苦灰石
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性質
産出

苦灰岩(dolostone)の主成分鉱物である。苦灰岩のなかの苦灰岩石は、石灰堆積層のカルシウム分が海水中でマグネシウム化されたと考えられている。日本国内の苦灰石は、北海道から沖縄まで石灰石と同じ場所に分布し、石灰石の山の麓で多く見かけることができる。石灰石より肌理(きめ)が緻密で割れ方が比較的鋭く、少し硬い。色はライトグレーを基準に塩化鉄を含むと黄ばみ、酸化鉄を含むと赤味を帯びる。しかし、圧力がかかっている所でさえ頁岩のように平行には割れず、砕けたり欠けたりすることが多い。
苦灰石の割れ目や空洞で、炭酸カルシウム CaCO3 が結晶化しやすく、方解石や霰石の結晶が見つかる場合もある。
ドロマイトが花崗岩などの火成岩によって接触変成作用を受けると、ドロマイトスカルンと呼ばれる鉱床を作り、マグネシウムを含むケイ酸塩鉱物が現れる。
利用
苦灰石グループ
- 苦灰石(dolomite) : CaMg(CO3)2
- アンケル石(英語: Ankerite)(アンケライト) : Ca(Fe,Mg,Mn)(CO3)2
- クトナホラ石(クトナホライト) : CaMn(CO3)2
- ミンレコード石 : CaZn(CO3)2
- ノーセス石(イタリア語: Norsethite)(ノーセサイト) : BaMg(CO3)2
関連項目
参考文献
- 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 978-4-486-03157-4。
- 国立天文台 編『理科年表 平成20年』丸善、2007年。ISBN 978-4-621-07902-7。
脚注
注釈
- CaCO3+2HCl→CaCl2+H2O+CO2
出典
外部リンク
- 炭酸塩アトラス
- 石灰石・ドロマイトとは(吉澤石灰工業株式会社)
- Dolomite (mindat.org)
- Dolomite Mineral Data (webmineral.com)
- Dolomiteグループ(地球資源論研究室)
- (球状苦灰石の紹介をしている)