薛剣
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経歴
- 1992年 - 1995年: 外交部アジア局 職員、アタッシェ[1][2]
- 1995年 - 1999年: 駐日大使館 アタッシェ、三等書記官[1][2]
- 1999年 - 2006年: 外交部アジア局 三等書記官、二等書記官、副課長[1][2]
- 2006年 - 2012年: 駐日大使館 一等書記官、参事官[1][2]
- 2012年 - 2014年: 外交部アジア局 参事官兼課長[1][2]
- 2014年 - 2018年: 駐日大使館 公使参事官[1][2]
- 2018年 - 2019年: 外交部アジア局 参事官[1][2]
- 2019年 - 2021年: 外交部アジア局 副局長[1][2]
- 2021年 - (現職): 在大阪総領事[1][2]
在大阪総領事として
発言
薛は総領事としてX(旧ツイッター)の個人アカウントを運用している。過激な発言も多く、戦狼外交官として知られている[8][9][10]。
2021年ごろの投稿内容はジェイ・キャストにより「対米批判と日中友好で硬軟を使い分けている」と評されていた[11]。しかし、2023年には、日本を糾弾する論説を発表している[9]。
- ダライ・ラマ14世
チベット独立運動の主導者の一人でありノーベル平和賞を受賞しているダライ・ラマ14世を、「平和解放前のチベット最大の農奴主」と発言している[12]。
- 玉木雄一郎
2022年北京オリンピックのボイコットに言及した国民民主党の玉木雄一郎代表を指して、「ハエがウンコに飛びつこうとする西側子分政治家」と発言している[12]。
- 第50回衆議院議員選挙における投票の呼びかけ
2024年10月25日、「全国どこからでも、比例代表の投票用紙には『れいわ』とお書きください」とXに投稿し、第50回衆議院議員選挙でれいわ新選組への投票を呼びかけた。日本政府の要請により、投稿は削除された。衆議院議員の松原仁は、質問主意書で「接受国の国内問題に介入しない義務を有する」というウィーン条約に反するかを尋ねたが、外務省は「一概にお答えすることは困難」と回答した[13][14]。
- 琉球独立運動
「汚い首は斬ってやる」発言
→詳細は「高市早苗による台湾有事発言」を参照
2025年11月8日、内閣総理大臣高市早苗による台湾有事をめぐる国会答弁について、「高市首相、台湾有事『存立危機事態になりうる』 認定なら武力行使も」と題された朝日新聞の投稿[16]を引用したうえで、自身のXに以下のように投稿した。
勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか。😡 — 薛剣(@xuejianosaka)、https://archive.md/WeOL5
この発言は殺害予告ととれる悪質投稿として批判され、薛剣は投稿を削除した[17]。
発言への反応
- 日本国内
- 内閣官房長官の木原稔は記者会見で中国側に対して強く抗議し、明確な説明を求めるとともに、「中国の在外公館の長の言論として極めて不適切と言わざるを得ない」と非難した[18]。
- 与野党の議員から、「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外退去を命じるべきだとの発言が出た[19]。
- 大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)は18日の定例記者会見で、薛剣主催の行事に出席しない意向を表明した[20]。投稿について「極めて不適切」とも述べた[20]。
- 14日、大阪市議会は謝罪求める決議を全会一致で可決した[21]。
- 中国国内
- 中華人民共和国外交部の林剣は、10日の定例記者会見で薛剣の発言について問われた際、「台湾を中国から切り離そうとする動きに対処したものだ」と発言し、事実上擁護した[22]。また、この定例記者会見での質疑応答内容はWebサイトに掲載されておらず、朝日新聞は「(外交部が)問題の拡大を懸念し、掲載を避けた可能性」があると報じている[23]。尚、高市早苗による台湾有事発言では高市首相答弁直後の段階では中国共産党の指導部では「様子見」とされていたが、 薛剣による「汚い首は斬ってやる」発言により、APECで日中首脳会談を提案した王毅らの責任が問われる事態になることを防ぐために、王毅らは習近平に上げざるを得なくなったと推察されている[24]。
- 諸外国
- 台湾総統府の郭雅慧報道官は、「このような行為は明らかに外交マナーを逸脱している」と薛剣の発言を批判した[25]
- ジョージ・エドワード・グラス駐日米大使は、「高市首相と日本国民を脅迫している」と批判した。また、イスラエルをナチス・ドイツになぞらえた薛の過去の投稿を引き合いに出し、「再び本性を露呈した」とも非難した。更に「中国政府は『良き隣人』を口癖のように繰り返すが、全く実態が伴っていない」とも指摘し、「いいかげんに、言葉通りの振る舞いを示すべきではないか」とも自身のX(旧ツイッター)上で糾弾した[26][27]。
- 20日、対中政策に関する列国議会連盟は薛剣の投稿を非難し、各国政府へ「日本への支持の表明」を訴えた[28]。