蘭越母子殺傷事件

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標的
  • 女性A(当時37歳)[1]
  • Aの長女B(当時7歳)[1]
日付 2007年平成19年)9月14日[1]
午後9時頃[1] (UTC+9)
概要 男Wが出会い系サイトで知り合った女性Aを鈍器で殴打して殺害し、現金約40万円が入った財布を奪った[1]。また、Aの長女Bも同様に殴打し、重傷を負わせた[1]
蘭越母子殺傷事件
場所 日本の旗 日本北海道磯谷郡蘭越町[1]
標的
  • 女性A(当時37歳)[1]
  • Aの長女B(当時7歳)[1]
日付 2007年平成19年)9月14日[1]
午後9時頃[1] (UTC+9)
概要 男Wが出会い系サイトで知り合った女性Aを鈍器で殴打して殺害し、現金約40万円が入った財布を奪った[1]。また、Aの長女Bも同様に殴打し、重傷を負わせた[1]
攻撃手段 鈍器で殴打
攻撃側人数 1人
武器 鈍器
死亡者 1人
負傷者 1人
損害 現金約40万円[1]
犯人 会社員の男W(逮捕当時37歳)
容疑 強盗殺人・強盗殺人未遂
動機 借金返済
対処 Wを倶知安警察署特別捜査本部逮捕札幌地方検察庁起訴[2][3]
謝罪 なし(容疑を否認[4]
刑事訴訟 無期懲役(第一審判決最高裁上告棄却決定により確定[5][6]
管轄
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蘭越母子殺傷事件(らんこしぼしさっしょうじけん)とは、2007年平成19年)に北海道磯谷郡蘭越町で発生した事件。

W・Y(以下、「W」という。)は、2007年平成19年)9月14日夜、出会い系サイトで知り合った女性Aから現金を強取しようと企て、蘭越町の道路工事現場の土捨て場でA(当時37歳)の頭を鈍器様のもので多数回殴打し、同人所有の現金40万円入りの財布1個を強取した[1]。その結果、Aは9か所の頭部挫裂創群、頭蓋骨粉砕骨折、大脳右半球挫滅、広範囲の脳挫傷等の傷害を負い、受傷後極めて短時間のうちに、頭部打撲に基づく脳挫滅により、死亡した[1]

また、Aと共にいた長女B(当時7歳)に対して頭部を鈍器様のもので1回強打し、脳挫傷及び開放性頭蓋骨陥没骨折等の傷害を負わせた[1]

事件翌日の9月15日、AとBは倒れているところを、測量のために現場を通りかかった従業員らにより発見された[7][8]。その際、2人の周辺に所持品が多数散乱するなどしていたが、身に付けていたものや周辺に散乱していた所持品の中に現金はなく、Aが事件当日に所持していた銀色の二つ折りの財布や、2人がそれぞれ所持していた携帯電話機もなかった[7]

Aはすでに死亡していたが、Bは一命を取り留め、受傷の翌日である9月15日に病院に入院し、同日から196日間の入院加療を経て、2008年平成20年)3月28日に退院した[7][8]

捜査

北海道警察は同年9月16日に、本事件を殺人・同未遂事件と断定、倶知安警察署捜査本部(本部長・坂口拓也刑事部長)を設置し、100人態勢で本格捜査に乗り出した[7]

発見時、Bは母Aの遺体から5メートルほど離れた場所に横たわり、頭の骨を折る重傷を負っていた[9]。半袖に短パン姿で「寒い、寒い」と体を震わせ、「札幌から来た。お母さんが知らないおじさんとけんかをした」などと話していた[8]

Aは後頭部を中心にバールのような硬いもので殴られたあとが9カ所もあった[9]。Aの手には争った時にできる傷はなく、Aの頭部周辺に直径70〜80センチの血痕があったため、捜査本部は、Aが土捨て場で後ろから頭部を殴られて殺害された可能性が高いと見た[9]

捜査本部はAの携帯電話の発信記録や自宅にあったメモ帳、名刺などから交友関係を調べたところ、Aと出会い系サイトを通して知り合ったWが捜査線に浮上[10]。また、事件当日の午前から午後にかけて寿都町在住のWがAと複数回にわたって通話していたことが判明した[10]

さらに捜査を進めたところ、事件当時、Wが多額の借金を抱えていたことや、事件当日にAがATMで現金約40万円を引き出した際、Wが同行していたことを突き止めた[11][12]。また、Wは事件発生から数日後に借金約10万円を返済し、妻に20万円を渡していたことも突き止めた[11]

逮捕・起訴

2009年(平成21年)4月22日、倶知安警察署捜査本部はW(当時37歳)を強盗殺人、強盗殺人未遂容疑で逮捕した[10]。北海道警察は事件発生直後から複数回にわたり、任意で事情を聴いていたが、Wは「事件当時、家にいた」とアリバイを主張し、関与を否定していた[13]

2009年(平成21年)5月13日札幌地検はWを強盗殺人罪・強盗殺人未遂罪で起訴した[14]5月21日から始まる裁判員制度を目前にしての起訴であった[14][15]。強盗殺人罪は法定刑に死刑や無期懲役が含まれる犯罪である(強盗殺人罪の法定刑は死刑と無期懲役しかない)ため裁判員裁判の対象となるのだが、本事件は裁判員裁判開始より前の起訴だったため、職業裁判官のみで裁判が行われることになった[14][16]

刑事裁判

脚注

関連項目

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