男性付属腺感染症

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男性付属腺感染症
正面および上方から見た前立腺(Prostate)、精嚢(Seminal vesicles)、精管(Vas deferens)
概要
診療科 泌尿器科
分類および外部参照情報

男性付属腺感染症: Male accessory gland infection: MAGI)とは、男性生殖器の1つ以上の部位への感染症(炎症)である。診断基準は世界保健機関(WHO)により定められており、主に男性不妊に関する感染症または炎症について診断される。

典型的なMAGIは尿路感染症が拡大したものであるが、非感染性の炎症も存在する。

MAGIは下記の男性生殖関連器官に関する1箇所または複数個所の炎症(細菌性、ウイルス性、真菌性など)である[1]

診断

感染は付属腺の分泌機能に悪影響を及ぼすことから、下記のような項目がMAGIの存在を示唆し得る所見となる[3]

WHOの基準

WHOが定めた基準を満たす要因が2つ以上認められる場合、MAGIと診断される[4][5]

要因説明陽性診断
A病歴

身体所見

(i) 要因Aのうち1つ
    
(ii) 要因Bまたは要因Cの中から1つ
B前立腺液 (i) 要因Bのうち1つ
    
(ii) 要因Aまたは要因Cの中から1つ
C精液検査
  • 白血球数 ≥ 100万/mL
  • 精液培養における病原菌の著しい増殖
  • 精液の外観異常
  • 精液の粘度増加(過粘稠)
  • 精液のpH上昇
  • 精漿の生化学的異常
要因Cのうち2

または

(i) 要因Cのうち1つ
    
(ii) 要因Aまたは要因Bの中から1つ

バイオマーカー

ある研究では、精漿中の可溶性ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子受容体英語版(SuPAR)濃度の上昇がMAGIのマーカーとして有用である可能性が示唆されている[6]

原因

主な病原体は、腸内細菌科大腸菌クレブシエラなど)、淋菌クラミジアである[1]

ある研究では、MAGI患者のうち血清総テストステロン濃度が低い男性は濃度が正常な男性に比べて、複数の部位に及ぶなど、より複雑な型のMAGIを呈する傾向があることが示されている[7]

合併症

起こりうる合併症を下記に挙げる[1][3][8]

  • 精巣上体の閉塞
  • 精子形成障害
  • 精子機能障害
  • 精子自己抗体の誘導
  • 男性付属腺の機能障害

これらの合併症は、性機能障害[8]男性の不妊症[5][9]を引き起こす可能性がある。

関連項目

出典

外部リンク

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