証拠法
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各国の証拠法
イギリスにおいては1851年、また英領インドでは1871年に証拠法が成立した[2]。この証拠法及び陪審の職務に関する規則に変更を加えた裁判所規則は、無効とされている[3][注釈 1][注釈 2]。英米法の大きな特色がの一つが膨大な証拠法であるが、これは「陪審をして誤った評決をなさしめる恐れのある証拠を排斥する陪審の統御抑制」の必要性から発達したためである[6]。したがって、証拠法の改正は議会が行っており、1898年には被告人の配偶者の証人能力を認めるなどの改正があった[7]。
アメリカ合衆国では1973年にアメリカ合衆国最高裁判所の内規として証拠法が設置されたが、議会の審議を経て、1975年には法制化された[8]。
ドイツは近年、雇用契約透明化を推進しており、2024年には証拠法(Nachweisgesetz、NachwG、「検証法」)においてデジタル雇用契約書を証拠として見做す改正を行い、雇用主の負担を軽減した[9]。
日本は法廷証拠主義を採用しておらず、1948年の刑事訴訟法318条や1996年の民事訴訟法247条に基づき自由心証主義を採用しており、裁判官の裁量権で証拠が取捨選択されているため証拠法という名称の法律は存在しない。ただ、司法研究所や検察研究所は証拠法を研究している [注釈 3]。
関連項目
- 証明責任
- 最良証拠主義 - 最良証拠の原則
- 証拠に基づく政策策定のための基本法(Foundations for Evidence-Based Policymaking Act)- アメリカ合衆国
- 開示手続(Discovery、Disclosure of Evidence)- 電子情報開示
- 証拠の保存(Evidence packaging)
- 証拠方法
- 証拠裁判主義 - 証拠に基づく訴追(Evidence-based prosecution)- 予備審問 - 公訴事実 - 訴因 - 公訴
- 証拠調べ - 検証 - 鑑定 - 法廷に採用される証拠(Admissible evidence)- 合理的な疑い - 推定 - 相当な理由 - 事実認定
- 有罪証拠・実質証拠(Inculpatory evidence)・有責証拠
- 一次的証拠・直接証拠(Firsthand Evidence) - 人証、物証、書証
- 状況証拠・情況証拠・情供証拠・間接証拠(Curcumstantial evidence、人証、物証、書証、意見証拠、他)
- 反証 (法律)(Rebuttal evidence)- 間接反証 - 反証テスト
- 二次的証拠(Secondhand evidence)- 伝聞証拠(Hearsay)
- 伝聞証拠禁止の原則 - 口頭証拠排除の原則 - 文書提出命令
- 違法収集証拠排除法則 - 毒樹の果実
- 証拠の改ざん - 証拠の偽造(でっちあげ、偽造、偽証)
- 紛れ込んだ関係ない証拠
- 犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪