赴粥飯法

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赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)は、鎌倉時代日本曹洞宗の開祖・道元によって書かれた禅寺の修行規則『永平清規』のうちの1篇。禅寺での食事作法について書かれている。『大正新脩大蔵経』「続諸宗部」82巻、No2584『永平清規』内所収。

寛元4年(1246年)6月15日以降に「大仏寺」から改称された永平寺住持中の道元によって書かれたとみられる[1]

瑩山紹瑾が書いた『瑩山清規』には本書についての記載があるが、その後写本の所在が不確かで、2025年現在に伝わっているのは、寛文7年(1667年)に永平寺30世・光紹智堂によって刊行された『永平清規』収録本としてである[2]

内容

粥は朝食、飯は昼食の意である。赴くとあるが禅宗の修行道場に食堂はないため、僧堂で行われる。

禅苑清規』『入衆日用』『教誡律義』『根本説一切有部毘奈耶』『三千威儀経』『維摩経』『四分律行事鈔』を元に書かれている[2]

『四分律行事鈔』からは「五観の偈」を引用している。

本書に表れる法(仏教の真理、教え、作法)と食は一心であるという道元の思想に、中国儒教思想の影響を見る説もある[3]

最後の「放参」節の末文は、道元の遷化後に編纂された『宝慶記』の記載があるため、後世の追記とされる。

現代語訳など

参考文献

  • 『新版 禅学大辞典』(大修館書店、1985年)p.1074
  • 『典座教訓・赴粥飯法』(中村璋八、石川力山、中村信幸訳、講談社学術文庫、1991年)
  • 小坂機融「解題」(『道元禅師全集 原文対照現代語訳』第15巻所収、鏡島元隆監修、春秋社、2013年)
  • 『道元「赴粥飯法」』(石井修道監修、角川ソフィア文庫、2024年)

脚注

関連項目

外部リンク

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