Wikiwand AI

第3期名人戦(旧) (囲碁)

From Wikipedia, the free encyclopedia

第3期名人戦(旧)(だい3きめいじんせん)

囲碁の名人戦第3期は、1962年(昭和37年)12月から1964年に行われ、第2期名人坂田栄男に、坂田に名人を奪われた藤沢秀行九段が挑戦者となってのリターンマッチとなった。挑戦手合七番勝負は坂田の4勝1敗で、名人位2連覇を果たした。

挑戦者決定リーグ参加棋士は、前期シードの呉清源、藤沢秀行、木谷實、橋本昌二、藤沢朋斎、宮本直毅と、新参加の宮下秀洋、中村勇太郎、林海峰の計9名。

コミは5目(ジゴは白勝ち)、持時間はリーグ戦は各6時間、挑戦手合は各10時間の二日制。

結果

予選では21歳の新鋭林海峰七段が、決勝で院生時代の師範杉内雅男を破って初リーグ入りを果たした。

リーグ戦は藤沢秀行が7勝1敗の1位で挑戦権を獲得。呉清源は6勝2敗で3期連続2位となる不運で、遂に名人位を手にすることはできなかった。木谷はリーグ最終局の藤沢朋斎戦において高血圧で倒れて棄権負となったが、3位となる。その後2年ほど療養し、第4期も全局不戦敗となり、棋士としての活躍は終焉に向かう。林海峰は4勝4敗の6位でリーグ残留。宮下、宮本、中村がリーグ陥落となった。

前期順位
出場者 / 相手
藤沢秀
呉
藤沢朋
宮本
木谷
橋本
宮下
中村
林
勝
負
順位
1藤沢秀行-◯◯◯×◯◯◯◯711(挑)
2呉清源×-◯◯×◯◯◯◯622
3藤沢朋斎××-◯◯◯◯◯◯623
4宮本直毅×××-××◯◯×267(落)
5木谷實◯◯×◯-◯◯◯×624
6橋本昌二×××◯×-◯◯◯445
7宮下秀洋××××××-××089(落)
7中村勇太郎××××××◯-×178(落)
7林海峰×××◯◯×◯◯-446

挑戦手合七番勝負は、7月29日からの第1局は中盤で優位を得た坂田が白番4目勝。第2局は藤沢の好局で1勝を返す。第3局は26手目まで1局目と同じ進行となったが坂田勝ち。4局目は坂田が中盤からの激しい攻めによる振り替わりで優勢となり、この七番勝負で初めて先番勝ちを得る。第5局も坂田が勝って4勝1敗とし、藤沢のリターンマッチを退けて名人位を防衛した。

七番勝負(1964年)(△は先番)
対局者
1

7月29-30日
2

8月8-9日
3

8月18-19日
4

8月27-28日
5

9月6-7日
6
7
坂田栄男○4目△×○中押△○中押○中押--
藤沢秀行△×○2目△××△×--

坂田はこの年、この名人位、本因坊戦4連覇に加え、日本棋院選手権戦、王座、プロ十傑戦、日本棋院第一位決定戦、NHK杯と2度目の七冠を達成、年間成績も30勝2敗という空前の記録を打ち立て、まさに坂田時代であった。

対局譜

脚注

参考文献

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks