花粉の媒介を行う昆虫がいない場合は人工授粉しなければならない。
かぼちゃは収穫された直後、まだ成長している。そのため他の野菜や果物と異なり、新鮮さはそれほど重要でなく、風味を豊かにするため第一に重要なのは完熟である。まず収穫されたかぼちゃを温かい所で2週間ほど熟させ、デンプンを糖に変化させる。その後、冷暗所で1か月ほど保存し、その炭水化物含有量を増加させる。このようにすることで、とれたてのパサパサで淡白なかぼちゃは、なめらかで甘いかぼちゃに変わる。完熟した多肉なかぼちゃは、果肉は赤みを帯びた黄色に、表皮は硬く、花柄は乾いたコルクのようになる。収穫後約1か月半から3か月で熟成のピークに達する。[5]
栄養価
| 100 gあたりの栄養価 | |
|---|---|
| エネルギー | 381 kJ (91 kcal) |
|
20.6 g | |
| デンプン 正確性注意 | 17.0 g |
| 食物繊維 | 3.5 g |
|
0.3 g | |
| 飽和脂肪酸 | 0.04 g |
| 一価不飽和 | 0.06 g |
| 多価不飽和 | 0.06 g |
|
1.9 g | |
| ビタミン | |
| ビタミンA相当量 |
(41%) 330 µg(36%) 3900 µg |
| チアミン (B1) |
(6%) 0.07 mg |
| リボフラビン (B2) |
(8%) 0.09 mg |
| ナイアシン (B3) |
(10%) 1.5 mg |
| パントテン酸 (B5) |
(12%) 0.62 mg |
| ビタミンB6 |
(17%) 0.22 mg |
| 葉酸 (B9) |
(11%) 42 µg |
| ビタミンC |
(52%) 43 mg |
| ビタミンE |
(33%) 4.9 mg |
| ビタミンK |
(24%) 25 µg |
| ミネラル | |
| ナトリウム |
(0%) 1 mg |
| カリウム |
(10%) 450 mg |
| カルシウム |
(2%) 15 mg |
| マグネシウム |
(7%) 25 mg |
| リン |
(6%) 43 mg |
| 鉄分 |
(4%) 0.5 mg |
| 亜鉛 |
(3%) 0.3 mg |
| 銅 |
(4%) 0.07 mg |
| 他の成分 | |
| 水分 | 76.2 g |
| 水溶性食物繊維 | 0.9 g |
| 不溶性食物繊維 | 2.6 g |
| ビオチン(B7) | 1.7 µg |
|
| |
| |
| %はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 | |
ビタミンC、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンKに富み、葉酸などビタミンB群、カリウムを多く含む。[6][7]
かぼちゃの肉質は、加熱調理後にホクホクした食感をもたらす粉質とねっとりした食感になる粘質とに大別されるが、炭水化物含有率が高いほど加熱調理後も細胞の形が維持され、粉質傾向にある。栗かぼちゃ(西洋かぼちゃ)は、日本かぼちゃなど他のかぼちゃと比較して炭水化物含有率がかなり高く、これが栗かぼちゃ特有の甘い風味と粉質感の要因になっている[6]。
ギャラリー
主な品種
- 黒皮栗種
- 日本市場の主流[4]。
- えびす
- 日本で広く作付けされている品種。粉質感(ホクホク感)が特徴の栗かぼちゃのなかでは、比較的水分が多くねっとりした粘質系のかぼちゃ。[4]
- みやこ
- くりゆたか
- くり将軍
- こふき
- 坊ちゃん
- 1998(平成10)年にみかど種苗から開発された果実が500g程度の大きさに成長するミニカボチャ。果皮の色は黒緑色以外に朱色、灰白色がある。
- えびす
- 青皮栗種
- 皮は灰緑色。「東京かぼちゃ」とも呼ばれる。[1]
- 芳香青皮栗南瓜(ほうこうあおかわくりかぼちゃ)
- 近成芳香G(ちかなりほうこう)
- 赤皮栗種

打木赤皮甘栗かぼちゃ - 白皮栗種
- 果皮は白く、果肉は橙色。表皮が固く保存性に優れる。[8]
- 伯爵
- 雪化粧
- 夢味

