海へ (漫画)
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- 4歳の時に父親を失くし、再婚した母親と義父の喧嘩が絶えない日常生活に鬱屈した主人公少年(13歳)が、0歳~4歳まで過ごした出身地、伊豆大島(大島町)に帰りたい望郷の思いから、横浜港桟橋で密航を企てる。外国航路の船にもぐりこめば当分日本に帰れず、その間に一生懸命働けば船員に雇ってくれると考えたのだった。しかし、乗船後すぐに船員に見つかり、出航前に下船させられ、あえなく密航に失敗する。
あらすじ
主人公の春男がメッキ工場から帰ると、母と義父が喧嘩の真っ最中だった。やがて義父はミシンを買い、縫製業を始める。春男も手伝うものの義父との折り合いが悪く挫折。ある日、女工としてキヨという少女を雇うが、キヨは春男一家とは関わりを持とうとせず、隣家の軒下に佇んでいる変わった少女だった。ほどなくキヨは仕事を辞める。家を出て船員になりたいと考えていた春男は、海外への密航を考え船に潜り込むが、物置に潜んでいる所を船員に見つかってしまい強制送還される。春男は家に帰る金もなく途方もない気持ちで港をうろついていたが、桜木町前の交番で警察に保護される。その後、養父から家を追い出されて祖父の家に預けられた春男は、ある日ひとつの家船にキヨの姿を見つける。父親が肺病で死に、葬式にも出せずに死体を川に流して一人で住んでいたのだった。家出をした春男は、キヨに親しみを覚え「舟の家っていいよな」「海の方へ行こうぜ」といいながら、近づくのだが…[1]。
