無情に流れる時間
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| 無情に流れる時間 The Girl Who Waited | |||
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| 『ドクター・フー』のエピソード | |||
ハンドボット | |||
| 話数 | シーズン6 第10話 | ||
| 監督 | ニック・ハラン | ||
| 脚本 | トム・マクレー | ||
| 制作 | マーカス・ウィルソン | ||
| 音楽 | マレイ・ゴールド | ||
| 作品番号 | 2.10 | ||
| 初放送日 | |||
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「無情に流れる時間」(むじょうにながれるとき、原題: The Girl Who Waited)は、イギリスのSFドラマ『ドクター・フー』の第6シリーズ第10話。トム・マクレーが脚本、ニック・ハランが監督を担当し、2011年9月10日に BBC One とBBCアメリカで初放送された。
本作では、異星人のタイムトラベラー11代目ドクター(演:マット・スミス)が彼のコンパニオンのエイミー・ポンド(演:カレン・ギラン)と彼女の夫ローリー・ウィリアムズ(演:アーサー・ダーヴィル)を観光地惑星アパラパチアに連れて行く。しかしアパラパチアでは2つの心臓を持つ種族に対してのみ致命的な疫病チェン7が蔓延しており、エイミーは偶然ドクターとローリーからはぐれ、疫病感染者の最期を遺族が看取れるよう時の流れを加速した部屋に入ってしまい、彼らの助けが来るまで36年間を別の時間軸で過ごしてしまう。36年後のエイミーはドクターに不信感を抱き、心臓が2つあるゆえにターディスに残らなくてはならないドクターと、彼の代わりにやって来たローリーによる過去の自分の救出を拒む。
36年後のエイミーはギラン自身が演じ、老けたように見せるため装身具が用いられた。本作は限られた予算の下で撮影されたエピソードで、マクレーは主なセットを全て白色にすることを決めた。「無情に流れる時間」はイギリスで760万人の視聴者を獲得し、批評家から肯定的にレビューされた。
製作
脚本

本作の脚本家トム・マクレーは、『ドクター・フー』では以前サイバーマンの再登場を描いた二部作「サイバーマン襲来」「鋼鉄の時代」を執筆していた[1][2]。サイバーマンの再登場という条件で当該作のシナリオには制限かかかっていたため、本作では望むことを何でもできるという好機をマクレーは喜んだ[2]。マクレーは完成した台本を誇り、"これまでに最も成就した構想の1つ"だとした[1]。エピソードのオリジナルタイトルは "The Visitors' Room" であったが、"Visiting Hour" やさらに "Kindness" に変更された。ある時点では "The Green Anchor" と名付けられていたと報告されていたが、そのような事実はなかった[3]。"The Girl Who Waited" は「11番目の時間」でエイミーがドクターの帰還を12年間待っていたことを反映している[4]。エグゼクティブ・プロデューサーのベス・ウィリス曰く、ローリーがこれまで出会った中でどれほど最も美しい男性であるかについてエイミーが語るシーンは、それがそのまま最終バージョンとなった[3]。
「無情に流れる時間」はドクター役の俳優に多くの撮影が必要とされない、すなわち "Doctor lite" なエピソードとしてデザインされた。このシステムは製作スケジュールの都合により第2シリーズ「エルトン君の大冒険」に端を発し、第3シリーズ「まばたきするな」などにも引き継がれた伝統である[5]。ドクターはいつもある程度神話的な存在でなくてはならずキャラクターを掘り下げるには制約がある、と考えるマクレーは、エイミーとローリーのキャラクターと彼らの過去の掘り下げを楽しんだ[2]。台本の草案の1つでは、ローリーと2人のエイミーがターディスに駆ける終盤地殻のシーンにローリーはおらず、彼はレンズ越しに様子を見ているだけであった。また、手を斬られたハンドボットが独力で歩き続けるシーンもあった[6]。「無情に流れる時間」は限られた予算の下で製作されており、マクレーはセットを全体的に白色に統一するように「大きな白い箱」と書いた。彼は映像化されたものを見た際にその手法に喜び、全てを白色にすることで興味深いビジュアルのセンスが加えられたと感じた[2]。
キャスティング
元々36年後のエイミーは別の女優が演じることが考えられていたが、カレン・ギランが装身具を着けて36年後の姿を演じることに志願し、ギランが両方のキャラクターを演じる方が良いということで決定された[2]。ギランは危険な環境に置き去りにされて変貌したキャラクターを演じるため、声のコーチと動作のコーチの下でそれぞれを学び[3]、普段と違うボディランゲージや声域および態度を生み出した[7]。また、彼女は体の動きに合うパッドを装着しており[2]、メイクにも数時間を費やしたという[8]。