第38回アメリカスカップ

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第38回アメリカスカップ(だい38かいアメリカスカップ、英語: 38th America's Cup)は、2027年7月にイタリアナポリで開催される予定のヨットレースのシリーズ。

前回大会(第37回アメリカスカップ)の勝者であるエミレーツチーム・ニュージーランドがホストを務める。2025年5月15日、ナポリが開催地に選ばれたことが公表された[1]

レギュレーション

ヨット

ヨットについては前々回大会より採用された「AC75」が引き続き使用されるが、クルーの数は5名に減らされる。うち必ず1名は女性である必要があるほか、国籍条項が設けられ外国人クルーは2名までに制限される。一方で、旧IACCルール(第28 - 32回)で認められていた「18番目のクルー」に相当する「Guest Racer」制度が導入され、チームメンバー外のVIPゲスト等がヨットに搭乗できるようになる[2]

また、前々回までの「グラインダー(glinder)」、前回の「サイクラー(cyclor)」に代わり、艇内で必要な各種エネルギーの供給源として共通バッテリーが導入される[2]。そのほかシンジケートの運営費用にも上限が設けられ、今回大会については7500万ユーロが上限となる[3]

さらに、予算に上限が設けられた代替措置として、シンジケート相互間で技術情報を一部共有することが可能となった。これを受け、2026年4月にはAlinghiとGB1が技術提携を結んだことを公表している[4]

大会形式

従来アメリカスカップ及びルイ・ヴィトンカップは、全レースがマッチレース形式で開催されていたが、その原則を崩し、ルイ・ヴィトンカップのグループステージに全シンジケートが一斉参加するフリートレースを導入する[3]。グループステージの上位4艇が準決勝(5戦先取)→決勝(7戦先取)と進み、優勝したシンジケートが挑戦艇となる。

運営組織

従来のアメリカスカップは、各回ごとに防衛艇と挑戦者代表(Challenger of Record)が話し合う形でレギュレーションや開催形態が決められていたが、「長期的視野を持った運営を可能にするため、恒久的な運営組織を設立すべき」との機運が高まり、2025年10月15日にその運営組織として「America’s Cup Partnership(ACP)」を設立することが発表された。ACPの正式な発足は同年11月1日を予定しており、既にエントリーを表明している2シンジケートに加え、10月31日(今大会のエントリー〆切日)までにエントリーを済ませたシンジケートを初期メンバーとして、今後のシリーズ運営を取り仕切る方針である[5]

参加シンジケート

脚注

外部リンク

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