衢州駅
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沿革
当駅は、1932年の浙贛線杭州~江山間(当時の路線名は杭江線)の敷設に伴い建設が始まり、1933年11月に金華から江西省東端の玉山駅までの区間が竣工した。杭江線の開業式典は1933年12月28日に金華駅にて開かれている[1]。開業当初、当駅は衢県駅の名称であり、わずか50平方メートルの駅舎と2面のホームしかなく、毎日1往復の客貨混合列車が停車するのみであった。1934年には四喜亭埠頭へと続く全長761メートルの専用線が完成した。1949年5月時点で、駅には4本の線路と、総面積210平方メートルの6棟の平屋の建物があった[2]:357。
駅は鉄道の発展とともに、これまでに何度も拡張されてきた。1979年にはコンテナ貨物輸送業務を開始した[3]。1989年までに、駅は本線1本、発着線5本、貨物線4本、その他の線路9本を備え、構内には上屋に覆われた旅客ホーム2面と貨物ホーム4面が設けられていた[2]:357。
浙贛線の複線化工事の一環として、衢州駅は1990年代に駅舎を建て替え、新たに下張貨物ヤードを建設した。下張貨物ヤードは1994年に着工し、1996年7月に運用を開始した。下張貨物ヤードの面積は13.33ヘクタールで、構内には4本の貨物線が敷設された。1998年4月に新駅舎の建設が正式に着工し、1999年11月に竣工、2000年1月に正式に運用を開始した。改造工事の期間中は、バスターミナルが駅の臨時待合室として使用された。新駅舎の面積は3,661平方メートルで、高さ22メートルの時計塔が設置された。駅舎の内部は3階建てで、一般待合室2室と上等待合室1室が設けられ、2,000人の旅客を収容することができた[4][5]:153。
2003年7月、専用線側の四喜亭貨物ヤードは衢江大橋の建設に伴い廃止され、下張貨物ヤードに新たに貨物線が1本増設された[5]:153。
移転
2004年、衢州市政府は浙贛線の電化工事と同時に、駅を南側へ移転させることを要望し、この計画はすぐに鉄道部によって承認された。移転後に新設された衢州駅の前面は大部分がガラス張りとなった。駅舎の建築面積は7,200平方メートルであり、待合室は2階に設置された。2階の待合室へ向かう旅客は、ロビーからエスカレーターで上がり、乗車時は跨線橋を通って島式ホームへと向かう。1階は、駅舎に隣接する単式ホームから乗車する旅客が使用する。駅舎の西側は切符売り場、東側は手荷物・小包取扱所となった[6]。
2006年5月29日、新駅舎が完成し開業した。最初に停車した列車は、上饒発上海行きの5086列車であった[7]。2007年9月29日には、光宇集団、常山県政府、上海鉄路局の投資によって建設された衢常線(現在の衢九線衢州~常山間)が開通した[8]。
改修
2013年から14年にかけての高速鉄道ホームの建設に合わせ、再度駅の改修が行われ、従来の跨線橋に代わる新しい跨線橋が建設された。旧跨線橋は長さ65メートル、幅5メートルで、第1・第2ホームに跨がっていた。これに対し、新設された跨線橋は長さ155メートル、幅15メートルに及び、第1から第5までのすべてのホームを跨ぎ、旅客の動線を一本化する。旧跨線橋は、新跨線橋が完成した後に解体された[9]。同時に、駅の貨物業務の一部が衢州東駅へと移管された[10]。
2014年12月10日、滬昆高速鉄道の開業と同時に、高速鉄道ホームの供用が開始された[11]。高速鉄道の開通初期、高速鉄道を利用する旅客はすべて2階の待合室で待機し、改札後に跨線橋を通って指定されたホームから乗車する形をとっていた。この時点では、在来線の列車が1〜3番ホームを、高速鉄道の列車が4〜8番ホームを使用していた。
2016年、新たに開業する衢九線の旅客列車に対応するため、当駅では三度改修が行われた[12]。これに伴い、2016年4月11日から2017年1月11日まで、衢州駅に停車する在来線列車の旅客営業が休止され[13]、旧駅舎の解体及び新駅舎の建設中に限り運用される臨時駅舎が設けられた。2017年1月6日、衢州駅の新駅舎が運用を開始し[14]、最初に扱った列車は当駅始発・上海虹橋行きのG7382列車であった。同月13日からは在来線列車の旅客営業が全面的に再開された[15]。この改修を経て、在来線ホームは1〜5番、高速鉄道ホームは6〜10番へと変更された。衢九線は2017年12月28日に開業し、当駅への乗り入れが開始された[16]。
2018年からは、衢寧線の建設工事の一環として、衢州〜衢州東間に新たに衢寧線の本線1本と上りアプローチ線1本が建設され、衢州空港、中央储备粮衢州直属库有限公司の敷地、及び下張貨物ヤードを結んでいた専用線は、衢州東駅から各施設へ向けて本線から分岐するルートに変更された[17][18]。新設された専用線は2020年5月19日に運用を開始し[19]、衢寧線は同年9月27日に開業した。
なお当駅の高速鉄道ホームは、運用開始後に天候の影響を受けて表面が隆起する問題が発生した。中鉄電気化局集団上海電化公司が2017年末から2018年初頭にかけてその修復工事を行った[20][21]。2023年に再び隆起が発生したため[22]、2023年3月から6月にかけて再度修復工事を実施した。施工期間中、駅は3月6日から4月20日まで下り線の一部高速列車[23]、4月21日から6月28日まで上り線の一部高速列車の旅客営業を休止した[24][25]。
駅構造
駅舎
衢州駅の現駅舎は敷地面積9,850平方メートルで、旧駅舎の北側に位置している。これには旧駅舎の面積4,190平方メートルも含まれており、最大3,500人を収容可能で、総投資額は9,400万人民元余りである[26]。切符売り場は駅舎の西側にあり、7つの有人窓口(車椅子対応窓口1つを含む)と8台の自動券売機が設置されており、乗車券の発券、変更、払い戻しなどの業務を行っている。待合室は駅舎の1階にあり、東側の高速鉄道用待合室と西側の在来線用待合室に分かれている。西側の2番(在来線)改札口には7台の自動改札機、東側の1番(高速鉄道)改札口には6台の自動改札機がある。祝日などの混雑時には、1本の列車に対して2つの改札口を同時に開放して改札を行うこともある。改札通過後は、エスカレーター、階段、またはエレベーターで2階へ上がり、跨線橋を渡って指定されたホームへ向かい乗車する[27][28]。
2020年、1階駅舎の一番南側に位置する3番改札口が、衢寧線の開業に伴い運用を開始した。3番改札口は1番ホームに直結しており、1番ホームから出発する列車の改札に使用される。
2022年1月より、駅舎の待合エリアに入る際の身分証の確認は廃止され、手荷物検査を通過すれば誰でも駅舎内に入れるようになった。改札を通って乗車する際は、従来通り自動改札機での顔認証と身分証明書のチェックが必要である[29]。
改札は発車12分前に開始され、発車5分前に締め切られる[30]。
- 切符売り場
- 待合室
- 1番改札口(高速鉄道)
- 2番改札口(在来線)
構内
衢州駅の構内規模は6面18線で、在来線ホームと高速鉄道ホームに分かれている。在来線は構内の北側に位置し、滬昆線、衢九線、衢寧線の列車が乗り入れる3面11線である。高速鉄道は構内の南側に位置し、滬昆高速鉄道が乗り入れる3面7線である。
- 5番線に停車中のK1371次列車
- 7番線に停車中のG7368次列車