稲葉知事の引退後の知事選挙で、自民党は県総務部長だった國松善次を他党とともに推薦した。しかし後継者の選出に際して党内では意見が分裂し、大阪府副知事だった吉沢健が大津市や草津市の自民党市議らに推され、県出納長だった高井八良が一部の自民党県議に擁立され、それぞれ知事選に出馬している。
この背景には、滋賀県知事を約12年間つとめ、新党さきがけ結成直前まで衆議院議員で自民党滋賀県連の会長だった武村正義の影響がある。國松は武村知事の時代に大阪府からヘッドハントされ、武村に立場が近いとされたため党内で反発を受けた。しかし、他党の推薦も望めること、現職だった稲葉も県の官僚を望んでいた事などから國松が後継者に選ばれ、知事選に当選している。