賀茂道子

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研究分野 日本政治外交史、占領史研究[1]
研究機関 名古屋大学大学院環境学研究科
賀茂 道子かも みちこ
人物情報
出身校 早稲田大学教育学部
名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程
学問
研究分野 日本政治外交史、占領史研究[1]
研究機関 名古屋大学大学院環境学研究科
学位 博士(法学)名古屋大学
主要な作品 『ウォー・ギルト・プログラム』
学会 日本政治学会ほか[2]
公式サイト
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賀茂 道子(かも みちこ)は、日本の政治史研究者。名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授[3]。専門は日本政治外交史、占領史研究で、GHQの情報教育政策、占領期の言論政策、戦後日本の歴史認識を研究している[4][5][6]。著書に『ウォー・ギルト・プログラム : GHQ情報教育政策の実像』、『静かなる占領 : したたかな敗者としての日本人』などがある。

早稲田大学教育学部を卒業後、名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程を修了し、博士(法学)を取得した(博士論文「ウォー・ギルト・プログラム : 対日占領下における情報教育政策に関する考察」)[4][7]

名城大学非常勤講師を経て[8]名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授を務める[3][9]

研究

対日占領期におけるGHQの情報教育政策、対日心理作戦、占領期のメディアと世論形成、占領改革と戦後国民意識などを研究している[5][6]

2018年の著書『ウォー・ギルト・プログラム : GHQ情報教育政策の実像』[注釈 1]では、GHQ民間情報教育局(CIE)による「ウォー・ギルト・プログラム」を、戦時の対日心理作戦から占領初期の情報教育政策への連続の中で検証した[12][10]。同書では、同プログラムを日本人に「戦争の有罪性」を周知させるための情報教育政策と位置づけ、「太平洋戦争史」やラジオ番組「真相はこうだ」などを通じて展開され、その重点は日本の軍事的完全敗北、軍国主義批判、日本軍の残虐行為の周知にあったと論じた[10][11][13]。また、同プログラムは体系的な「洗脳計画」ではなく、占領方針の転換とともに重点政策から外れ、1948年に提案された第三段階の施策の大半も実施されなかったとし、江藤淳以来広がったWGIP言説を一次資料に基づいて再検討した[10][11][8]法政大学出版局の第4回学術図書刊行助成の選考では、対日占領期における同プログラムの全容を解明した最初の研究と評価され[12]、書評等でも、保守論壇で流布したWGIP言説を日米の膨大な史料に基づいて検証した研究として紹介された[8][14][11]

2025年の著書『静かなる占領 : したたかな敗者としての日本人』では、徳富蘇峰山田風太郎、日記・投書・漫画・世論調査などを手がかりに、占領下日本社会における人びとの適応と戦後秩序の形成を論じた[6][9]

受賞

  • 2017年、第4回法政大学出版局学術図書刊行助成(対象原稿「ウォー・ギルト・プログラム : 『戦争の有罪性』とは何か」)[12]
  • 2020年、人間環境学研究 第5回優秀論文賞(「占領初期における新聞懇談会の意義 : 戦争犯罪人報道に着目して」)[15][16]

著書

単著

主な論文

学位論文

  • 「ウォー・ギルト・プログラム : 対日占領下における情報教育政策に関する考察」名古屋大学 博士論文(法学)、2017年[7]

論文

  • 「ウォー・ギルト・プログラムの本質と政治性 : 占領下『戦争の有罪性』を認識させるための情報プログラム」『同時代史研究』第8号、2015年[5][1]
  • 「占領初期における新聞懇談会の意義 : 戦争犯罪人報道に着目して」『人間環境学研究』15巻2号、2017年[15][1]
  • 「戦後史の中の押しつけ憲法論」『対抗言論』第1号、2019年[19][6]
  • 「WGIP問題を考える 教育かプロパガンダか: GHQ情報宣伝活動の研究史と課題」『歴史学研究』993号、2020年[6]
  • 「『ウォー・ギルト』とは何か : 江藤淳『ウォー・ギルト』論に対する批判的考察」『歴史評論』853号、2021年[20]
  • 「占領改革と戦後国民意識 : 『日本人の国民性調査』を活用した関連性の検証」『人間環境学研究』21巻1号、2023年(加藤直子、前田忠彦との共著)[2]
  • 「日本民主化における言語改革の背景と意義」『国立国語研究所論集』26号、2024年[6][21]

メディア出演

脚注

外部リンク

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