相馬地区
From Wikipedia, the free encyclopedia
過疎地域の指定

1970年に過疎地域対策緊急措置法、1980年に過疎地域振興特別措置法、1990年に過疎地域活性化特別措置法、2000年に過疎地域自立促進特別措置法に指定されている[1][2]。2021年から現在まで、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法において過疎地域に指定されている。指定を受け、市は「弘前市旧相馬村区域過疎地域持続的発展計画」を作成し、地域の持続的発展を支援し、もって人材の確保及び育成、雇用機会の拡充、住民福祉の向上、地域格差の是正並びに美しい風格のある地域の形成を目指している[3]。
自治会(町会)
地区は16の自治会(町会)から構成されている[4]。
- 湯口町会………人口:394人、世帯数:142、班の数:14
- 昴町会…………人口:272人、世帯数:95、班の数:8
- 安田町会………人口:186人、世帯数:34、班の数:8
- 黒滝町会………人口:283人、世帯数:82、班の数:9
- 五所町会………人口:454人、世帯数:127、班の数:12
- 水木在家町会…人口:206人、世帯数:63、班の数:5
- 紙漉沢町会……人口:356人、世帯数:114、班の数:14
- 坂市町会………人口:152人、世帯数:34、班の数:4
- 藤沢町会………人口:118人、世帯数:37、班の数:4
- 相馬町会………人口:151人、世帯数:44、班の数:4
- 前相馬町会……人口:48人、世帯数:25、班の数:3
- 桐ノ木沢町会…人口:92人、世帯数:22、班の数:4
- 山田町会………人口:87人、世帯数:26、班の数:3
- 大助町会………人口:101人、世帯数:33、班の数:3
- 藍内町会………人口:29人、世帯数:12、班の数:4
- 沢田町会………人口:20人、世帯数:6、班の数:3
※2024年4月1日現在の数値[5]
行事
教育
地区には幼児教育施設と公立小学校・中学校がある。高等教育機関や学習塾などの私的教育機関はないため、市の中心市街地や市外に出る必要がある。
【こども園】
- 相馬こども園(弘前市認定保育園)…創立:2019年4月1日、園児数:43人※
【小学校・中学校】
※2025年7月1日現在の数値
特色ある地域教育
相馬こども園や相馬小学校・相馬中学校では、地域に根差した学びとコミュニティづくりの実践を行っている。地域コーディネーターや地域おこし協力隊などと連携して地域のヒト・モノ・コトといった資源を教材化し、総合的な学習の時間で活用している。
- りんご学習(JA相馬村と連携し、摘果、葉とり、収穫、加工、選果場見学、販売を体験する学習[6][7])
- 田んぼ学習(JA相馬村と連携し、播種の見学、収穫、調理を体験する学習[8][9])
- お山参詣(相馬有志会と連携し、出前講義やカンナガラ御幣づくりの実演会、祭り当日の参加を体験する学習[10][11])
- 沢田ろうそくまつり(沢田ろうそくまつり実行委員会と連携し、祭りの課題を協働的に解決する学習[12][13][14][15])
- 紙漉沢獅子舞(紙漉沢獅子舞保存会と連携し、獅子舞演舞の鑑賞会や出前講座、獅子踊りを体験する学習[16][17][18])
- 紙漉き(紙漉隊と連携し、中学校の卒業証書を生徒自身が漉く体験)
除雪
弘前市直営の除雪体制
地区内の除雪は、弘前市道路維持課の直営で行われている[19]。湯口から沢田、藍内までの地区全域、距離にして約51キロの道路の除排雪を担っている。相馬地区と岩木地区の一部を除いた、すべての工区では市から委託を受けた業者が除排雪を行っている。より安価で応札する建設会社に委ねる除排雪では、道路事情や住民の生活事情に則さなかったり、出動の柔軟性が損なわれたりし、住民からの苦情を招きやすくなる。そこで、独自の直営体制を残し、苦情のリスクを下げることで追加出動の必要性を抑え、さらに若い農家の副業だからこそ経費も圧縮できると合併時に本庁部局を説得し、直営体制を維持した経緯がある[20]。
地域おこし事業
早稲田大学のゼミ受入
宮口侗廸氏(早稲田大学名誉教授)の地理学ゼミの合宿を受入れてきた。旧相馬村のときから1992年から2016年まで毎年「農村研究」と題して行われたゼミ合宿は、数日間農家の家にホームステイしながら農作業の手伝いをして、農家の暮らしと農村の基本的なしくみを学ぶことを目的としていた[21]。受入れた学生は延べ200人を超え、「元気な農村」である象徴の一つの取り組みであった。
地域づくりインターンの会の受入
「地域づくりインターンの会」の学生を2025年から受入れている[22]。同会は、国土庁や国土交通省がおこなった事業の初期に参加した早稲田大学や東京工業大学の学生やOBによって結成され団体である[21]。2025年は4名の学生を受入れ、りんご農作業や農カフェのメニュー開発などをおこなった。
地域おこし協力隊の受入
青森県に1人も地域おこし協力隊人がいなかった2012年5月、弘前大学の平井太郎氏が弘前市企画政策部に働きかけ、当地区で協力隊受入の検討が始まった。2014年には地元有志と市職員、大学関係者がメンバーである協議会組織(相馬地区地域おこし協力隊応援協議会)が立ち上がり、その時々で地域にとって必要なミッションを考え、適任者を募集する方針になった[20][23]。全国的な協力隊の「売り手市場」化に巻き込まれないよう協議会自身で募集・採用活動を進め、地域の独自性と熱意、熟度を伝えようと工夫している[24]。2015年から2025年までに、計8名の隊員を受入れている[4]。
- 1期生:下田翼、米山竜一 <ミッション>各種メディアを活用した地域の広報活動
- 2期生:北野教正、鹿内あかり <ミッション>地域女性グループと連携した農産物加工品の開発など
- 3期生:石田有希子、佐野りさ <ミッション>地域女性のネットワークづくりや活躍の場の創出など
- 4期生:加賀新一郎、穂坂修基 <ミッション>地域コミュニティの維持、地域の伝統文化の創出など
協力隊の受入体制については、総務省のホームページ「地域おこし協力隊ナビ」に紹介されている[25]。
