酸化クロム(III)
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| 酸化クロム(III) | |
|---|---|
chromium(III) oxide | |
別称 オキサイド・オブ・クロミウム クロミア クロムグリーン institutional green エスコライト | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 1308-38-9 |
| PubChem | 517277 |
| ChemSpider | 451305 |
| UNII | X5Z09SU859 |
| RTECS番号 | GB6475000 |
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| 特性 | |
| 化学式 | Cr2O3 |
| モル質量 | 151.99 g/mol |
| 密度 | 5.22 g/cm3 |
| 融点 |
2435 °C, 2708 K, 4415 °F |
| 沸点 |
4000 °C, 4273 K, 7232 °F |
| 水への溶解度 | 不溶 |
| 他の溶媒への溶解度 | 酸、アルコールに可溶 |
| 屈折率 (nD) | 2.5 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
酸化クロム(III)(さんかクロム さん、英: chromium(III) oxide)は、化学式が Cr2O3 と表される暗緑色の無機化合物である。クロムの主要な酸化物の1つであり、オキサイド・オブ・クロミウムという顔料としても用いられる。天然には、まれな鉱物エスコライトとして産出する。
産出
製造
1838年、パリのパネティエとビネットは透明な水和酸化クロム顔料を開発し、製法を秘密として生産および販売をはじめた[4]。これはクロム鉄鉱 (Fe,Mg)Cr2O4 から得られる。クロム鉄鉱から酸化クロム(III)を製造するには、Na2Cr2O7を経由し、これを高温で硫黄によって還元する[5]。
また、硝酸クロムのようなクロム塩の分解、あるいは二クロム酸アンモニウムの加熱分解によっても得られる。
この反応は200 °C以下の低い発火温度をもち、火山噴火と題した実演によく用いられる[6]。
酸化クロム(III)は、テルミット反応に似た反応で金属クロムに還元することができる。酸化鉄テルミットと異なり、酸化クロムテルミットは火花、煙、音をほとんど出さず、非常に明るく発光する。しかし、クロムの非常に高い融点のため実用的ではない。
