湿式化学
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歴史
方法
定性的方法
定性的方法は、ある変化を検出するために定量化できない情報の変化を用いる。すなわち、色、香り、手触りなどの変化である。
化学試験
化学試験は未知の溶液に含まれる特定の化学物質の存在を示す試薬を使用する。試薬を加えることで、それが反応する化学物質に基づく固有の反応を起こし、溶液中にどのような化学物質が存在するかを知ることができる。その一例が、タンパク質を含む試験管に強酸を添加するヘラー試験である。タンパク質が酸に接触すると濁った環が形成され、酸によるタンパク質の変性で検出される。濁りはタンパク質が液体中に存在するというしるしである。この試験方法は、ヒトの尿中のタンパク質を検出するために使用される。
炎色反応
炎色反応はよく知られている化学試験である。その試験は金属イオンに対してのみ用いられる。金属粉末を燃焼すると、金属の種類に応じ、固有の色を発する。例えば、カルシウム (Ca) を燃焼するとオレンジ色、銅 (Cu) は青色を示す。金属燃焼時の発色は、花火で明るい色を作り出すために利用されている。
定量的方法

定量的方法は、測定および定量化できる変化を示す情報を利用する。これには、量、濃度、重量などの変化が含まれる。
重量分析
重量分析では、沈殿から形成された固体、または液体に溶解した固体の重量または濃度を測定する。反応の前に液体の重量を記録しておく。沈殿操作では、沈殿物が形成されなくなるまで試薬を加える。それから、沈殿物を乾燥させ、液体中の化学物質濃度を測定するために秤量する。溶解物質については、固形物が除去されるまで濾過するか、全ての液体が蒸発するまで沸騰させる。固形物を完全に乾燥させたあと秤量し、その濃度を決定する。すべての液体を蒸発させるのが、一般的なやり方である。
容量分析
滴定は、容量測定により化学物質の量を決定するため、容量分析と呼ばれる。未知の物質および濃度の溶液に、既知の容量および濃度の試薬を添加する。変化を起こすに必要な試薬量は、未知の物質量に比例する。これにより、未知の物質の存在量を明らかにできる。目に見える変化がない場合は、指示薬が溶液に添加される。指示薬は、溶液のpHに応じて色が変わる。色の変化が起こる正確な点を終点と呼ぶ。色の変化は非常に突然起こり得るので、非常に正確に測定することが重要である。
比色分析
比色分析は、定性的および定量的な両方の特徴をもつ独特の方法である。その定性的な分析では、色の変化が起こったことを記録する。この色の変化には、濃淡の変化、全く違う色への変化がある。定量的な分析では、色の波長を測定できる分光装置を使用する。波長の変化を正確に測定することで、色の変化を判断する助けとなる。
