上海駅
中国の鉄道駅
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利用可能な路線と主な列車
中国国鉄では路線名称上は京滬線、滬昆線、滬寧都市間鉄道の3路線が乗り入れる。主要な列車は以下の通り[2][3]。
- 高速鉄道路線
- 滬寧高速動車組列車:滬寧都市間鉄道を経由する、蘇州、南京方面の列車。
- 滬合高速動車組列車:南京南駅から合寧線に乗り入れる、合肥方面の列車。
- 滬安高速動車組列車:南京南駅から寧安旅客専用線に乗り入れる、蕪湖、安慶方面の列車。
- 丹徒駅から連鎮旅客専用線に乗り入れる、揚州、淮安方面の列車。
- 京滬高速動車組列車:多くは上海虹橋駅発着であるが、黄渡連絡線[4]を経由して京滬高鉄に入り、北京南駅/北京駅と上海駅を結ぶ列車が全41往復中5.5往復設定されている。
- 滬蘇通線を経由する、南通、塩城、連雲港方面の列車。
- 在来線
歴史
中国国鉄
開業から初期移転にかけて
1896年、当時の清の両江総督代理南洋通商大臣張之洞が呉淞を経て江寧府(現在の南京)に至る鉄道の建設を政府に奏請した[5]。先行して上海から呉淞までの淞滬鉄道が1897年に着工され、翌1898年に完成した。1905年に滬寧線(後の京滬線)が着工された[6]。1906年には上海から無錫までの区間が完成と共に試運転を開始し、翌年には無錫から常州までの区間が完成、1908年に路線が全通した。開通時の上海駅は現在の上海鉄路博物館付近、恒豊路に設置されていた[7]。なお当駅は滬寧線の最東端駅であったため「東駅(东站)」とも呼ばれた。 しかし、駅が上海租界の中心部から比較的遠かったこと、淞滬鉄道と滬寧線の並軌が決まったことで、東へ移転することが決定され、最終的に共同租界北側に隣接する宝山路天目路付近に新駅舎を建設することになった。これが1987年の駅移転まで存在した旧上海駅の礎となり、市街地の北側に位置することから「上海北駅」とも呼ばれた。1913年、宋教仁は駅で刺殺された。駅から列車を利用して北京へ向かい、議会を組織する予定であったという。最終的には治療で訪れた滬寧鉄路医院で亡くなった[8]。1909年に滬寧線総管理処は同地のヨシが群生する沼地を埋め立て、高さ4階建て洋館式の駅舎を建設した。駅舎の設計はイギリスの技師の図面を採用し、総工費は329,440銀元であった。1階の外壁は花崗岩、2階以上は大理石の柱とアーチ形の門窓を採用し、内部に76の部屋を設けた。また1階には6棟の大型の平屋を別途建設し、待合室、郵便および乗車券発売の対応を行う窓口を設置した。2階以上は滬寧線総管理処の事務所として活用された。また1913年にはイギリス資本により建設された、Markham Road Goods Station(麦根路貨物駅)が、現在の上海の敷地に完成し供用開始されている[9][10]。
北駅時代
かつて当駅から北へ向かう滬寧線と南へ向かう滬杭甬鉄道では、それぞれ別会社が建設した経緯から、管理が別々で駅も上海市街地の南北に分かれており、旅客および貨物の流動に大きな不便が生じていた。1916年12月に路線が1909年に建設された北駅に集約され、正式に上海北駅と改称された[11]。一方、南側の駅は上海南駅[注 1]と改称された[12]。
1932年の第一次上海事変では、上海北駅は租界のすぐ外に位置し、戦場に近接していたことから破壊され、4階建ての建物が戦火で焼失した。1933年5月から復旧工事が開始され、1階が復旧、2階中央部分が再建され、左右の待合室・荷物を取り扱う施設などが新設された[13]。 1937年8月の第二次上海事変勃発により駅は再び戦火に巻き込まれ、日本軍の飛行機による爆撃を受けた。8月28日に、日本軍が複数回にわたり出撃し、上海南駅を爆撃、建物および付帯施設が完全に破壊され、数百人の旅客が死傷した、南駅は完全に営業が中断された。11月12日、上海の租界地区を除く全域が陥落すると、日本軍は上海南駅および周辺約1.5キロメートルの線路設備を解体した。同時に当駅(上海北駅)は修復されたのちに上海駅に改称され、以後上海のすべての旅客輸送が当駅へと集約された[14]。なお、1940年10月の鉄道省編纂時間表(現在のJTB時刻表)によると、この頃には既に上海駅へと改称されていたことが確認されている[15]。
1945年の日本の降伏後、駅は京滬区鉄道管理局によって接収および管理され、上海北駅に戻された。また、翌年より駅の修復拡張工事が実施された。この工事ではホームを360メートルに延長し、待合室2室を新設した[16]。 1950年8月1日に鉄道部の承認を得て、上海駅に改称され、同時に特等駅に指定された。 1960年にはターミナルの再編計画が経て、貨物業務が東駅へ移管され、旅客専用駅となった。また1961年には元貨物倉庫を改造し、1041平方メートルの待合室と荷物輸送用の倉庫を完成させた。同時に貨物ホームを延長して旅客ホームに改築、貨物線を客車用の着発線に転用し、南北2区画に分け合計11本の旅客着発線を整備、待合室面積は3985平方メートルに増築された。1987年の駅移転による新駅供用までに、年間乗降客数は3900万人を超えていた[17]。
駅移転から現在まで
1981年3月に、地理的制約で設備の大幅改修が行えず、急増する旅客に対応できなくなっていたという理由で、主要部分2万平方メートル、駅前広場3.7万平方メートル、7面のホームに着発線12本を備えた駅移転計画が鉄道部と上海市人民政府によって提案され、国務院に提出された。同年6月19日に国務院が方案を承認し、上海市人民政府が推し進めることとなった。1983年9月8日には収容可能人数を1万人に拡大、駅コンコース面積を3.3万平方メートルに拡張するなどの変更が加えられた[18]。建設工事は1984年9月20日に着工し、9月29日に杭打ちの工事が正式に開始された。1986年4月24日までに第一段階工事が完了し、この19ヶ月で南部分の大コンコースと高架駅舎の土木工事がほぼ完成した。1986年4月25日から1987年6月25日まで主に北半分の第二段階工事に入り、旧上海東駅の線路および付帯施設の撤去、新線建設、駅コンコース整備・高架待合室の建設が行われた。1987年6月26日から最終の第三段階工事に入り、南北待合室の内部装飾まで完成した。また南北の駅前広場、地下通路、駅内インフラの設置調整は同年12月25日までに完了した[19]。同年12月27日夜の最終列車を発車後に旧駅は閉鎖され、翌日から新駅が供用開始され、駅機能が完全に移管された。以後、旧駅は客車の整備を行う施設(上海铁路客车技术整备站)に改築された。また、旧駅との区別のため移転後の新駅は広く「新客站(新駅)」と呼ばれた[20]。
新駅供用後、管理不備と旅客数の急増により駅環境が悪化し、駅舎1階が長期にわたり民間の店舗や臨時出札窓口に占有され、待合所も常に混雑するようになった。このことから1999年に南駅舎外観改修が提案され、外壁を南へ14メートル移動しつつカーテンウォール構造のガラス張りで覆うことに決定した[21]。改修工事は2000年7月4日より開始され、同年の国慶節(10月1日)前夕に完成した[22][23]。
2010年には上海国際博覧会を迎えるため、駅の大規模改修および刷新を行った[24]。最初に動車組列車の乗り入れに備えてのホームの嵩上げを実施、次に2009年6月から新たなホーム上雨屋根と駅前北広場の拡張工事を開始した。改造後、北駅舎は東西に各60メートル、北に25メートル延長し、面積は元の1000平方メートルから15560平方メートルへとおよそ15倍に拡大され、またカーテンウォール構造によるガラス張りへと更新された[25][26]。 万博終了後、駅舎待合室とホームの880灯の照明が3年かけて低消費・高輝度のハロゲン灯に交換された。2015年に待合室の改造が行われ、携帯電話用の無料充電や軽い食事休憩が可能なスペースが設けられ、2016年には優先旅客用の待合スペースが改造された[23]。
上海地下鉄
駅構造
中国国鉄
橋上駅舎を有する地上駅。2階が出発用コンコース、1階がホーム階、地下1階に到着用の下車客が通る地下通路が設けられた構造である。下車客用が出場する地下通路は、南東・南西・北に3つの出口が設けられている。
駅の入口は南広場側と北広場側の2箇所にある。南駅舎は1987年に供用開始され、建設当時は幅156メートル・奥行き30メートル・高さ12メートルであった[30][31]。2000年に南へ14メートル拡張して2300平方メートルを増築し、新たにカーテンウォール構造のガラス張りの外観となり現在に至る[21]。北駅舎は2010年に供用開始され、面積15560平方メートルである[26]。 南駅舎の「上海站」の文字は当時の中国書法家協会第一任主席の舒同が書いた字が採用されている[32]。
南駅舎の1階コンコースは主に団体客用の待合室、ソファの設けられた待合室、入場コンコースで構成される。旅客は南北の入場口から入り、エスカレーターで2階の中央通路へ向かう。中央通路は幅12メートルで、左右に5室ずつの待合室を設置されており、旅客は各待合室外の電光掲示板に従って待合コンコースに入る[30]。この構造は現在、中国国鉄の多くの主要駅で採用されている[33]。
乗車券の発売所は駅舎内外に5箇所がある[23]。購入客と駅を出入りする客の流動を分けるため、駅コンコース外の南東側(秣陵路と梅園路の交差点近く)に40余りの窓口を備えている。長江デルタへの動車組列車運行開始後に、南東の出口東側に自動券売機を増設し、駅コンコース外にある窓口の負担を軽減した。2010年に供用開始された北駅舎の発売所には有人窓口が10か所、乗車券受取機14台を設けている[26]。
ホーム
駅には15本の線路が乗り入れており、内訳は着発線12本と本線3本からで構成されている。 ホームは島式ホーム1面と単式ホーム6面の合計7面13線から構成されており、各ホームの長さは500メートル、1-13の番号が割り振られている[30]。各ホームと南北駅舎の間は幅9メートルの出場用地下通路2本と幅5.2メートルの手荷物輸送用の通路1本で連絡している[23][31]。ホームの上部には高架待合室が設けられている。
- 橋上駅舎に上がるエスカレーター
- 第7待合室
- ホーム全景
- 1番線(単式ホーム)
- 到着用の地下通路
- 北広場側駅舎
上海地下鉄
1号線は島式ホーム1面2線の地下駅、3号線と4号線は共用で島式ホーム1面2線の地上駅。
1号線ホームと3号線・4号線ホーム間は同一事業者でありながら、CR上海駅の南広場側と北広場側という位置にあり、改札内部でつながっておらず、改札外乗り換えとなっている。この駅で乗り継ぎする場合は別途運賃が必要(上海公共交通カード使用者除く)。また、それぞれの乗り場を連絡する通路は、巨大な上海駅を横断しているためにかなりの距離があり、かつその地下道は商店街となっており人の流れが良くないため、乗り換えには充分な時間の余裕が必要となる。
のりば
※全ての路線において案内上ののりば番号は設定されていない。
- 1号線改札階
- 1号線ホーム
- 3・4号線改札口
- 3・4号線ホーム
- 1号線と3・4号線ホームを結ぶ地下通路
駅周辺
バス路線
長距離バス
上海駅北口(広場外)西側:
- 上海長途客運総站(上海長距離バスターミナル)
アジア最大級の巨大バスターミナルである。
乗換については、たとえば地下鉄1号線から乗り換える場合には、上海駅南南東側にある地下鉄1号線6番出口から、上海駅の東端にある地下連絡通路を越えて、地下鉄3号線脇を越えて上海駅北広場を抜け、上海駅西北にあるバスターミナルまでという長距離を歩くことを要する。または上海駅南西側にある地下通路(人と自転車用)をとおり駅の北側に抜ける。 路線バスで、上海駅南広場西側から乗り継ぐ場合、ほぼ上海駅の外周をひたすら歩くことになる。
なお上海には42の長距離バスターミナルが有る。
市内バス
上海火車站南広場(広場内):
- 64路 上海火車站-南浦大橋
- 95路 上海火車站-上鋼一廠
- 104路 上海火車站-龍華
- 109路 上海火車站-南浦大橋
- 113路 上海火車站-西区汽車站
- 隧道三線 上海火車站-昌邑路
- 506路 上海火車站-静安新城
- 584路 上海火車站-博山東路
- 801路 上海火車站-南浦大橋
- 802路 上海火車站-南浦大橋
- 845路 上海火車站-平順路
- 927路 上海火車站-田林新村
- 930路 上海火車站-楊家渡
- 941路 上海火車站-虹橋機場
- 機場5線 上海火車站-浦東機場
- 申川専線 上海火車站-川沙
上海火車站南広場夜宵線(※夜宵線は夜間の便)
- 302路 上海火車站-宝交公司
- 308路 上海火車站-松花江路
- 315路 上海火車站-上海体育場
- 322路 上海火車站-宝山鎮
- 324路 上海火車站-南浦大橋
- 328路 上海火車站-上海動物園
- 329路 上海火車站-工農新村
- 隧道夜宵線 上海火車站-濰坊新村
上海火車站南広場(恒豊路)
- 502路 上海火車站-淞南十村
- 943路 上海火車站-呼瑪新村
- 955路 上海火車站-凌兆新村
- 南新線 上海火車站-南匯
- 新嘉専線 上海火車站-嘉定
- 58路 曲阜西路-陳太路
- 128路 南洋中学-滬太新村
- 213路 晋元路-万里小區(高峰線)
- 332路 曲阜西路-陳太路(夜宵線)
- 510路 提籃橋-大華新村
- 710路 光復路-永和新村
- 741路 共康八村-漢中路地鉄站
- 767路B線 陳太路-光復路
- 822路 晋元路-環球楽園
- 844路 晋元路-東方国貿城
上海火車站南広場(天目西路)
- 13路 提籃橋-中山公園
- 41路 天目東路-龍華
- 63路 呉淞路-銅川路
- 223路 丹巴路-恵民路
- 301路 天目東路-龍華(夜宵線)
- 329路 提籃橋-上海西駅(夜宵線)
- 948路 呉淞路-軽坊市場
上海火車站南広場(民立路)
- 768路 蓮花公寓-共和路
- 837路 上海火車站-真南新村
上海火車站南広場(共和路)
- 114路 上海火車站-呼蘭路
- 573路 上海火車站-寧橋路
- 723路 上海火車站-香山新村
- 滬唐線 上海火車站-唐口
上海火車站南広場(共和新路高架下)
- 宝楊碼頭専線 上海火車站-宝楊路汽車站
上海火車站北広場(広場内)
- 106路 上海火車站-上海西站
- 115路 上海火車站-靖宇南路
- 117路 上海火車站-桃浦新村
- 508路 上海火車站-宝楊路汽車站
- 515路 松花江路-上海火車站
- 516路 上海火車站-清澗新村
- 517路 上海火車站-南翔汽車站
- 912路 上海火車站-高境新村
- 928路 上海火車站-南浦大橋
- 929路 上海火車站-緑川小区
- 942路 上海火車站-殷行路
- 744路 上海火車站-葑塘
上海火車站北広場夜宵線
- 305路 上海火車站-南浦大橋
- 306路 上海火車站-江辺碼頭
- 310路 上海火車站-楊樹浦路
- 859路 桃浦新村-晋元路
タクシー
上海駅南広場の地下にタクシー乗り場がある。


