原油の種類には、重さ(重質=ヘビー、中質、軽質=ライト)、硫黄含有量(低硫黄=スイート、高硫黄=サワー) などがある。
石油製品は、これらのさまざまな種類の原油を精製し常圧蒸留で精製・分離することで得られ、原油の温度変化によって、揮発しやすい原油中の成分のみが蒸発する[1]。
重質原油(ヘビー)は、比重が重い。厳密な定義では比重がAPI度26以上30未満である。ただし、この定義において、マーカー原油となっているドバイ原油、オマーン原油などは先物取引定義上中質原油(API度30以上34未満)であるが、硫黄成分やピッチをあまり含まない軽質原油(ライト)やスイート原油との比較として、便宜上重質油(ヘビー)とされるケースがある。
代表的な中東産原油は、比較的重質で高硫黄であり、肥料、合成ゴム原料、燃料やナフサなどをバランスよく生産することができるため、コストバランスに優れている[2]。
ベネズエラ産の原油は超重質油で、高粘度であり、通常のプラントでそのままでは処理できないため、希釈材や軽質原油とブレンドすることで販売される[3]。
また産業用途においては、軽質原油と混合するために使用される。